
写真はウチのお馬さんの心臓です!写真で見せられただけですがなんか感動。
エンジン下ろすときってアンダーカバーとリアのゲート&ハッチしか外さないんですね〜。
まぁ、こんな写真をプリントしたものを見せてもらいながら、今回の処置を説明されてきたわけですよ。
でも、今回の事象はまさにコレ!
↓
歯が痛くて虫歯を抜いたら、痛いのは違う歯だった。
でも、ちょっと違うなぁ、正確にはこうかな?
「
歯が痛んだので、医者に相談した所、痛んでいそうな歯に
見当を付け数本抜いてみたら、抜いた歯の一つには確かに
虫歯を発見!ところがドッコイ痛みは止まらず、痛かったのは
違う所だった!」
みたいな感じね。
あ!歯だと抜くと取り返し付かないからダメか。
抜歯しても元通りに直せると仮定して……ああ〜ややこしい、たとえが下手ですね、でも、そんな感じ…
ただ、ディーラーにとって最悪なことに、私は修理前・修理後ともに
「治ってなかったらどうするぅ〜?あの音の原因がタペットって本当?」なんて
悪魔のごとくつぶやいていたので、ディーラー側としては最悪の事態。
高飛車な相手の鼻を折る絶好の機会を得ること。
それは
ドSな私にとれば大好きなシチュエーション!ですね。
何せ入院期間も長く治療費も高いため、間違えが許されにくい状況になってきてますので尚更でございます。老舗ディーラーの
傲慢な体質改善なんて私ごとき貧乏人にはできませんが、貧乏人といえど特別扱いさせるべく奮闘してみたいと思っております。
で、とりあえず今回の手術の詳細をお知らせしておきますね〜!
皆さ〜ん!重要なので断っておきますが、
「抜いた歯には確かに虫歯はあった!」て事。たしかにタペットに不良は見つかったんです。
問題のタペットがコレ↓
上下の写真とも右が不良のタペット。左は正常なタペットです。
タペットは下の写真が上面。カムにたたかれる側から撮った写真です。カムにタペットが叩かれると、上の写真の中央のポッチが飛び出てきて、バルブを押す構造になっております。
何が違うのか?っていうと上の写真だと分かりやすいですね。タペットの中心のポッチは通常指で押したぐらいでは動かないんですが、不良が起こったタペットは油圧が抜けてしまっており、指でもヘコヘコ動いてしまう状態でございます。当然、バルブの開閉傷害を起こすので非常によろしくないということですね。今回の場合、インレット側のバルブですから吸気バルブの開閉のお仕事ですね。F430は4バルブですから、吸気側2個のうちの1個が壊れてたってことになります。
コレって、実は怖いことが見えてきます。
確かにコレが壊れると音がするらしいのですが、今回の私の症状は違う所からの可能性が高い。(もちろん、タペット音もしてたのかもしれませんよ)ということは、タペット1個ぐらい壊れていても音がしない場合があるってことですよね?ってことは、正常に見えるエンジンでもタペットが壊れている可能性があるってことですね〜。コレってイヤじゃないですか?まぁ、私はあまり詳しくないので、これ以上どうこう言えないですけど、こんな事もあるんだぁ〜程度に思っておくことも悪くないですね。
ちなみに、問題があったのは左バンクのインレット側3番のシリンダーに搭載されるウチの1個です。交換したのは8気筒分すべてですから32個のタペット。バリエーターもインレット、エキゾースト側ともに左右バンクを交換してるので計4個を交換。パーツ代金はブログの
【やっぱり、この扱いにヘソをまげたんけ?2015年5月29日】を見てくださいね。タペットは1個¥2,880-ですね。
(重ねて言いますが、私は担当
営業さんの善意でパーツ代金は一切負担してませんからね。)
今回のディーラーの判断はバリエーターの可能性もあるからバリエーターの交換もしてるわけですが、タペット1個の交換でもエンジンは下ろさないと行けないのでしょうかね?バリエーターまで交換するからエンジンを下ろしたのか、どうなんでしょうね。私は工賃全額(¥680,400-)負担しているのですが、
タペット1個の交換工賃が¥680,400-で良かったのか?って事。意外と
“原因を発見するための作業工賃”が大半を占めるのでしょうね。
そう!
コレが曲者ですね。“原因を発見するための作業工賃”
経験値が高いメカニックにかかるとコレの発生度合いが少ないんですよねぇ〜、だから、私の中で今回の件を通し私がお世話になっているディーラーの“原因を発見するための作業工賃”がどの程度かかっているのかを確かめることが重要だと思っています。
みん友さんに役に立てる情報を提供するとすれば、パーツ代金の金額差なんて、この際小さいと割り切るとして(コレはフェラーリ社の問題が大だから、どうしようもない気がする)、作業工賃は所場代もあるし地域格差もあるので、諸兄の判断に任せましょ!しかし!“原因を発見するための作業工賃”は作業する
会社の営業努力で増減する真の真心サービスの部分。
私はこの真心サービスが大きい会社には出来るだけ貢献したいと思っていますが、真心サービスの少ない会社には、払わなくて良いお金を払ってまでその会社のメカニックを育だててあげるつもりはありません。
ですから、今後の対応を通してそのあたりをハッキリさせながら詰めてまいりますよ〜。で、今回はこのへんで!
明日、ディーラーに車を再々入院させますので、新事実が分かったら報告します!
次のブログは
「私が中古フェラーリ買うときに、事前に知っておきたかった情報」をまとめて見ましょうかね。
今回の長期入院時に上記の作業以外にやった処置が、車を素晴らしく換えてくれたので、そんな話を交えてご報告したいと思います。では!
Posted at 2015/07/12 08:51:16 | |
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