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ひるね@赤BPEのブログ一覧

2011年09月14日 イイね!

「不信」の根っこを見ないと何も解決しない

事態は収束も見せていないのに、もう「喉元過ぎちゃった」人が大勢いる。。

放射性物質による影響が明らかになるのはまだまだこれからだと思ったほうが良いのに。

純粋な気持ちとして生産者を保護したい、助けたいと言うのは分かるけど、
だから疑いのあるものを黙って受け入れろ、と言うわけには行かない。
放射能は精神根性や「助け合い」では克服できない。だから深刻なのだ。


国の検査で基準値以下だから信用しろ。

できるなら信用したいよ。うちの田舎だって農業従事者だ。
先日当地で行われた検査では米からセシウムが出なくてとりあえずは安堵した。ただ、これで終わる問題ではないとはみんな感じている。。


検査を本当に信用できると心から思っている人が世間にどれくらい居るのか知らない。

コメを例に取る。
まず原発云々以前に銘柄・産地の偽装が当たり前の世界。
もうそこから来てるんだよ。
それは一部生産者に始まり、卸、販売業者に至る複雑な経路の中で巧妙になされている。
何が混ぜられているか売っている当事者さえ正確に分からない位に。

某県のホームセンターで、新潟など他県産の印字入りの米袋が普通に売られていると言う。
平時なら、好意に解釈すれば、単なる習慣、融通を利かしてるだけ、と思われるのかもしれない。
しかし今この状況下でそれを利用することが何を意味するのか。どう受け取られるのか。
少しでも想像力があれば分かるはずだ。

「信用」は、原発事故以前からとっくに崩壊していた。
それでもまだまだ売るほうが強い日本だから、買うほうは黙って買っていた。
銘柄産地の違いなんて命に関ることでもない。同じ日本人が作ったのだからと、多少のあざとささえ、受け入れられてきたのだ。

しかし今回の事故は、同じ日本人であるはずの政府、原発関係者、彼らに飼われる学者らがひたすらに嘘、隠蔽、責任回避を繰り返し、国の「元」に対する潜在的な不信を一気に露にさせてしまった。
それらに対する世間の反応は私が知る限り「意外」ではない。
「やっぱりな」が大半である。

食い物の恨みは深い。

放射能は目に見えない。ほとんどの場合は自分で計ることもできない。
自分で判断できない以上、他のものを頼るしかないのに、その相手に信がない。
やり場のない怒りは充満し、売る現場への風当たりは当然に強くなる。

だがそこで、売る側がクレーマーやらモンスターやらのレッテルを貼ることで片付けたらどうなるか。。
両者には深い溝だけがずっと残されるだろう。
被災生産地の救われ様はますます、なくなる。

どんな疑問、不安にも真摯に応えるほかはないと思う。
時に理不尽な事があっても、責めるべきは不安を抱く人々ではないはず。
ブログUPする人、そこへコメントする人を含め、戦う相手を間違えないことを切に望みます。
Posted at 2011/09/14 02:59:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 議論・意見・雑感 | 日記
2011年06月15日 イイね!

親子揃ってw

今度は息子か。
反原発の世論は「ヒステリー」なんだと・・。

ヒステリーどころか、皆さんこんな状況でよくも冷静に行動されてると思いますがね。デモの方々、投石でもしましたか??
この程度の反応でヒステリーだなんて、親子揃ってどんだけデリケートなオツムなんだか。

こんな素直な国民だったら政治なんて誰がやってもラクチン、国会議事堂も気象庁も東電本社も、どこの官舎も平穏なことでしょう。まったく、
ロクなエリートがいなくてもどうにか国がまわってるのは、紛れも無い民の忍耐力(と諦めw)あってのものですよ。何のかんの言ってもね。

だがどんなに我慢強くても、限度って物はある。
人間、最後は感情で動くもの。
たぶん5~10年後も国会で現役であろうあなたみたいのが、あんまりバチあたりなこと言ってっと、いつか脇腹に竹槍が通るよ。



・・・ああ、たまにはドライブや車弄りのネタも書きたいwww
Posted at 2011/06/15 14:41:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 議論・意見・雑感 | 日記
2011年05月27日 イイね!

火事場の責任論

火事場の責任論注水継続したこと自体は正しい判断としか思えないのですが、今朝の朝日一面の書き方は、「所長の独断」「報告なかった」点ばかり強調された記事で、吉田所長の処分を示唆し、「検証作業に影響が出る」という識者のコメントで結んでいます。

検証とは事後になされるべきことであり、燃え盛る炎を前にしてすることではありません。
まずありったけの水をかけて炎を小さくしないといけない時に、どんな順番にするか会議の結果を待てるはずもなく、まずは現場の消防士が判断するしかない事はあきらかです。

政治家は火事現場の判断に口を挟むのではなく、全体が効率よく動けるような後方体制を整えることに注力していればいいのです。
まして未だ進行中の事故対応の足を「更に」引っ張るようなマネだけは厳に慎んでもらいたいものです。


Posted at 2011/05/27 09:38:55 | コメント(4) | トラックバック(0) | 議論・意見・雑感 | 日記
2011年05月10日 イイね!

武田邦彦教授の投稿文

福島第一原発の事故に関して、中部大学の武田教授のホームページをほぼ毎日見ています。
時折出ている民放のワイドショーなどで見知っている方も多いでしょう。

国に補助金をもらう研究室にこもる学者としての分析にとどまらない、一市民としての視点を持ち、時には感情を露にして数々の提言、問いかけを行い、とても説得力にあふれています。故に、彼の提示する現状の酷さに暗澹としてしまったりもする訳ですが・・。

ちなみに8日はこんな投稿がなされており、やはりとても考えさせられてしまいました。
(引用はフリーと記されています)



【引用ここから】

原発論点6 「民主・自主・公開」と民主党政権







戦争の痛手から回復した日本が原子力を始める時、政府が国民に約束したことがある. 



それは、他の政策と異なり、原子力だけは「民主・自主・公開」という原子力3原則を守ると宣言したことだ。



わたしも長く原子力関係の仕事をしてきたが、自民党政権下で、この原則は比較的、良く守られてきた。



1) 原子力は民主的な手続きを経て行う、



2) 外国に影響されず日本は日本として原子力の平和利用を進める、



3) 常に公開し、国民の支持を得る、



というものだ。



ところが、民主党政権下で起こった福島原発では、



1) 小学生の児童に20ミリ以上(内部被曝を過小評価)をあびさせることが決まった経緯が、まったく民主的ではない、安全委員会もいい加減だったが、文科省大臣の強圧的態度は民主的というにはあまりにもかけ離れていた、



2) 浜岡原発を止めたのはアメリカの要請で、アメリカ軍横須賀基地を守るためだったと公に言われている、



3) どの重要な決定も密室で行われ、突然、発表された、



というおおよそ原子力3原則とは正反対のことばかりが行われている.



そして、逆に3原則を守ってやろうとすると、かえって強い圧力を受ける.絶望的なぐらい誠意を失った社会になった。



そして、民主党政権というのは、その名前とはまったく違い、首相も大臣も、幹事長も、さらには個別の議員まで「民主的」ということに対して強い反感を持っているように思える。



浜岡を突然止めて、他の原発は止めないと宣言する。君は日本の将軍なのか? 



・・・・・・



福島県の児童は20ミリでも健康に影響がないが、静岡県の人は1ミリでも危ないから浜岡を止めるという論理だ。



東海地震だけは来るけれど、日本には他の地方には地震が来ないという論理でもある。



福島原発の事故は、「原発が必要だから、原発は安全だ」とか、「想定外のことが起こったら大量の放射性物質が漏洩してもよい」などという「論理破綻」がもたらしたものだから、こんな矛盾した論理を続けていたら、事故を防ぐことは出来ない。



・・・・・・・・・



私は今からある原子力の会議にでる。



その会議は原子力関係だから、「公開でなければならない」という私の求めは一蹴されている.



私は2006年の地震指針を機に、原発推進派から原発批判派に変わらざるを得なくなった。そして、今回の福島原発の事故はその帰結であるから、それだけなら私は批判派に止まることが出来た。



でも、原子力3原則も守らない。これほど誠意のない、論理が破綻した政権では、すべての原発は止めなければ、また私たち大人が子供を被曝させることになる。



誠実であること、



透明性を保つこと、



万機公論に決すること、



大切なことは何時の世も変わることはない。



(平成23年5月9日 午前8時 執筆)  武田邦彦



                 【 ・・・・引用ここまで】



私自身は東京に住み、更に親類が静岡に住んでいます。
原発の脅威から逃れられる可能性、という一点を見れば、喜ばしいことのようにも思える停止要請ですが、実際にはこれだけ疑問や矛盾があるわけです(もっとも、本当に止まるかどうか、まだ事態は流動的ではありますが)。

見えてくるのはどうしようもなく深い、人の命の重さすらも駆け引きに利用して恥じない、日本を操っている原発・・いや経済産業界そのものの暗い闇と、人々の間に厳然と存在する地方格差、選民意識。。そしてけして奇麗事で片付かない、アメリカとの関わり。

我々がそれらを変えて行くのは、被災地の見かけ上の復興よりも、はるかに長く難しいことだけは、嫌でも毎日実感しています。
Posted at 2011/05/10 11:31:17 | コメント(1) | トラックバック(0) | 議論・意見・雑感 | 日記

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