そもそも、この弾丸無計画ツーリングといえる旅
それは阿蘇の絶景を自分のロードスターで、もちろんオープンで走りたかったから。
ただ、それだけの理由で始まりました。
その目的を達するのが、この3日目でした。
朝、目を覚ましてカーテンを開けてみると、雲は所々に出ていますが、
青空ベースの雲混じりといった天気。
絶好のオープン日和です!
ホテルを発つ前からテンション上がりっぱなし♪
まずは、阿蘇山を目指します。
阿蘇市内から阿蘇山へ入りました。
登って行くにつれて、放牧されている牛や馬が草をはむ姿がみられて、
雄大な山と緑のまぶしい草原がどこまでも広がる。
あぁ、この景色が見たかったんだと、あらためて感動。
本当にジワッときたのは内緒。
平日(月曜)で車がほとんどいないから、のんびりと時間をかけて登りました。
草千里が見下ろせるパーキングで、習志野ナンバー(千葉県)の
ライダーさんに出会いました。
バイクと車と違いはあれど、同県出身の同士!
話しかけてみると、九州に仕事で住んでいる方という事。
(このへんのくだり、道中の一言で書いてますね)
彼に、この辺のオススメスポットを聞いてみたところ、
知る人ぞ知る、湧き水スポットへ案内してくれるとのこと。
ライダーさんの後ろを付いていくことに。
あ、ちなみに、走り系のライダーさん。
まぁ、つまり、あれだ。うん。
初めてのコースだけど、がんばってダウンヒル(苦笑)
もともと走り志向の性格ではあるものの、初めてのコース、
長距離ツーリングセッティング、荷物満載と、ネガティブ条件そろっている上に、
引っ張ってもらう相手が半地元のライダーさん。
いやー、いろいろと楽しかった(笑)
阿蘇山を阿蘇登山道路から下り、今度はグリーンロード南阿蘇をヒルクライム
阿蘇路をこんな楽しいペースで走って良いんだろうか(汗)
その湧き水ポイントで一息入れて、その先のパーキングで雑談。
CB750に乗っていたライダーさんのお話では、阿蘇には凄腕のライダーが集まると。
そこまでは、まぁ走りの有名なスポットだから分かるなーと思っていたけど、
その後の一言『リアルキリンみたいなおっさんが出没するんだよ』と。
_, ._
(;゜ Д゜) …?!
え?漫画の世界じゃないの?それ。
(キリンというバイク漫画)
バイアスタイヤの旧車で鬼のように速いと。
まぁ、世の中広いって事ですね。
そのライダーさんと別れた後は、白川水源にたちより、
少し涼んだあと、宮崎県の高千穂峡へ向かいました。
あ、阿蘇から高千穂峡へ向かう道中、立派なループ橋がありました。
拡大するとヤフードライブでのマップでも確認できますよ。
高千穂峡は、評判通りのすばらしい景色でした。
切り立った渓谷に滝が落ち、緑の木々に囲まれた涼しいスポット。
時間の都合で乗りませんでしたが、今度ゆっくりきたときは、
手漕ぎボートに乗りたいなぁって思いました。
ちなみに、ブロンドの美女2人組に「ボートいくら?」って聞かれて、
「1500円だよ」って答えたら、「一人で?それとも二人で1500円?」って。
「二人で1500円でOKだよ」って教えてあげたら笑顔で「Thank you」って。
日本人って、きっと外国人に不思議と優しくなっちゃうよな~って思った。
駐車場から、ロードスターをオープンにして出すときに、
先ほどのブロンド美女2人組が手を振ってくれたので、なんか微笑ましい気持ちで
旅の続きに戻りました。
彼女たちが母国に帰ったときに、MX-5もしくはmiataに乗った日本人がいた。
そう思い出話の隅っこにでも登場できたら良いなぁって思いました。
高千穂峡を出て、再び阿蘇山へとんぼ返り。
そのまま外輪山の大観峰(昨日来た場所です)へ。
あらためて大観峰からの景色を堪能して、九州のロードスター乗りさん一押しの、
やまなみハイウェイをオープンで走り、湯布院を目指します。
やまなみハイウェイは外輪山の、なだらかな丘陵地帯の草原から、
くじゅう連山の山道、まっすぐなハイウェイのような道、
いろいろな表情を見せてくれて、オープンドライブが心から楽しめました。
緑まぶしい季節に(かなり暑かったけど)この阿蘇路を走れたこと。
一生の思い出になりました。
湯布院の街に入るか入らないかの場所で、無料宿泊案内所を見つけて、
飛び込んでみました。
素泊まりの安宿探しです。
残念ながら、その案内所では見つからなかったものの、ここからミラクルが。
この案内所、岩下コレクションというバイクおよび昭和のアイテムを展示する、
ミュージアムの敷地内にありました。
そのミュージアムの社長さんが、ロードスターと自分を見つけて、
声をかけてくださったんです。
ライダーハウスみたいな宿泊部屋があるから泊まっていくかい?と。
もちろん一つ返事でお願いしました。
本当に嬉しい言葉でした。
しかも、夜ご飯一緒に食べるかい?とまで声をかけていただいて、
社長さんと館長さん(深津絵里さんに雰囲気が似た方)と
ハッピーくん(ゴールデンレトリバー)の3人+1匹で夕食に。
いろいろなお話をして、楽しい食事でした。
旅に出ると、こういう予期せぬ素敵な出会いがある。
だから、旅が好きだ。
きっと、いつまでもこんな旅をし続けるんだろうな。自分。
いつものヤフードライブでのマップも、もちろん作成しましたよ~