アイドリング不安定→ベントバルブ交換(DIY)

1か月ほど前から、Pレンジでのアイドリング不安定(ハンチング)現象が発生するときが稀にありました。1500rpmと600rpmをいったりきたりしました。発生タイミングは不定期で、一度エンジンをOFFにし、再始動すると発生しなかったりして。
12か月点検でショップに訪問した際も、頻度が稀であったので、特に相談しなかった…

現象を呟くと、ミニのグループメンバーから、「ベントバルブ」が原因ではないかと意見をもらう。すでにその方たちは同じような現象になり、ベントバルブを交換したことで治ったようです。

しかしながら、そのミニ友さんと話をすると現象として少し違う部分があったりして、単純に「ベントバルブの故障」と考えられなかった。

私の場合の現象
・コールドスタート時の振動がすごい
・Pレンジでのみハンチングする
・エアコンをONにすると、ハンチングしない(アイドリング回転数がUPするから)

ミニ友さんは、エアコンON／OFFでの発生違いはなかったと…

そこから私は、いろいろ調べる日々を送った。
単純にショップに泣きついてもよかったが、こういうときは自分で調べて対策して、それでもどうにもならないときに泣きつきたいタイプなのである（笑）

そして調べて、アイドリングハンチングの考えられる原因は
・ベントバルブ(TEバルブ、キャニスターバルブ、パージバルブとも言う)故障
・高圧ポンプ故障
・O2センサー故障
・スロットルバルブ汚れ
・二次エアー吸い込み
あたりであることがわかった。他にもインジェクターとかいろいろあるんだろうけど…

二次エアー吸い込みは、すぐに点検できるのでエアクリ周りを確認したが、吸っている感じはなかった。
高圧ポンプ故障は、R型ミニであるあるのようだが、F型ではあまり聞かないし、なにより最重要現象としての、「セルの周りが悪い」がまったくあてはまらないので違うと思う…
O2センサーやスロットル系はプロにみてもらうほうがよいよなー…

なんて考えていたら
岐阜のイベントに行く2日前に、エンジンチェックランプが点灯してしまった。

仕方ないので岐阜遠征には終始エアコンONの状態で行き、ハンチングを発生させないように鬼が現れてもやさしく運転をした（笑）ハンチングがひどいとエンストする可能性もあるからです。

そして、道中でチェックランプが消えたが、後日、通勤中にまた点灯した。
こころなしか、どんどんフケないような気がしてきた。回転が上がらない。どんなに踏んでも2000prmくらいでミッションが勝手に入る。こんなもんだっけ？と違和感を感じる。

会社の輸入車オタクの同僚にちょっと相談し、簡易診断機を借りて、エラーチェックしました。

結果は、エラーコード：P0171 診断名：リーン異常 (燃料が薄い状態)

いろいろ調べていた時に見つけたとあるショップさんのブログとエラー内容と現象が似た感じだったので、やはりベントバルブ濃厚説にかけてみることに。
交換も安易そうだったのでネットで部品を調達して、翌日には届きました。

参考のブログはこちらです。
https://ameblo.jp/car-freak/entry-12697647882.html

と前置きが長くなりましたが、購入したベントバルブです。
純正ではなく、BOSCH製です。

ですが、純正もBOSCH製です。

そして、これの価格は純正の半分以下です。たぶん…ｗ

購入品をリンク貼っておきます。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/s-hokusyo/WP-B1647.html

いよいよ交換です。
ベントバルブはエンジンカバーを外すとすぐに見えます。赤丸の部分です。
そして、アクセスもしやすいので、作業も楽です。
左右からの配管とコネクタが差さっています。

ベントバルブ自体はステーにゴムで刺さっているので(赤丸の部分)、上方向にずらせば外すことができます。先にこれをやったほうが、少しフリーになるので以降の作業が楽かもです。

社外エアクリに変えたことある人なら、このステーにゴムで刺さっている。のイメージがわきやすいと思います。同じなので。

向かって左側の配管を抜くには、黄色矢印のところがボタンになっているので押しながら引き抜きます。

コネクタを抜くには少々コツがいりますが、慎重によく観察しながらやれば大丈夫かと。

グレーのピンのロックを解除しながらグレーのピンを少し引き抜き、グレーのピンをつまんで抜く方向に引っ張れば抜けます。
精密マイナスドライバーがあったほうが、グレーのピンのロックを解除するの楽だと思います。

右の配管は、画像の土星の輪っかみたいなやつの黄色矢印部分(ギザギザになってる部分)をつまんで、楕円にすることで赤丸部分のロックが外れて、外れる機構になっています。

注意点はつまむときに力を入れすぎると、割れてしまう恐れがありそうです。割れてしまうとロック機構が死にますよ…

無事に外れました♪

外した純正（上）と
購入したBOSCH品（下）の
比較です。
見た目はなんら変わりませんｗ

純正もBOSCHの印字があるのでBOSCH製です。
型番？0 280 142 525
2014年6月ロットかな？

交換したやつー
型番？0 280 142 524
2021年11月ロットかな？

価格は純正の半分以下？

新しいベントバルブに、配管とコネクタを「カチッ」と言うまで差し込み
抜け、ゆるみなどがなければ、完了です！
チェックランプが点いてる場合は消しましょう。
私は、昨晩また自然と消えました(ラッキー♪)

交換後、エンジン始動と試運転したら
アイドリング問題は見事に改善しました。ベントバルブの故障で間違いなかったようです。
びっくりしたのはタコメーターの動きが機敏になり、加速が良くなったこと。
いや今までが不調だったから、これがSTDなんでしょうね。きっとｗ

ただ、まだ安心はできませんからしばらくは様子みます。

ベントバルブ交換自体の情報がなかったのでアップしました。
DIＹで交換の際は、自己責任のもとでお願いいたします。
交換における不具合発生に関しての責任は私はとりません。

今回コツも分かったので
仲良くさせてもらっているミニ友さんでしたら、作業時やお会いしたときにお手伝い、アドバイス等させていただきますので遠慮なくどうぞ！