こんばんは~
久々のHEVYなひらっち工房作業の後で、ひざと腰が悲鳴をあげている ひらっち です( ̄▽ ̄;)
さてさて、Blogのタイトルにもあります『三種の神器』。。。
元々は、鏡・玉・剣で宝物のことです。
ここでひらっちが申したいのは、そう車のパーツなどでの三種の神器です。
もちろん、皆さんカスタムの求める物が違えば、価値観もそれぞれでしょうから
コレ!と言った決まりもないでしょう。
以前、お友達とそんな話をしていたものですから、今回の作業を通して思い出しました
最初の神器は
「タイヤホイール・マフラー・ダウンサス」
グレードUPして
「キャリパー・車高調・RECARO」
そして一部の県の人で
「屋根(サンルーフ)・コーナーポール・シートカバー!」 って方もいらっしゃいますが(* ´艸`)クスクス
そんな話をしておりました(笑)
あいにく、わたくしひらっちは、グレードUPプランで揃ったためしがありませんが(;^_^A
そんな中で一番手が出なかったキャリパー ( ^ω^)・・・
この度、せんせーからご厚意でお譲り頂き、初めて愛車に導入することが出来ました(間違いなく最初で最後だと思います―笑)。
せっかくお譲り頂いた高価なブレーキキットですので、本来ならちゃんとノウハウのあるショップ等で取り付けるのが正しいのでしょうが、工賃が払えません(笑)
ってことで何としても自力で何とかします(`・ω・´)ゞ!!
自らの整備記録も兼ねて、Blogに記しておこうと思います。
朝までの雨も上がって天気予報は晴れでしたので、エア抜きする頃は確実に湿度も下がると見込んで作業開始です。
先ずはバックプレートの加工で時間が必要になるリアから開始。
サイドブレーキを解除してリジットラックに預け、純正キャリパーを外します。

ボルトが硬いので、ラチェットハンドルの柄にパイプを延長して楽々♪
リアはローター半分に掛かるこのバックプレートが大径のローター導入の妨げとなります。

このバックプレートの折り返し部分を一周カットすればそのまま楽に付きますし、一般的な方法のようです。
ですが、カットすると一枚の板になりますのでビビリやブレの原因になるようですので、ひらっち工房では極力曲げ加工で行きたいと思います。
若干上側を腕力で曲げ始めておりますが、キャリパーはホースの固定までの取り外しでホースはつながったままサスアームの上に載せておきます。
純正ローターの内面を基準に、基準より内側に曲げるとかわせる計算になりますので鉄板に挟んでどんどん曲げて行きます。

ここまでくると楽勝でかわせます。
バックプレートの曲げ加工がある程度終わったら、純正ローターを外します。
固着しているのでM8のボルトをねじ込んでいくと外れます。

作業性が良いかと長めのボルトを準備しましたが、反対側の固着がきつくて反対側を施工中に曲がってしまいした(・_・;)
外した純正ローターとD2の356mmBigローターです。この差にびっくりですね(笑)
D2のローターを取り付けて、2箇所だけナットを締め付けます。ねじ込みを少なくするために、大きめのナットを通してスペーサー代りにしています。

ここでローターを回してバックプレートの干渉、サイドブレーキの引きずりを確認します。
今回、ローターを回してみると所々サイドブレーキの引きずりがありました。ローターの内側にもそのような摩擦跡がありましたのでアジャスターで調整実施。

下を奥に回すと径が縮みます。調整、確認を繰り返し、結局7ノッチ締めこみました。
調整が済んだらローターを外してキャリパーを仮合わせします。干渉する部分にマーキングしてサンダーで加工する養生をします。

サンダーで干渉部分を削って、ヤスリとサンドペーパーでバリを処置します。
仮合わせして干渉確認します。○部分が削った部分です。
キャリパーを外し、バックプレートをパーツクリーナーで掃除、塗装の養生をして缶スプレーで塗装します。
最終的なバックプレートの逃がしです。
取付け準備が出来ましたのでブレーキパッドを掃除してディスクパットグリースを塗ります。
ディスクローターとキャリパーまで取付け完了です。
ここからはブレーキホースのつなぎ替えです。
純正キャリパーは邪魔になるので後ろ側に吊るしておきます。
ブレーキホースの固定クリップを外します。

本来なら先にフレアナットを弛めておくべきでしたが先に外してしまいました( ̄▽ ̄;)
後で弛めようとしても回ってしまって弛めにくくなります。
クリップを外してホースを下にずらしておきます。
ブレーキフルード漏れ防止にペーパータオルで養生してフレアナットを外します。

ホースをD2のものとつなぎ変えて、D2付属のクリップで固定、パーツクリーナーで掃除してつなぎ替え終了です。
最後に取付けボルトをトルクレンチで締め付けて取替は完了です。
反対側も手順は同じですが、こちらはディスクの固着がひどく、M8のボルトが曲がってしまいました。
短めの物に変えてもまた曲がってしまい。。。(-_-;)
最初からハイテンションのキャップボルトを使えば良かったです。
さすがに2個目はサクッと半分の時間で終了♪
この後は息子にブレーキを踏ませて、エア抜きを実施。
3回ペダル踏み込み→保持→ブリーダプラグ閉→ブレーキフルード補充を対向ピストン1か所につき2セット(1キャリパーにつき4セット)実施。
タイヤを取付け、リジットラックをはずしてジャッキダウン、ブレーキ動作チェック、漏れチェック実施してリアは終了。
リアだけでもかなり効きます(笑)
フロントをジャッキアップして、フロントの取替に掛かります。
フロントのバックプレートはリアのような折り返しはありませんが、リアに比べて元々クリアランスが少ないので大掛かりな加工、塗装は必要ありませんが、いかにクリアランスを確保するかで工夫が必要です。
リアと同じように純正ローターを取り外します。
D2のローターと比較して。。。またもやびっくりで(笑)
D2のローターを仮付けして回してみると、がっつり干渉。。。( ̄▽ ̄;)
(後に反対側の時に確認してわかりましたが、純正ローターでも擦った跡がありました。)

逆に言うとこの三か所を何とかすると取付け可能です。
上下は手で押すだけでOK。前のステアリングロッドのところは一番クリアランスが厳しく、奥に押しながら根元をゴムハンマーで打撃して根元から少しでも折りに行きます。

ローターとのクリアランスは2mmほどしかありませんが、できれば切り欠くことなくゴムブッシュの保護をしたかったのでこのまま使ってみます。だめなら後日再加工します。
フロントはサンダーを使うことなく終了しました。
エア抜きは作業者でしたので写真はありませんが、リアと同様に実施して完了です。
今回、自動補給ボトルではありませんでしたが、回数を守って補給してやれば、このボトルでもバッチリ作業出来ました。フルードの飛び散りも無く、そのままマスターシリンダーのところに置けますし、補給するときはコックをひねるだけ。高価な専用品でなくても数百円で十分です(笑)。
試運転を完了して、片付けに入ったのは暗くなってから。。。
ニヤニヤしながら愛車を見つつ、なかなか進みません。
のどが渇いたとペットボトルのコーヒーをたっぷり口に含みました。。。
ニガッ!( ̄□ ̄;)ギョッ
暗闇でボトルを間違えてしまいました!!
ちょ~ うがいしまくりです!o(T◇T)o
『人体に害があります』って記載がありました(笑)
最後になりましたが、
もう二度とないであろう、このような高嶺の花であるブレーキキットを譲って下さったせんせーに感謝しかありません。
あ○o。.り○o。.が○o。.と○o。.う○o。.( ̄▽ ̄=)v-~~ せんせー & arba号