70年代の自動車広告、昨日はハコスカだったので、
その流れで本日はケンメリ(C110型)ということで。
エンジンがどうした、足回りがこうした、という
いわゆるメカっぽい説明は一切なく、あくまでも
「ケンとメリーのスカイラン」の世界観を大切にした、
イメージ広告に徹していたのが伺えます。
何と言っても、「クルマ」と「ふたりのモデル」の
大きさのバランスがこれですもん。
本文のラストの行には、
「ケンがあなたなら、メリーはどなた?」っていうくだりが
あります。
「嫁はんですけど、何か?」
ふたつめは、ポスターのプレゼント告知広告。
篠山紀信、立木義浩、横須賀功光という当時の人気カメラマンが、
三人三様にケンとメリーを撮影。その写真をポスターにしたものを
3枚セットでお送りします、というもの。
ちなみに、300円分の切手同封でもれなくもらえたみたいです。
最後は、マナー啓発広告です。
『「ゴミは持ち帰りましょう」をスローガンに、日産プリンスでは
ダストボックスを用意しています。お近くのショールームで
お受け取りください』的な内容。
当時から若い人を中心に、知名度の高かった「ケンとメリー」という
キャラクターに絡めて、「環境問題に真摯に取り組む」という
企業姿勢をうまく宣伝しています。
よく見たら、白いヨンメリがポツンと停まってて、その後方に
砂漠でさまよっているかのようなケンとメリーが歩いていますが、
どうやらゴミ拾いはしてないみたいです(笑)
ケンメリのことを色々書いてたら、以前、北海道に遊びに行った時、
バスガイドが、美瑛町で一番有名なのは「ケンとメリーの木」だと
説明してくれたことを思い出しました。
当時のテレビCMのロケに使われたポプラの木らしいですね♪
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Posted at
2014/05/28 12:19:19