ヘッドランプ片目ハイビーム
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
辺りが薄暗くなってきたので、ヘッドランプを早め点灯。灯体がにゅるっと出てきて…おや?P席側だけハイビームやん。
一旦格納。再点灯。変わらず。先行車迷惑。すまんす~。
さぁ何が起きているんだ考えてみよう。れっつとらぶるしゅーてぃんぐ~
…というか、情報が少なすぎ。
コンビニに前向き駐車し、買ってきたちぎりパンをかじりつつ壁面で状況確認。
・LOから一旦HIにし、LOに戻すと復旧。以降切り替えにきちんと追随。
・パッシング操作は正常に機能。
・HIからの点灯も問題なし。
・上記操作をランプ格納状態から試しても同等。
てことは、多分走行中にシェードがハイビーム側に動いちゃったんだ。操作してないのに。
つーことで、バーナーチェックです。
ちゃちゃっとガワを外してと。
2
バーナー摘出。ここまで5分。手慣れたもんです。
PIAAのH4バーナーは、HI/LO切り替えに際しシェードがスライドするようになっており、いずれもソレノイドで行っている。状態保持はマグネットの模様。
FDのヘッドランプは、点灯時こそバーナーは前を向いているものの、消灯格納時は常に(ほぼ)下向き。
ランプ格納(つまりバーナー下向き)状態で走行し、ガタゴトと振動して、HI/LO切り替えのシェードがスライドしちゃった(LO→HI)と推測。
うーむ。これは商品の故障や瑕疵というよりも、いわゆる「仕様上の限界」かもしれません。元々バーナーが縦の状態で激しく揺さぶられるなんて想定ないだろうし。
HI/LO切り替えの方法はさまざまあり、安価なモデルではバネでLO側を保持し、HI時のみソレノイドで引き込む、なんて仕掛けもあるようで、これならばいくら振動してもHIにはならず、用途に合うのかも。
当座の対策としては、点灯に先立ってパッシング操作を行い、バーナーにLO→HI→LOの動作をさせ、ランプが引っ込む前に改めて点灯操作。
ランプ格納状態ならば、ランプレバーをちょいと引いてパッシングしても、にゅるっと出てくる間に消灯しちゃうので、周囲にあらぬ誤解を受けることもなし。
一旦点灯したら、リトラクトSWで格納しないようにしてしまえば再びおっこちることもなし。
機能性を上げ、利便性を下げた感のある現況でございます。とほほぃ。
3
これがロービームの状態。シェードが閉じています。青いのはコンデジが撮影している写っています。
4
ハイビーム。こんな僅かなスリットから、リフレクターの下方向へ光が出ていくのです。
このシェード。LO/HI共マグネットでぴたっと張り付くようになっている。作動はソレノイドで一瞬。しかも、スプリングがついていて、LO側へ引っ張るようになっている。結構上等な機構、というかおカネかかってます。
けど、カッターの刃先で動かしてやると、さくっと動く。つまり、外的要因でもシェードは動く可能性がある、ということ。但し、バーナーが下を向いている場合、シェードは下から上へ「開く」ことになります。
5
FDは格納式ランプで、先述の通りバーナーは先端が下を向いている。この状態で激しく振動、というかドンッと突き上げがあると、シェードが動いてしまう可能性は十分にあり得る。
外したバーナーを、先端を下に向けて手に持ち、持った手の甲を反対側の手ガンガンッと何度か叩いて衝撃を与えてやると、シェードが下から上に動いちゃった。
古くて固いタイヤを履き、12キロのバネを巻いているので、こういうことが起こっても当然かも。
P席側ランプは、D席側に比べて回転軸のガタが若干あり、結構プルプルしているのも一因か。なぜなら、D側は一切現象が起こらない。
とりあえず左右のバーナーを入れ替えて、主因がバーナー側か車体側かを切り分ける手がかりを増やしましょう。これで現象が出なくなれば御の字だし。
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