
大型SUV(全長4.7m以上)のリセールバリューを年式毎にまとめました。SUVの定義はgoo-netでSUVと定義されている車種としています。
調査は2月中旬時点でのオークション平均価格です。
オークション落札価格は株価みたいなもんなので、株価用グラフで描写しました。
出来高→台数
高値→最高値落札価格
安値→最安値落札価格
終値→平均価格
調査対象は
ランドクルーザープラド
ランドクルーザー200
ハリアー
ハリアーHV
レクサスLX
レクサスRX
CX-8
アウトバック
パジェロ(ロング)
グラフのタイトル下は新車価格です。
年式の下にはリセールをパーセンテージで表示しています。
リセールの出し方は、全グレードの平均としており、本来はグレード毎に価格が異なるため、車種の最も安いグレードと高いグレードの価格を足して2で割ったものを分母にし、落札平均値を分子としたものになります。
!注意!
お持ちの車種(特に新車購入した方)のリセールバリューを見るとショックを受けるかもしれません。
知りたくない方はこれ以上のスクロールはお控えください。
心の準備はいいですか?
では、いってみましょう。

安定のプラドですね。
10年たっても40%近いリセール、すごいと思います。
前型は調べていませんが、それも高いリセールな気がします。
7年規制かな?2012年以前に少し大きい値落ちがあります。
転売して儲かるわけではなさそうですが、長く乗った場合に恩恵大きいですね。
続いて、プラドの兄貴、ランドクルーザー200

2018年式!ついに出た、100%越え!
値引きあるのか知りませんが、一年寝かせて6万円(プラス消費税8%)くらい儲かるようです。諸経費相当を値引きしてもらえれば、かなりの利益です。
これならローン金利より利益のほうが高いんじゃないでしょうかね?
その後も初回車検まではくそ高いリセールです。(多分、限定のG-フロンティアが高い)
とはいえ、もうランクルは10年選手です。フルモデルチェンジが近いことから今から一年後というのはリスクが高すぎます。
600万円のギャンブルしたければどうぞ。
(自分なら株か為替でやりますが)
続いて、シティー派SUVの先駆者、ハリアーとハリアーHV

値落ち少ないですね。ガソリンは特に少ない。
最初に100万円くらいドカンと落ちますが、以降は横ばいといってもいいリセール。
新古で買って5年規制に間に合うように売ると、60万円程度の損失に押さえられます。一時期は一年規制フィーバー(プレミアムアドバンス)もあったようですが、今はなく、新古で買って5年目からは海外で頑張ってもらう、そんな車のようです。
続いて、レクサスLX

輸入コンパクトSUVのように、2015年式に値上がりします。レクサスには限定などもなかったはずですが、なんなんですかね、これ。
1000万円クラスの車なので、数十万円の差が出ます。
ただし2017年式になると、ランクル200の新車と並ぶ金額でLXが買えるわけで、新車で買うのは、ほんと涙目です。
続いて、レクサスRX

ハリアーと同じようなリセールですね。
ハリアーよりも高めで推移していますが。新車価格は倍近いのでリセールよくても損失額は、大きいですね。新古で買うといいかもしれませんが、レクサスはオークション通すと認定中古車から外れる気がします。
詳しいことは知らないのですが、それでもよければ、ハリアーのように、新古車から乗り始めるのが良さそうです。
続いて、マツダCX-8

まだ新しいので台数少な目ですが、かなりの高リセールですね。そのままリセールを維持し、新マツダ地獄に落ちなければいいのですが。。。
続いて、スバル アウトバック

最初にドカン、あとはずるずる。
そんな相場です。
毎年落ちる率はほぼ一定なので、経年劣化で価値が落ちていくタイプのようですね。
続いて、三菱パジェロ(ロング)

かつてはパジェロかタワシか、なんて言われていましたが、最近は色々あって売れてないようです。
2018年式が存在しません。
2016年式、2017年式も一台しかありません。
13年もモデルチェンジなく頑張っていますね。底値も高く、13年経過しても安くても20万円くらいにはなりそうです。(高いのは100万円くらい)
下取りで「0円です」なんていう営業がいたらすぐに買取店でオークション相場を確認してもらって金額出してもらいましょう。
最後はおまけ、スバル エクシーガ

こちらは絶版ですが、リセールが良いといういう情報がありましたので、調べてみました。
2015年で、エクシーガからエクシーガ クロスオーバー7という名前にモデルチェンジしたわけですが、型式が変わらなかったので、まとめて調べてみました。
すると、意外なことがわかってきました。
2015年を境に100万円ほど一気に価格が落ちています。
これがモデルチェンジ降下と言うものですね。(モデルチェンジによって価格が下落するため、効果ではなく、降下としています)
モデルチェンジの怖いところが如実になっています。
いかがでしたでしょうか?
車種ごとに特徴があるグラフになっていたかと思います。
また、息の長いモデル(しかも高リセールを維持している)が多いことがわかります。
また、興味深いデータとして、型式が変わらないモデルチェンジの影響がわかりました。
モデルチェンジが公式発表されてから売却を決めたのでは価格は下落している可能性が高いです。
同じモデルチェンジ後の車に乗り換えたいというのはわかりますが、そのときの売却時の損失を、甘んじて受けることができるでしょうか?
自分なら、100万も落ちるなら乗り換えやめて乗り潰します。
次回、ミニバンの新古車リセールをやります。
このブログが、少しでも皆さんの参考になればと思います。
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Posted at
2019/03/12 16:41:19