ファイナルギア オイル漏れ

長時間走行後、ホイールにオイルが滴れることがあり、辿っていくとファイナルギアケースからでした。

パーツリストとパーツの販売サイト、整備マニュアルを見つけたので、自分で治してみることにしました。

まず、ホイールを外しました。マフラー、アブソーバー、タンデムバーなどを外して、アクスルシャフトを外せば、ホイールが外れます。
オイルがハブ周辺に飛び散っていました。
銀色の部分のボルトを外すと、ギアケースとギアが分かれます。液体ガスケットで付いているので、ケースを傷つけないようにコジって割りました。

オイルシールは2箇所あります。
外側シールは漏れていませんでしたが、せっかくなので交換しました。

しかし、このシールどうやって外すの？！

シールを外すには、ベアリングレースも外す必要があります。
奥から叩いて抜ける感じでもないので、しばらく途方に暮れました。

ネットで外側レースの外し方を調べてみました。
似たような作業である"ハンドルのステムベアリングの交換"と同じ要領でやってみました。

ストレートに行って、ステムベアリングレース抜きという工具を買ってきました。
画像のように、外に広がる円柱形の工具です。

セットしたら、反対から棒とハンマーでひたすら叩きます。結構時間かかってなんとか抜けました。

抜けたら新しいシールを打ち込みます。
抜く前に、どの位の位置にあったかをノギスで測っておきました。打ち込むときは、シールが斜めに入っていないかをノギスで測りながら打ち込みました。
こういうので失敗したことあるので慎重に😅

内側シールはアルミのプレートとギアの間にあります。
またまたベアリングレースを抜かなければ作業ができません。スペーサーにプーラーを掛けて
抜きました。
大きなギアを固定している六角ボルトも外します。万力がないと緩めれない！と思いましたが、ホイールのハブの上に置いてやれば緩めることができます。

ギアが外れたら、アルミプレートの所にシールがあります。
シールが大きいので、木の板を当ててハンマーで打ち込みました。

あとは元通りに組んでいくだけです。
ケースの当たり面は、薄っぺらい紙ガスケットが2枚使われているのですが、なんだか頼りないので液体ガスケットを上から塗りました。

作業が終わり、試運転ということで100キロほど走ったのですが、なんとまた漏れてしまいました。。。(泣)



追記 : ネットで拾った整備マニュアルを見ると「ギアオイル 」と「ミッションオイル」があり、デフはギアオイルだろうと思って80w-90を入れたのですが これが間違いで、後日また漏れてしまいました。

逆だと気づいてスノコの鉱物油140番を入れたところ、漏れはなくなりました。




走行距離 17482km