2007年10月14日
今週ニュースを見ていると『建築廃材原料のバイオ燃料 大阪で販売開始』なるニュースを放映していました。最近ニュースを見ていると、この手のモノがヤタラと目に付きます。と言うか、一種の『ブーム』と言うか『流行』のようにも感じます。
植物(建設廃材の木材も植物)を原料に作った燃料を使えば、その分化石燃料由来のCO2を減らせることは分りますが、現時点なら僕は『バイオ燃料』でなく『ガゾリン』を選びます。地球を愛するエコロジストの方には叱られそうですが、下記のような心配から安易に『バイオ燃料』に飛びつけません。
・自動車に悪影響(部品の腐食など)は無いのか.
以前アルコール燃料が注目された時に『燃料ラインが腐食して燃料漏れや火災の恐れが有る』と報道されました。危険なのは論外。自動車の修理に手間がかかるのも論外。交換する部品を製造するのに、節約した分以上の石油を使ったら本末転倒です。
・排気ガス(排気物)などに悪影響は無いのか.
CO2を減らしても有毒廃棄物を撒いて走ったら論外です。
・同じ量の燃料で,同じ距離を走ることができるのか.同じ出力が出るのか.
地球に優しいのは良いですが、同じ走行距離を走るのに使う燃料が増えては意味がありません。
素人が考えただけでもこれだけの疑問があります。あちこちの地区で『バイオ燃料』の供給が始まっていますが、自動車メーカやバイオ燃料メーカ,監督官庁が一体となって上記の疑問を確認して消費者に説明,広報しない限り、『バイオ燃料』も本当に一種の『ブーム』と言うか『流行』で終わってしまうと思うのですが・・・。監督官庁間の縄張り争いとか有るのかなぁ。
これらの疑問が解決された時、僕は安心して『バイオ燃料』を使うつもりです。
Posted at 2007/10/15 00:21:40 | |
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