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イイね!
2017年07月17日

大雪渓から白馬岳へvol2

大雪渓から白馬岳へvol2 こんばんは~

前回のブログ 大雪渓~白馬岳へvol1 の続きです。

当日の1700mという激登りにより、足はギリギリ攣ることはなかったのですが、足の筋肉という筋肉がアミノバイタルをいくら飲んでも回復しない筋肉痛となっておりましたので、夜は早々に眠りに着きました。

夕方から稜線での風が強まっていましたが、夜中も時折強い風がテントを揺らしていました。


早朝4:00起床、テントの外に顔を出すとガスは出ていないので何とか朝の撮影ができそうな感じです♪

1.持ってきた衣服を全て着込み、外に出ます。



2.風が少し吹いており、先週の唐松岳登山の時よりかなり寒かったです。
今回いつも使わない、インナーダウンを置いて行ったのが間違いでしたorz
持ってきていた着替えやカッパ等を全部着込んでも、風が強いので体感温度が低いのです。
(風速1m上がることに1度体感温度が下がるといわれています。)
やはり、夏とはいえ、3000m級のアルプスの気候をなめてはいけません。





さて最新の天気予報を見ながら、当日の行き先を吟味します。
この日の予報は、「朝のうちは晴れるが、午前中の天気は急激に下り坂、午後には白馬三山以北の山では大荒れとなるところも...」となっておりました。となると、一日中行動することは危険、動けるのは午前中のみと考えた方が良さそうです。



杓子岳~白馬鑓ヶ岳~白馬鑓温泉のルートは白馬三山縦走というチャレンジしがいのあるコースだが、アップダウンが激しくテント泊装備での行程は筋肉痛の足には厳しそう。そして依然として残雪が多く毎年事故が絶えない白馬鑓温泉へのツルツルの岩場や鎖場も心配だし、未だ残雪が多く道迷いが発生しやすいとのことなので今回はこのコースは断念。
行くならば、テントはそのままにし軽装で2山のピークを踏んで往復し(4時間)白馬岳テント場で連泊するか?....


3.杓子岳~白馬鑓ヶ岳



それか、白馬岳のピークを踏み、小蓮華ー白馬大池ー栂池へと縦走する場合、早朝に出発して一気に縦走しながら下らないとかなり距離はあるし、稜線上は雷雨になった場合、逃げ場は無い.....
4.朝日岳と白馬岳(朝一のお天気は少し雲が多めの天気です。)




5.日の出時刻です。空が少しだけ赤く染まりましたが




6.雲が高く、量も多い



7.結局、この日は雲の上が薄っすら明るくなるだけでご来光とはならず




8.



9.ウルップ草のお花畑と杓子岳と白馬鑓ヶ岳




そして、日の出時刻を過ぎ5:00を回ると続々と白馬三山縦走コースへ向かう方々の姿を見かけるようになります。さてどうしたものか....
山行計画では、スタートは6時半の予定ですし昨日は白馬岳のピークを踏んでいないのでガスがいつかかるかも分からない天気なので、朝食前にもう一汗かくことにします。



10.白馬岳への道
巨大な白馬岳山荘(日本最大規模の山荘(800人収容))



11.白馬岳山荘から白馬岳頂上宿舎とテント場を望む
この時間帯から、続々と栂池方面に向け縦走をスタートする登山者が大勢!




12.そして 百名山 白馬岳の頂上へ(10年ぶりです)
なんとか、ガスる前に登頂できました。




13.昨日上がってきた大雪渓ルート!
(画面中央付近の雲の下あたりが猿倉)




14.改めてみると凄い距離と落差だな~.....



15.白馬岳の頂上の足元...(長野県側は崩落を繰り返し切れ落ちています)





16.小蓮華岳~白馬大池~栂池の縦走コース
(結構距離があるんですよ~ 中央右側に栂池自然園が見えます)



一応山頂で記念撮影を......そういえば、誰かにもう少しブログ受けするようなポーズをと言われていたような.....


17.エーイ!白馬岳登頂記念だー!
(他の登山者に撮ってもらいました....恥じらいってもんがw)

(風が強いので帽子も飛ばされ気味ですw)



さあ、テント場に戻って朝食をササっとすましテントを撤収です。
予定通り6時半に出発します。



最終的に、私の出した2日目の向かう先は・・・・

・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・


・・・・・


・・・


撤退!
(せっかく苦労して、稜線まで出たのに縦走しないなんて勿体ないですが、山での天候の急変は恐ろしいですから)


18.案の定、テント場を出るころには山頂はガスの中へ




19.濃いガスの中、苦労して登った道を下ります。
この写真を最後に雨が降り出し、カメラはザックの中へ




20.雨脚が強まり、縦走へ向かった方々が心配になります。

iphone撮影


21.小雪渓のトラバースから下を見下ろす。雨が降りステップが融けかけ爪が効きにくくとても怖かったです。
(一昨日の滑落事故では高齢者が亡くなったようです......)

iphone撮影


22.岩室跡まで下ってきました。(私同じ判断をした下山組が多いようです)
(下りも結構な運動量ですから、大汗をかき雨も降り、いくらゴアテックスとはいえ蒸れてカッパの中はビショ濡れです。)

iphone撮影


23.この雨の中でも、登ってくる方が多いです。
(カッパ着て不快でしょうね~......私には無理!)

iphone撮影


24.クレバス(上部)

iphone撮影


25.クレバス(下部)

iphone撮影


25.大雪渓の登りもつらいが、下りも足にくるわ~(汗)
(ただでさえ、びしょ濡れなのに雨が毛細管現象で更に中に浸透するは雪渓を吹き下りる風に冷やされ寒いはで、ドライレイヤー着ていなければ低体温になりそうです。)

iphone撮影


26.やっとのことで白馬尻小屋に到着!(ここまで標準タイム通り約3時間)
もうこれだけの激下りは初めてで、足がもうパンパンです(汗)
この頃には雨もドシャ降りになってしまいました。




雨脚は弱まりそうもないので、意を決し雨の中へ飛び出しました。
大雪渓の下りでの疲労で牛歩状態でしたが、何とか猿倉駐車場まで無事に戻ることができ今回の山行を終えることができました。



今回の山行を終えて、色々と貴重な体験ができました。

・大雪渓~白馬岳の標高差1700mという激登りを20㎏超装備で登れたことは今後の自信になりました。

・せっかく登った3000m級の稜線、縦走の誘惑に負けず、撤退という決断ができたこと。(もし縦走していれば、稜線上でガスに巻かれ雨に降られ、更には強風で体感温度が下がり、とても危険な縦走となっていたでしょう。

・雨は避けようがないが、今回のような激しい雨ではゴアテックスといえども完ぺきではないということ、またザックの中も結構水が浸入しカメラも危険な状態(結露一歩手前)になることが体験できた。

・登りに加え、標高差1700mを一気に激下ったことは初体験でしたが、ヘロヘロになりながらも、何とか持ちこたえることができました。
(下りは登りとは違う筋肉を酷使するが、日ごろのトレーニングでは鍛えらえない筋肉のようなので、経験を積むしかないらしい)


私の場合、アルプスの麓に住んでいますからいつでも天候の良い時に山へ行くことができます。かといって、いくら好天を狙って行っても山の天気は変わりやすく何が起こるか分かりません。
(遠くから来られる方々は、せっかく来たからという思いが強いので無理をしがちですから事故が起こることもあると思いますし、より慎重に行動してほしいものです)
これからも臨機応変にリスク管理し無理のない山行を楽しんでいけるようになりたいと思いますし、もっともっと経験値を上げ、いずれは長ーい縦走を楽しめる体力・筋力を身に着けていきたいものです。



今回は縦走予定のところ、白馬岳ピストンとなってしまいました。
(縦走を期待していた方、すみません)



自分へのお土産♪ ↓


以上最後までご覧いただきありがとうございました。



さて、次は...三週連続は多分無いw


撮影 NIKON D4S
  TAMRON SP24-70mm 1:2.8Di VC USD
  SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
  SONY CYBER-shot DSC-HX9V

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Posted at 2017/07/18 23:09:11

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この記事へのコメント

2017年7月18日 23:41
こんばんは!

白馬岳登山お疲れ様でした!
senbonさんですらアミノバイタルで復活できない程だったんですね。
前日の1700mの登山がいかに大変だったか良く分かります。

ご来光は望めなくても5,6でも充分感動的です。
そして13,14は上から見ると怖いくらいの高低差。
ここを上がって、下がったsenbonさんは凄いです。

さて今回は白馬岳ピストンになりましたが・・・
senbonさんの判断は正解でしたね。
もしそのままいたら縦走していたらどうなっていた事か・・・
下山する勇気も大切ですね。

大雨の中の下山になったようですが御無事で何よりでした。
今回の登山で僕もいろんな事を学ばせてもらいました。
senbonさんのブログからもいろんな意味で経験値を上げさせてもらいました。

さて夏、実家に帰ります。
また是非ご一緒お願いいたします。
コメントへの返答
2017年7月19日 15:27
こんにちは〜

大雪渓登った後の後の岩場や、下り終えたあとで限界を超えて遭難(行動不能)する方が多いらしいです。アルプスは体力いりますね^^;

縦走中、ずっと好天なのが理想ですが白馬岳は何度でも行きたくなる山とのこと、またいつか、リベンジです。高低差、帰ってきて調べたらビックリしました。疲れるわけですね!

撤退は必ず選択肢に入れておかないといけないですね!撤退中も1700m下るのがこんなに辛いとは思いませんでしたし、雨に打たれて寒いのも予想外でいい経験になりました。

梅雨明けたみたいですね♪またどこか行きましょう!
2017年7月19日 7:23
お疲れ様でした。

勇気ある撤退。流石です。

テント泊を読むにつけ、装備一式を物色している自分がいます。

どないしよう。
コメントへの返答
2017年7月19日 15:31
いや〜今回は、本気で疲れました^^;

あのまま、縦走に突入していたらどうなっていたか...不安定な天候の時は無理は禁物ですね!

ご夫婦でテント泊もいいじゃないですか!
アルプスでなくても、低山やキャンプ場など
楽しめると思いますよ!荷物も分担できるのが最大の利点かな!
2017年7月19日 22:24
こんばんは。
撤退という英断に拍手です♪
山はいつでもそこにありますからね。
白馬から鑓温泉方面、大池方面も私の記憶では降られると吹きっさらしのコースですから、ヤバかったですね。
ただ、大雪渓の下りはある意味、登りよりも神経使うのでヤダなぁwww
この調子なら鹿島槍から栂池までの後立山連峰縦走路の完全制覇はこの夏には達成ですかねwww
引き続きの山行、楽しみにしております(^^♪
コメントへの返答
2017年7月19日 23:21
こんばんは〜
そうそう、私なんか近くに住んでるんですからいつでも行けると思えばね〜^^;...登るの辛いけどw
白馬岳の頂上に来た時から、風も強くヤバイかなと感じていました。
大雪渓の下りは本当に疲れちゃいました(>_<)できれば縦走でゆっくり高度を下げた方が全然楽ですよね〜!
梅雨明けたみたいなので、今週末はいいお天気なのですが、筋肉疲労が...
テント泊に拘ると、行けるルートも限られますし
あとは軽量化ですかね!それがクリアできれば制覇できそうかな?!
2017年7月20日 23:00
こんばんは!

山行お疲れ様でした
自分は何時でも何処でも撤退OKなので大丈夫です♪
特にsenbonzakuraさんが音を上げてしまうほどの行程であれば尚更(笑)
山を知りつくした感ピュータを持っているsenbonzakuraさんの判断には毎度ながら驚かされちゃいます

しかし、14,15などの絶壁
自分にはそんなアングルは怖くて撮れないです(汗)
でも、山々を写真での拝見、助言をいただけるのはsenbonzakuraさんのおかげ♪
毎回、本当にありがとうございますm(_ _)m

コメントへの返答
2017年7月20日 23:23
こんばんは〜

お疲れで、風邪を引いてしまいました^^;
慣れた頃に無理しがちなので、そんな時は自分を戒めなければいけませんね!

そういえば、感ピューターがありましたね(笑)
インスタの投稿を見ていても、朝5:00に縦走した人でも稜線で雨に降られたらしいので、今回も勘が当たりましたねw

白馬岳のこの切れ込みかた、凄いですよねー^^;撮っていて足がすくんじゃいました。
今シーズンもまだまだ始まったばかりで、また一緒に出かけましょう♪
2017年7月23日 0:06
こんばんは
去年の自分と同じくピストンでしたか、天気が悪ければしょうがないですね
白馬三山の稜線を歩き、鎗温泉の周回ルートは意外と長いです。景色は抜群に良いですよ。
特に鎗温泉の鎖場は滑りやすい岩なので、注意が必要です。沢には万年雪のように残雪が多くて未だに落ちて見つからない人もいます。
雨の日はイヤですね、ゴアテックスのカッパを着ていても、蒸れて気持ち悪く気持ちが萎えます
お疲れさまでした

コメントへの返答
2017年7月23日 10:15
こんにちは〜mimakiさん!

梅雨明け前のこの時期の天候は読めませんね〜^^;
もう少し、まともな天気予報だったのですが...
鑓温泉ルート、いつかビキニ山ガールと混浴したいものです^^;(笑)
今年は残雪が多く、人もほとんど入っていないらしく道迷いに注意となっていますね!鎖場の所は磨かれて滑りやすくよく事故が起きるようですね!気を付けます。

週末のお天気が悪いですね〜(汗)
ピストンでしたが、初日に絶景を楽しめたので良しとします。
2017年10月25日 22:47
こんばんわ。
白馬岳登山記楽しく拝見させていただきました。
私が以前白馬岳に登山をしたときは、senbonさんと同様に猿倉発白馬尻小屋テント泊⇒白馬山荘直下テント泊⇒小蓮華山経由⇒白馬大池山荘テント泊⇒栂池⇒ロープウェイ⇒下山という、テント泊3泊4日の行程でした。なんせ体力ないもんですから。この行程でも、私はほとんど体力の限界に近かったように記憶しています。なので、たぶんsenbonさんには、ついていけないと思います。
今回は、生憎の天気だったようですが、勇気ある撤退が功を奏しましたね。そのまま縦走していたら、たいへんなことになっていたと思います。何といっても、距離長いし、小蓮華山~白馬大池は滑りやすいし、距離長いですからね。ご無事での御帰還何よりです。

私も、このコースを登った時は、初日と最終日に雨に祟られまして、たいへんな思いをしました。雨が降るといくらゴアテックスを着ていても、蒸れるし、重くなるし、滑りやすくなるしでいつも以上に疲れますよね。ほんと、お疲れ様でした。
コメントへの返答
2017年10月27日 17:11
こんにちは!

今年のことなんですが、何だか懐かしいですw
いや~、何気に今年一番きつかった思い出があります。初日の1700mの登り、2日目の1700mの下りはなかなかハードでした。
ここまで足が牛歩になったのは、今年だと白馬岳と涸沢くらいかな?!アミノバイタル飲みまくりでしたよ!!
(この時期は仕事が暇で、毎夕20㎏背負ってジャンプ台を登りトレーニングしてましたから何とか生還できました)

もしこの時、縦走出来たらさらにハードだったでしょうね!何といっても白馬大池からの溶岩地帯の巨石下りは拷問ですからww

撤退する勇気も必要ですね!
自分の体調と相談しながら、安全に登山していきましょう!

プロフィール

「[整備] #CRF250RALLY<s> ステッカーチューン https://minkara.carview.co.jp/userid/2146530/car/3487531/7483534/note.aspx
何シテル?   09/06 15:57
長野県在住のsenbonzakuraです。 登山・カメラやってましたが、コロナ渦以降 道具をすべて売却し30年ぶりにバイク始めました。 現在 バイクと...
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