こんばんは~
先週末の10月28日の山行ブログです。
今年の三大目標である(富士山、槍ヶ岳、剱岳)を制覇し、登山欲はちょっと後退気味な昨今
(北アルプスはもう冠雪しちゃってるしね(汗))
そんな中、ずっと行きたかった山があるんです。
それがタイトル蟻の塔渡りで有名な 戸隠山 (日本二百名山)
前週の鏡池の撮影後登ろうと思ってたんですが、行けずじまい....
というか、この山 一人で行くにはかなり危険な山なんですよね~(汗)
蟻の塔渡りだけでなく鎖場も連続する岩稜帯ですから、もし墜落(滑落ではない)なんてしたら即死......
しかも低山のため木々に覆われた岩山はヘリからでは捜索困難、見つからなければ失踪扱い......
そんな所に初登山で単独なんてのは、かなりリスキーだと分かっていたのですが.....
頼みの綱の、とある山友さんは高所が苦手でいくら誘っても首を縦に振らず(笑)だったのですが
今回もう一方 勇気のある山友さんがご一緒してくれるとのことなので いざ戸隠山へ!!
ご一緒したのは てつげたさん
今回も写真多めとなりますが、お付き合いいただけたら幸いです。
戸隠山は鏡池から見えるこのギザギザなお山
山行としてはグルーっと周回しなければならないので、(ピストンだと蟻の塔渡も鎖場もピストンしなければならにので余計に危険です) 写真の黒枠の左~右へ向かいます。
1、7時 登山は奥社の杉並木の光芒に出迎えられて登山スタートです。
2、程なくして奥社へ到着(こんな近かったっけ?)
3、もちろん、安全祈願していきますよ!
この日の朝は結構な冷え込みで寒かったなあ~
4、奥社の脇に登山口があります。
戸隠の峰々を見ながら登れるので低山ながら景色はそこそこ楽しめるんですが、初っ端から激登りです。
それもそのはず!そびえ立つ頂上へへ700mの標高差を一気に登るんですから!!
グラフで見るとほぼ45度(汗) 今まで経験した中でもトップクラスの急登です。(何なら長野県急登1位の座を差し上げ上げますw)
しかも、登山道に枯れ葉が降積り、めっっちゃ登りにくい......
5、徐々に鎖場も出現し、初っ端から体力をガッツリ持っていかれました。
6、百閒長屋に到着 これ以降こんな断崖絶壁が続きます。
7、登山道わきの岩山の鎖場(登山道ではない)に上ってみたらメッチャゾワゾワしました(塔渡りより怖いかも....)
8、本格的な鎖場が始まります。
通常鎖場といっても、スタンスがある所はほとんど鎖を掴まなくてもいいのですが....
ここの岩山は豆岩というか、足のかかりの悪い岩でつかむ場所もほとんど無く鎖に頼るしかありません(汗)
しかも、濡れた枯れ葉や泥のついた靴がめっちゃ滑るんです。
(お写真下段は次の1歩が出せずに固まるてつげたさん と無事登り下を見返す我々.....ふぅっ!)
9、ガンガン標高を上げるにつれ、左手には西岳と本院岳が見えてきます(こちらは一般ルートではない破線ルート)
10、次々に現れる岩場と鎖場
11、そして、僕的には一番怖かった胸突岩の鎖場
12、ここは先ほどよりスタンスがあり上りやすいですが結構長いんです。
13、しかもこの勾配と高度感(写真撮る余裕はなかったw)
ここから横にトラバースするのだが、一瞬下をガッツリ見たらゾワゾワが止まらなかった(滝汗)
そして9:30 本日の核心部 蟻の塔渡り がいきなり登場!!!!
鎖場の連続でここまで、結構な体力持っていかれたので小休止
14、蟻の塔渡り 幅50センチ程度の両側が切れ落ちた(落ちたら300mは止まらいかと...)ナイフリッジが約20mほど続きます。
15、自信がない場合は、勇気をもって引き返しましょう.......って先ほどの鎖場をほぼ懸垂下降ばりに降りなきゃいけないのもどうかと(逆に危険なような(汗))
うーん、ガスも雲もなく バッチリ下が見通せる塔渡り日和(笑)
16、さあ行きますか! ひぃ~~ゾワゾワが止まりませんがな!!こりゃあ落ちたら何度も死ねるわ(汗)
先のほうに、ほふく前進で進んでいるご老人が.........
(後ろは渋滞気味ですが、プレッシャーかけないようにしないとね!みんな怖いんですから)
17、続いててつげたさんのハイハイ(これが正解の渡り方です(本気で))背景がめっちゃ雄大ww
「立て~!立つんだ!ジョー!!」っと言ったら
18、立った~Σ(゚Д゚) 平らな場所やエスケープゾーンは立てる場所があります(メッチャゾワゾワしますがw)
19、そして最終は剣の刃渡り!!(距離は5m前後ですが、幅が20センチ程度しかないので馬乗りで!
ここをわざわざ立って渡ろうとする方々がいますが、自殺行為ですのでやめましょう。
20、剣の刃渡りを終えて難所を通過完了です。
21、蟻の塔渡りと鏡池!(先週はあちらから見ていたかと思うと感慨深いですね!)
あ~!怖かった まだまだほかの山域ではありえない危険個所が続きますので気を緩めずに!
22、そして八方睨へ到着です。荒々しい西岳が 一望できます。 カッコいいです。
23、西岳バックにピース(もう一段上には立てません(汗)....断崖絶壁です)
24、八方睨からは日本百名山の 高妻山の展望が素晴らしかった!
この山も行きたいんですが、ロングコースだし山小屋はないしでメッチャ体力勝負なお山なようで....来年の目標かな!)
25、蟻の塔渡りを横方向から いや~!よくあんなとこ歩いてきたな~
反対側の西岳方面のほうが切れ落ちてるんだけどね....こちら側でも充分危険ですね!
26、10:30 不意に現れたピーク 高妻山バックに 戸隠山(標高1904m)に到着です。
27、記念に2人で記念撮影
28、徐々に塔渡りから離れていきます。 あんな斜面上ってきたんだね!急なわけだわ(笑)
29、縦走中は常に右手に飯綱山と麓の紅葉が見え絶景です。
30、ずーっときわどい稜線を進みます。
31、結構な断崖絶壁の登山道です。(これが一般ルートとは恐れ入りました)
32、奥社の杉並木を上から俯瞰する日が来るとは....
33、i飯縄山と奥社と鏡池 贅沢な一枚となりました!
34、奥社も見えたよ!
35、ギザギザの山なので結構なアップダウンがあって疲れます。
36、11:30 九頭龍山に到着 お昼にします。
山頂は寒いともって、チリトマBIGを持ってきたんですが、めっちゃ直射日光当たって暑かったです。
37、昼食後もアップダウンが続きます。(何気に鎖場やロープ場はまだまだいっぱいあります。)なんちゅう山だ!
38、1時間ほど進むと、一不動避難小屋に到着です。
ここは高妻山へ向かう道と下山道の分岐となります。
この山、年配の方に人気なようで中高年用の登山タイムが表示されてます。
(戸隠牧場登山口から休憩込みで往復約11~12時間.....ロングだわ)
さあ、あとは下山するのみ!!
ですがこの下山道、最初は岩ゴロゴロの干からびた河原って感じの登山道
水場の一杯清水を過ぎると沢沿いの道に
39、戸隠山ですから、下りも鎖場連続です。 沢沿いはめっちゃ滑るので気を緩めたらツルっと行きます(汗)
40、徐々に緩くなった沢沿いを進むと戸隠牧場に到着です。
41、戸隠牧場内を歩き、14:30無事下山完了!
戸隠といったら、蕎麦でしょ!しかも新そばの季節!!
42、蕎麦は別腹ってことで、蕎麦タイム♪
(天ぷらサービスって文字につられて、上の写真の向かいの店に入りましたw) 美味しかったです。
なんて
以上、難所が連続する上級者コース 戸隠山登山 無事完了です。
いや~!怖い怖いって言われてるので、ドキドキしながらのチャレンジでしたが、やっぱり怖かった(笑)
ある意味、ここの環境は超特殊!!
滑落ではなく墜落なんて危険が潜んだ登山は、なかなかあるもんじゃありません。
ここを歩くくらいなら、大キレットのほうが安全なんていう人もいるくらいですから、その恐怖感は結構なもの!
まあ、実際は塔渡り部分を通過している時間は10分くらいのもんなんですが、北アルプスの岩場とかと違って
崩れやすい、脆い岩場で滑りやすいということがより危険に感じさせる要因かもしれません。
登山から無事帰還して思うことは、戸隠山 鎖場も飽きるほどありますし、やっぱり超危険な山です。
そして、ここは高所苦手な方は近づかないほうがいいかと思います。
高度感にどこまで耐えれるかが問われるので、動けなくなってからでは遅いですから......
それでも行ってみたい方は下記に注意!
・複数人で行くこと!(最初に書きましたが落ちたら見つかりません(見ている人がいないと))
・非常に滑りやすいので、雨の日や大雨の後など登山道が濡れている場合は登山を中止しリスクを冒さない
こんな危険な山なんですがそれでも、訪れる人が多い戸隠山。山屋を惹きつける魅力がそこにあるんでしょうな~!!(僕もそんな魅力に惹かれて登った一人です)
もう一度行きたいかと聞かれれば.....【一度経験すればいいかなぁ~】 ですw
最後までご覧いただきありがとうございました。
撮影 OLYMPUS OM- D EM-1 MarkⅡ
M.ZUIKO ED 12-100㎜ f4.0 IS PR0
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