
こんばんは~
前回ブログ
「春の北アルプスへ(燕岳編) Vo1」 の続きです。
燕岳登頂を果たした私は、燕山荘に戻り荷物の整理等をしていると、じきに
夕食の時間になりました。(山荘の夕食は17:30からです)
この日は平日ということで、入れ替え無しの1回戦で終了のようです。
(あとで聞いた話によると、この日は今年一番の暖かい日で宿泊者も少なく
GWでは一番いい時に来たとのこと、翌日は倍近くのの宿泊予約があるようでした)
1.暖かい夕食をいただけるのは助かりますね!(ご飯とみそ汁はおかわり自由です)
夕食後のお楽しみはもちろん、北アルプスの稜線上で見る夕焼け!
2.燕岳と夕日
3.夕陽は18:30頃、裏銀座の水晶岳の右肩に消えていきました。
4.裏銀座縦走路の夕暮れ
5.夕暮れ後のマジックアワーはほぼ無しでしたが、このロケーションだけで満足です。
夕焼けを楽しんだ後は、食堂で行われる燕山荘グループ代表取締役の赤沼氏
の講演と、アルプスホルンの演奏を楽しみました。
赤沼氏いわく
雪山は夏山の1.5倍の時間と体力が必要になるとのこと。
この時期の登山は低体温症を防止するため、汗冷えしないレイヤリングや
小まめな体温調整、暖かい飲み物や行動食(ナッツ等)を小まめに摂るようにし冬山と同じと考えなければいけないようです。
また、息が上がるようなペースは、オーバーペースであり話をしながら登るくらいのペースがいいそうです。森林限界を超えたあたりからは高山特有の息が苦しくなる状態になるので、息を大きくゆっくり吐きながら一歩一歩ゆっくり進むのがいいようです。
この日の登山で、予定より(山と高原地図の標準時間)かなり遅いタイムで、
体力的にもまだまだだなぁ~と思っていたのですが、そうでもないようです。
合戦小屋からの急登や尾根歩きの時は、かなりつらくて2秒に1歩位の足取りで
20歩登っては息を整える位のペースでしたが、周りの方も同じようなペースでしたし
無理のないペースだったようです。
というか、遅くてもイイじゃない!遅くてもいつかは頂に必ずたどり着くんですから!
赤沼氏の話を聞き終わり、再び外に出ると
私が個人的に是非とも撮ってみたかった光景がそこにありました♪
6.ブルーアワーと星空とテント場の明かり!.....なんて贅沢な絵なんでしょう!
できればここのテント場の住人でいたかったなぁ~
消灯時間までまだ余裕があるので、ヘッドライトを点けそこらへんをお散歩です。
7.燕山荘の明かりと槍ヶ岳方向(光害が逆にいい感じ!)
8.この日は月も明るく、星空は諦めざる負えないでしょうね~!残念
(深夜2時~3時位には天の川が撮影できたとは思いますが、疲れでそんな時間に起きていられません....)
9.こんな景色を見ると、今北アルプスの稜線上にいるんだ~と実感しますね~
10.有明山の影と安曇野市の夜景
11.さて21時消灯なので、そろそろ部屋に帰らないと!
テント場の皆さんお休み~.....この日は極端に冷えなかったらしく快適だったようです。
21:00消灯、この日の登山の疲れか、寝つきの悪い私も程なく深い眠りに付きました。(隣人に先に逝かれ、イビキ負けしたのが敗因、耳栓使うほどじゃなかったけどねw....)
4:00に目覚ましを掛けるも、周りが動き始める音で目が覚める。
予報では、雲が多い予報でしたが本日のご来光はいかに?!
防寒対策を整え、急いで玄関の外に出てみる。
12.4:20 雲海を期待しましたが、そんなにうまくはいかないね!
13.4:30 次第に地平線が赤く染まってきた~
14.菅平方向からの日の出となるようです。
15.寒さに耐え、皆さんで日の出を待ちます。
16.4:40 まだか?まだかな?
17.4:50 おお~、ご来光です。
18.感無量でございます。
19.ありがたや~w
20.皆さんご来光に夢中!って向いてる方向逆......
そう山の稜線でのご来光と言えば
21.燕岳のモルゲンロート
22.そして急いで移動して槍ヶ岳方向のモルゲンロート!
天気のいい日の、モルゲンロートは短くあまり赤くならないそうです。
天気の悪い日や、厳冬期は真っ赤に染まるようです。見てみたいですね~!
23.5:00過ぎ、モルゲンロートを見たら山荘に早々に帰ります。
24.というのも5:15~朝食だからです(山の朝は早いですね~)
部屋に戻り、ゆっくり荷物をまとめチェックアウトします。
(この日は下るだけですから、急ぐ必要もありません)
25.雲多めですが、記念に燕山荘前で記念撮影!
ただ下山するのも勿体ないですし、朝方は前日溶けた雪がカッチコチに凍っており
下山するのもあぶなそう。もう一度イルカ岩方向にサブザックでお散歩です。
26.
再度、山頂アタックしてもよかったのですが、昨日より雲も多めなので、この日は別方向に行くことにしました!
27.なんちゃって縦走です。
もし、4月30日からしばらく天候が良かったなら多分、テント泊で大天井岳(おてんしょうだけ)~常念岳へ縦走していたかもしれません。
まあ、初春山なんで単独縦走は危険すぎるので今回の山荘泊ピストンで正解でしたが...
28.槍ヶ岳に向けて縦走する登山者たち.....カッコいい!
29.これが表銀座縦走コース(常念岳方向)
真ん中が大天井岳、左奥が常念岳.....
30.縦走者について、槍ヶ岳が大きく見えるところまで行ってみます。
31.槍ヶ岳の北鎌尾根 すんごい迫力です。
32.そして、蛙岩(冬季ルートは真ん中のトンネルをくぐるらしいが.....縦走サイズの
ザックは引っ掛かって単独だと難儀するらしい)
33.今回は残念ながらここまで!
セルフタイマーで何回もチャレンジして記念撮影(笑)
34.さて燕山荘まで帰って、下山しますか!
35、山男に別れを告げ
36、先日、なかなかたどり着かなかった尾根道もあっという間に下ります。
37.合戦小屋を過ぎると続々と登山者たちが登ってきます。
(登り優先でなんて言っていると、下ることがほとんどできないほどです(汗))
38.これでは下山に何時間かかるか分からないので、別ルートで下ります。
たくさんの登山者が踏みつけた雪道より、足跡のついていない雪の上を大股で
飛ぶように下った方が非常に快適でした。
(その分体力を使うので、大汗をかきますが...)
39.第二ベンチ辺りでアイゼンを外し、通常の登山道を下りますが疲れた足と膝には負担が大きく、スローダウン(汗).....てか雪は段差が無くて膝に優しかった...
40.それでも3時間半であっという間に中房温泉まで下ってきてしまいました。
その後中房温泉に浸かり、疲れを癒し帰路に着くのでした。
帰りがけの中房線はもの凄い数の登山者たちの車で溢れかえっておりました.....
GWの燕岳人気恐るべし(汗)
以上、2回に渡り燕岳登山の様子をお届けしました。
大量の写真になってしまいましたが最後まで見ていただいきありがとうございました。
初春山ということで燕岳を選びましたが、今後の糧になるいい登山となったと思います。今後は春山から夏山へと変化していきますが、今年は折を見ていろんな山に
登っていきたいと思いますので、お付き合いいただければ思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
撮影 NIKON D4S
TAMRON SP24-70mm 1:2.8Di VC USD
SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE