大都会の中のローカル線鶴見線のたび！（その４）B29の弾丸の跡が残る無人駅

（その３）からの続きです！


今回は、戦前の姿がそのまま残された「国道駅」！前回（その３）でもご紹介したとおり、鶴見線と京浜国道との交点にあることから命名された駅名です！




場所は、鶴見線起点の鶴見駅のすぐ隣！




鶴見線の高架下が駅なのですが、看板が小さいこともあり、今までこの前の道を何度もクルマで通っていましたが、全く気づいていませんでした！




また、この駅は、B29による機銃掃射の跡が残っていることでも有名！歩道用信号機のすぐ右側の濃緑色したコンクリートに無数の穴が開いているのがお分かりでしょうか？




こちらの穴も弾丸のあとかもしれません！




駅の入り口を入ると、まず目に飛び込んでくるのが、アーチ型した天井の梁！写真は明るく写っていますが、実際はかなり薄暗い感じです！




いかにも昭和を感じさせる雰囲気の看板！その上にも不自然な穴がいっぱい！機銃掃射のとき、ここにいた方々はいったいどんな心境だったんでしょうか？




しばらく歩くと、左手に改札があります！近くにトイレがあるのか、この改札あたりもとてもきつい匂いがしています！




薄暗いトンネルをそのまままっすぐ歩いてゆくと、右手に釣舟のお店が営業中！昔はこのトンネルの両側はたくさんのお店が営業をしていて、とてもにぎやかだったようですが、今はその面影は全くありません！




約５０ｍほどの薄暗いトンネルをどきどきしながら通り抜けると、そこは２１世紀の現代！旧東海道の道にまたがるようにして延長されたホームを青い鉄骨が支えています！正面は鶴見川！ちなみに、江戸末期に薩摩藩の大名行列を横切ったイギリス人が刀で切りつけられ殺傷されたあの「生麦事件」はこのすぐ近くです！

次回は、さらに国道駅の驚くべき秘密に迫ります！