東京メトロ東西線の新型車両15000系がスタンバイ！（その１）

ここは東京メトロ深川車両基地！目当ては、今年５月から導入が始まった東京メトロ東西線の新型15000系！奥が東西線の現行の主力05系で、手前の２本が15000系です！






そして、２編成いる15000系の奥側が7月23日に甲種輸送された15104F、手前側が8月5日に甲種輸送されたばかりの15105Fです！






新型15000系の一番の特徴は、ラッシュ時の乗降時間短縮を目的としたオールワイドドア！この写真は現行主力形式05系のドアで、ドア幅は1,300mm！見慣れたドア幅ですよね！






こちらが、新型15000系のワイドドア！通常のタイプより500mmも幅広となり、なんと1,800mmもあります！05系でも一部ワイドドア車が存在していますが、先頭車の運転室直後の客用ドア幅は1,300mmでした！この15000系は運転席直後のドアも1,800mmのため、先頭車だけ全長が中間車に比べ520mm長くなっています！また、客用ドア間の窓の配置と大きさも05系とは大きく異なるものとなっていますね！






15000系の奥には、さらに別形式の車両たちが！






こちらは、2006～2007年にかけて有楽町線から移籍してきた07系！副都心線が開業した際、有楽町線と副都心線は車両の共通運用を開始しましたが、この07系は他の車両とドア位置が異なり、ホームドアに対応できないことから、全車両ともここ東西線へ移籍しました！






その隣にいるのが、東西線と相互乗り入れ直通運転をしている東葉高速鉄道2000系！東京メトロ05系13次車と共同設計されているため、車体や機器などはほぼ同じものとなっています！






この2000系の連結器になにやら札が下がっています！よく見ると、「手歯止使用中」と書いてある！手歯止（てばどめ）とは、車両が勝手に動き出さないように、車輪とレールの間に噛ませるくさび形の器具、いわゆる輪止め（わどめ）のことですね！ハンドスコッチとも言います！






よーく見ると、向こう側の車輪の左側とレールとの間に手歯止が刺さっています！写真を拡大すると見えます！（笑）






右手の赤い金具に２つ下向きに刺さっているのが、手歯止！いつでも使えるよう各車両ごとに取り付けられています！このように、この車両基地は歩道から少し高い位置に車両が留置されているため、普段覗くことができない車両の下を思う存分眺めることができる絶好のロケーションとなっています！


驚きの発見が連続するレポートはまだまだ続きます！

この続きは、また次の機会に！


台車についてのわかりやすく解説したサイトがあったので、よかったらご参考まで！
http://www.rtri.or.jp/infoce/rrr/2008/07/200807_09.pdf