電圧という名のカオス。究極のアーシングとは何ぞや?
| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
3時間以内 |
1
これまでに施工してきた数々のカスタマイズですが、かなり膨大な画像が溜まってしまいましたので、その宿便的な作業内容を時間があるときに随時放出しております^^;
これは今から6年ほど前の2015年に行った過去の作業となります。
まずはその完成画像から。
かなりディープでつまらない電装系のお話ですので、どうぞ興味のない方はスルーしてくださいネ^^;
2
愛車購入時のバッテリーターミナル付近はこのような状態でした。
(カットオフSWは後付けです)
本来のアーシングとは別に、追加で1本のアーシングケーブルが端の頑丈なメンバーに接続されておりました。
確かあの当時の充電圧は13.5Vほどであったかと記憶しています。
13.4V~13.8Vほどあれば概ね良好という範囲内で、特に問題はないかと思います。
また多くのミニもこの範疇に収まっているかと思われます。
ただ以前ブラックオルタ交換の際にも書きましたが、ミニが発売された当時は電気を主に消費するもの言えばヘッドライト、スタータモーター、ウインカー、カーラジオ、クラクション程度しか無かった本当にのどかな良き時代でありました◎
ところが今や、エアコン、カーナビ、ETC、ステレオ、HID等など、自動車に関わる補機類等々・・ドンドン増えていくことはあっても、減ることはまずありません。
基本的な充電圧が13.5V程度だと、補器類を2~3点を同時ONにすれば13V程度まで下降するでしょうし、更に夜間にステレオやクーラーそしてヘッドライト等を点灯したりすれば12V台まで下降するであろう事が予想されましたXX
最初は外観的なカスタマイズを中心に行っていましたが、これは珍しく地味な電装系に手を入れた際のものでした。
その後の電動式のクォーターウィンドウやフォグの増設などを予定していたという事もあり、電装系の効率化と充電圧の向上を狙い作業しました◎
ミニはプラスケーブルはエンジンルームまで延びているのに、マイナスはただ単にそのままフロア(ボディ)に落とされているだけです。
ミニに限らず、基本的に車のボディは導体(電気を通す部材)と不導体(電気を通さない樹脂類やゴム等)で構成されています。
更にドアパネル内やシャシー、袋状のフレーム内部等に発生している殆ど電気を通す事が出来ない『錆(半導体的な箇所)』も混在しておりますXX
そのあちこちに混在している『錆』が、実は電気の通り道の抵抗(障害)となり、電圧下降の要因にもなっているんですXX
『究極のアーシングとは』
車体の全ての錆を除去し新車当時の状態にするか、もしくはボディシェルを新品に換える事がベストだと言えるでしょう。。
って、しかしねぇ現実問題そんな事は不可能であるが故に、多くの方がアーシングケーブルをエンジンルームまで引っ張ってゆき、まるで『千手観音』や『谷ナオミの亀甲縛り』のような
(これを知ってるあなたも古い^^)
カスタマイズを施されているんじゃないかと思います。
ある程度の効果が得られるかもしれません。
きっと何もしないよりマシかもしれません・・
だがしかし。。
3
実はアーシングは、リアのトランクルーム内だけで完結させてあげる事が出来るのですV
以下はあくまでも私的な見解に基づいた施工事例であり、決して正解形ではありません。
専門ショップとのお付き合いも無い、単なるマニアックな個人ユーザーの戯言(ざれごと)と軽く聞き流していただければ幸いです☺
まず、元々装着されていたアーシングケーブルを取り外し、新たなアーシングケーブルを設置してゆきます=3
用意したのは『1/0AWG(0ゲージ)』の極太ケーブルと、『0ゲージ用の圧着スリーブ』、更に新たに設置する『アースブロック(アーシング・ターミナル・ブロック』です。
元々追加されていた右側のアースケーブルと比較しても、いかに太いかがお判りいただけるかと思います。
同じ0ゲージのケーブルでも、太い導線が束になっているタイプや、細い導線が束になっているタイプ等があります。
使用したのは細い導線が束になった『オーディオ用』の物です。
何故にオーディオ用なのかという点につきましては、後でお話ししますね。
実はこのタイプじゃないと効果が最大限に発揮出来ないからなんですV
4
まず0ゲージ対応のカシメ用圧着工具で
両端の金メッキスリーブを圧着してゆきます=3
流石にこの太さの規格になると一般的なカシメ工具では圧着出来ないので、予めプロ用の工具を調達しておりました。
新品で買えばおそらく3万ほどする高価なSSTですが、これは当時ヤフオクで7千円ほどだったかと思います。
こんな極太ケーブルでも確実に綺麗にカシメる事が出来ます◎
5
そしてオリジナルのアーシングポイントの脇に新たなアーシングポイントの設置作業中。
フロアの厚みは僅か1mm程です。
『えっ、なんで端にある頑丈なフレームやメンバーにじゃなくて、こんな薄っぺらい箇所にアーシングするの?』
『そんなんじゃ効果出る訳ないじゃん;;』
って、普通に思いますよね。
またプロショップでもここにアースは取らないかと思います。
しかし、これには『確固たる理由』があるからなんですV
実に多くのショップでは、間違った場所にアースポイントを設けております(断言)
6
(※ここで少し話が長くなりますがご容赦下さい)
実は、電気伝導率と熱伝導率は相対関係にあります。
電気と熱の伝わり方は正比例しているのです。
分かりやすく言うと、例えば同じ長さの鉄材を2本用意します。
片方はしっかりと厚みがある素材。
もう一方は、薄手の素材。
そこでそれぞれの素材の片側をライターで炙ったとしましょう。
Q.どちらが先に反対側に熱が伝わってくると思いますか?
A.当然、薄い部材の方が先に伝わりますよね。
つまり電気も同じ事で、より薄い部材(素材)の方が電気が効率良く伝わり元気良く流れると言う事になるのです◎
先ほどのケーブルの話でいえば、
太めの導線の集合体よりも『細い導線の集合体』が効率良く電気が通りやすいと言う事が言えますV
そして更に言えば、同じアースを取るのでも
『点から点へ』ではなく『点から面へ』と落としてやる事がとっても重要なんです(断言)
アースブロックを用いて、可能な限りケーブルも短距離で、バッテリー脇に広い設置面でアースを落としてあげることが大切なのですV
7
色々ぐちゃぐちゃと書きましたが、
結果は御覧の通りとなります。
この数値が全てを物語っているかと思います◎
実はこの14.6Vという数値は、ブラックオルタに交換する前に到達しておりました。
ミニ購入当時の13.5Vからおよそ1.0Vのアップです。
たかがたったの1.0V、されど1.0VなのですV
もう充分過ぎると言っていいほどの値です。
これで電装系の増設による電圧下降や、バッテリ上がりからも解き放たれ解放されますV
もう一度言いますが、アーシングはリアトランク内で完結させてやる事が充分に可能なのです◎
8
最後になりますが、
アーシングだけを強化しても最大限の効果は期待できません。
同時にエンジンルーム内の『プラッシング』も強化し、バランスを取ってあげることも重要かと思います。
オルターネーターからスターターに行くケーブルですが、元々の純正ケーブルは驚くほど脆弱でか細いケーブルで繋がれておりましたXX
そこにこの画像の2AWGケーブルを通してあげました。
電圧不足にお悩みの方、是非お試しになってみては如何でしょうか。
長々と最後までお読みくださった方、どうも有難うございました^^;
注:特に電気系にお詳しい方。異論反論もあるかと思いますが、どうぞご自身のブログ内で展開して下さいますようお願いいたします☺
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