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Mr. ポールの愛車 [ローバー ミニ]

整備手帳

作業日:0001年1月1日

CCVSの泣き所(鳴きどころ)を改善してみた。ピュルピュル音はこれで解消👍 ローバーミニ

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 1時間以内
1

今回は多くの方が装着しているであろうCCVSシステムに関しての記事です。

今更CCVSに関してあれこれ書いているとキリがないので割愛しますね〆

CCVSに関しては色々上げてますので、もしご興味がある方は過去のブログをチェックしてみて下さい^^

またネット上でも色々と確認する事が出来ます。

2

さて、多くの方が装着しているであろうと思われるCCVSですが、取り付けてみたものの違和感を覚え取り外してしまう方も多いようですXX

主な理由として
①エンブレが効かなくなるのは何となく嫌だ
②エンジン回転数の高止まり(1,500rpmほど)
③エンジンからピュルピュルと妙な音がする
等があげられる

おそらく多くの方はDHRさんのKITを組んでおられると思いますが、寺本自動車性の T-REVを組み込んでいる自分の愛車も同様の症状は発生します。

CCVS、つまり『クランクケース内圧コントロール』システムの素晴らしさに既に惚れ込んでしまっているおいらにとっては、もう手放す事が出来ないマストアイテムとなっております👍

いかにCCVSと上手に付き合っていくのかが重要になってくると思います◎

今回は前々から少々気にはなっていたが、ここ最近の吸排気系のカスタムにより以前に増して音が気になりだしたので、ようやく改善する事にしたあの箇所ですV

画像上はノーマルのフィラーキャップで
下は多分多くの方も装着してるであろう社外版
3

CCVS(クランクケース内圧コントロール)を導入すると、まず大きな変化としてはタペットカバーのフィラーキャップに空いている小さな掃気口の特性が変化します🌪

ノーマル状態ではこの小さな掃気口が排気口となっており、クランクケースで発生したブローバイガスを大気放出しています =3

キャブ車の場合はタペットカバーにパイプ状の煙突が装備されており、その煙突を介し併設されたキャッチタンク内に落としていたりもします↓

ところがCCVS導入後はこの掃気口は吸気口となり、外気を吸入する大きな役割を担う事になるのです。

排出から吸気へと構造変化が起こるんです。
そりゃそうですよ、CCVSを自分で組み込んだ方ならご存じですが、パイプ内にコルクで栓をしたりブローバイホースの差込口を入れ替えたりと

そこまで変えれば『特性変化』も当然の現象というか結果と言えるでしょうね。

CCVSの特徴としてクランクケース内の圧力上昇を抑え内圧を下げる事の代償として、この外気導入は無くてはならないものとなってきます◎

嘘だと思ったらその小さな掃気口に指を当ててみて下さい。
もしくはエンジンをかけた状態でキャップを外し、手の平を押し当ててみて下さい👍

ものすごい勢いで外気を取り込んでいるのがお判りいただけるかと思います。

しかもそのまま指で塞いだ状態のままでいると、エンジンが呼吸困難のような状態に陥り止まってしまうかと思います。

つまりCCVSにとってこの掃気口(吸気口)はかなり重要な箇所でもある訳なのです。
人間で例えるなら口や鼻の『呼吸口』と言える生死をも左右する『重要不可欠な器官』に相当します。

画像は5~6年前にT-REV(CCVS)の装着時に、フィラーキャップに設けた吸気口で、吸気口は僅か3mm径と小さなものでした。

BCテクノロジーさんのもう2度と手に入らない貴重なパーツだったゆえ、出来るなら穴を開けたくはなかったのだが、泣く泣く穴開けをしましたX

エンジン始動後しばらくは何の問題(音鳴き)はないのだが、小一時間ほどしエンジンが完全に温まってくると『ピュルピュル~』と音鳴きが始まりますXX

ま、原因箇所はもう既に分っていたので長らく放置状態でおりました^^;

その内にやろうかな程度でね

★ピュルピュル音の原因は流入空気量の不足です

つまりクランケースがやや呼吸困難に陥っている状態で、より多くの空気を欲しているのです。
悲鳴めいたサインといっても過言ではありません。

という訳で、今回は重い腰を上げやっと改善してあげる事にしました=3
4

外気が勢いよく流れ込む吸入口であるので、元々2層構造のメッシュフィルターで異物混入をブロックしてあります◎
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この導入角で開口部を拡大してゆきます。

ちまちま穴を拡大するのも面倒なので、今回思い切って3mm→8mmへと大きく開口させる事にしました🐻

たかが5mm、されど5mmでこの差は大きいです

シリンダー外壁に突き抜けないよう、慎重に拡大してゆきました=3
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うわっ、でかっ!
3mmから8mmへの拡大でこの違いである。

しかしいくらなんでもこの見た目は無いでしょう
正直カッコ悪すぎてお間抜けなビジュアルですね
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前回同様それっぽく見える『煙突』を装着しますV

通称リング玉と呼ばれている配管用継手です👍
圧縮スリーブという楕円状の小型パーツです。

この小さなパーツが、単なる『穴ぼこ』をそれなりに整え演出してくれるのですV
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2液式接着剤で吸入口に固定して仕上げます◎

これにて吸入量が増加し、ピュルピュル音も無事止んで一件落着と相成りましたV

純正のフィラーキャップは両サイドに掃気口が元々設けられているので、少しの加工で済むと思います。

しかし、小穴しか開けられていない社外版の場合だとピュルピュルの症状はより顕著に表れますX

折角CCVSを装備したのであれば、少なくても音鳴りだけは簡単に改善出来るかと思います◎

参考になるかならないかは別として、これは自分自身の備忘録として記録しておくことにします📚

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