こんばんわ。
以前、車載レーダーを某量販店Aで付けてもらったのですが、アクセルの裏に束ねて置いてあっただけでした…これ絶対ダメなヤツだろ…(もしかしたらどっかに引っ掛けてあったかフロアマットの下に置いてあったのかもしれませんが流石にこれは雑過ぎる…)。
怖かったので、純正オーディオ裏に結束バンドで束ねようと作業していたらシフトパネルにガリ傷を付けてしまい、目立たなくする作業をするハメに…(´・ω・`)。
さて、前置きはこのぐらいで、タイトルでも書きましたが、今回は「
高級オーディオは(精神的と金銭的な意味で)危険!」
という実体験を書きたいと思います。先に書いておきますが、
※「発火する」とか「爆発する」とかそういう物理的な意味の「危険」ではないので誤解のないようにお願いします(;^ω^)
※お金持ちの方は心配は要りませんので大丈夫です(`・ω・´)b
■何が危険なの?
オーディオが大好きな人は特に、
耳が肥えてきて音を感じる「聴覚」とか「感覚」みたいなものが発達し過ぎて、自分の環境より上の音質を聞いてしまうと、物足りなくなる。
という現象が起きます。家庭を持ってる方とか、いい音で聞きたいけど「それほど気にしない」という方は割り切って考えられるので大丈夫です。
後で書きますが、最初にオーディオに目覚めさせたツレは結婚して2人も子供がいるので、大好きなドリフトもやめたしオーディオもやめました。今は超低燃費の某軽自動車に某P社の安いカーナビに純正オーディオに適当なツィーターをAピラー直にねじ止めしてイコライザーを少しいじってるぐらいです。
↓から超が付くほど自己満足で書いた長文になります。もし興味を持たれたら結論だけ見て頂ければ・・・w。
■私の経験談(ここは読み飛ばして下さいw)
最初にオーディオに目覚めたのは車に乗り始めた頃。
ツレがウーファーとスピーカー変えてみたと言ったので何か変わるのか?特に興味もなく助手席へ。
(その頃は車でCDが聴ければいいぐらいの考えだった)。
安いカロッツェリアのツィーターがコアキシャルになってるフロントスピーカーに、アンプ内蔵のサブウーファーが付いているだけの環境でした。ユーロビートブーム真っただ中の当時、それだけでも「うらやましい程音が違う…」と直感で感じました。
そして、いても立っても居られなくなって、自分もカーオーディオを始めることに…。
最初に組んだのが、カロッツェリアの中堅グレードの2DINのCD、MDデッキ(確かFH-P606って機種?)。
フロントリアにアルパインのセパレートスピーカー(安い方)にクラリオン(当時アゼスト)の(質量だけは)重いウーファーをカルディナのトランクに乗せてました。
イコライザーの設定は13バンド10段設定ぐらいだったかな?覚えていませんw。13バンドのポイントで「ここだ!」と耳を頼りに試行錯誤してましたw調整して、いい音になった時は本当に嬉しくて、ツレに「聞いてみて!どう思う?」とか、本当に楽しかったですねw
※今思うと、当時からカロッツェリアの調整能力って凄かったんだなって改めて実感します。その後のタイムアライメントも国内では他社より全然前に出してましたしねw
表示は白黒の液晶にグライコをデッキで表示したりしてましたね。当時はあれがかっこよかったんです。 あの頃はナビが超高級品で、こんなに安くなるなんて思いもしませんでしたからw
始めるきっかけになったツレが「オーディオが好きという人を紹介したい」というので音を聞かせてもらう事に…これがまた凄い!
アルパインの1DINの安いデッキに、フロントはツィーターだけを追加した純正システム、リアには家庭用?のBOSEの小さなボックス型スピーカーが2機積みという構成でした。
今思うと、あの頃の音の良さって今でいう音の良さと感覚が全く違うんだなって思いました。
その後、オデッセイに乗り換えて外部アンプ積むようになったり、アゼストから「ギリ手が届く範囲の高級機」が出て、買い替えたりしてましたw
※流石にやり過ぎたと思い、次に乗り換えた中古のアコードワゴンSIR(CF系)は、アルパインのナビ(元から付いてた)に純正スピーカーにアンプ付きウーファーだけオデッセイから載せ替えという組み合わせでお金をかけずに走りの方を楽しみました。ナビが狂っていきなり海の上を走ってる状態になったりと色々面白かったです。
エスティマになった時も、最初は、値段の割に調整が細かくてタイムアライメントもついていたのでカロッツェリアのサイバーナビの在庫処分品を某量販店Aで取り付けてもらいました。
■ここからが危険領域です。
また他のツレとあるお店に行ったときに「高級オーディオコーナー」がありそこで視聴した「DIAMOND AUDIO」のS600aというスピーカーに出会いました。すごいいい音出してるなぁって素人ながらに「別格なスピーカーなんだ」って思ってました。たぶん音の好みが私に合っていたのでしょう。
その出た「D9」とか聴いた時は「とんでもないのが出てきたな」って、カーオーディオ好きにまた火が付きました。Bewithの「Confidence」が出始めた頃でしたが、その時は「D9」の方が自分好みの音でした。
その時はまだ「買おう」という気になることはなかったです。
その頃(もっと前)から評論家の方々とかがオーディオ雑誌で
「音に艶がある」だとか
「しっとりしている」とか
「原音を忠実に」とか、私の中では色々理解不能な事を書いているのを聞いて
「自分の好みもあるだろうし実際聴いてみないとわかんない」と思ってました。
その後日、やっぱり気になってS600aを衝動買い。車のローンにスピーカーのローン…。あの頃はお金を惜しんでませんでしたねw
「デモカー聞いてみます?」という店員さんのススメでデモカーの運転席へ…当時最高峰のカロッツェリアXで固められた「超ハイエンドデモカー」でした。
ちょうど、ipodとかMP3プレイヤーみたいなビットレートで音質を表すような時代の初期ですね。
その時は、音の良さって「自分好み」がすべてだと思っていました。だから、自分の好みで調整していた時の音とは違い
「中音が高すぎて濁って聞こえる」感覚でした。その場は「いい音ですね」で愛想笑いして帰りましたが、
「高級オーディオ好きな人ってああいう感じのが好きなのかな?」って思う程度でした。
後日、S600aを付けて調整してもらった自分の車の音の変わり具合に驚愕しましたね。
「今まで聞いたことのない音だ…」って思いました。もちろんデモカーと同じチューナーの方です。今まで、機能は知っててもタイムアライメントがあまりよくわからなかったのでオート調整に任せっぱなしだったのを細かく調整してもらいました。
激変したので嬉しくて嬉しくて毎日のように仕事終わったら車でどっか走ってましたw
こうなるともう止まりませんw
次のステップは何か?次はアウターバッフル化とデッドニングです。デッドニングなんてやった事もないのし「アウター化は違う」という情報を鵜のみにして施工してもらったら、同じ環境なのにまた全然違う音に。ウーファー無くても低音は出るわ、中音と高音の押し出しが凄いわで、もう別次元でしたね。ウーファーありきでないと低音が出ないって思ってた自分の概念が変わりました。
その時に、「Bewithのデモカー作ったんで視聴してみませんか?」って担当の方に言われて恐る恐る運転席へ…。
その車のオーディオの仕様はフルBEWITHでした。当時の最高級仕様「ConfidenceⅡSunrise」のスピーカー一式にウーファー。アンプも「Accurate」の独立1ch×4(記憶が曖昧ですがw)、DSPにはSTATEを2機連結。
ヘッドユニットは初代MM1と今自分が使ってるのと同じような、ipodをオーディオテクニカのトランスポーターを通してSTATEへ光ケーブルで繋ぐ形式。総額いくら掛かってんだこの車…。
アウター化で大満足してた私でしたが、聴いてて冷や汗が出ました。
本当に音に輪郭ってあるんだ…って
だって、音ってスピーカーから出るものじゃないですか。アウター化の時にはタイムアライメントでボーカルが中央に来てたってのは理解できましたが、全くの別物だったんですよ。
オーディオ雑誌で色々な記事で理解できない表現がされているのを散々見てきましたが、こういう事を言ってたのかっていうのが理解できました。
私に利益なんてないですから嘘なんて書きません。その時冷や汗が出るほどの音の凄さを言葉にするなら、
・ボーカルがセンターで自分の為に歌ってくれている。
・ドラムを脇で叩いてる。
・ギター弾いてる人が反対側にいる。
等々、何がなんだか別次元すぎてこれ以上表現できません。デジタル特有の音(所々ツンツンした感じ)はありますがとにかく生々しい。贅沢だなぁって本気で思いました。
このシステム普通車を新車で1台買えるだろwwwって、私の給料じゃこんなシステム無理です。
妥協!それ、大事!
でも、ステップアップはしたいという欲は止まらず、今も載せ替えて使っている
、PHDの4chアンプとSTATE1台を追加しました。ipodは当時デッキに接続してたのでそのまま使いました。
相変わらずのいつもニコニコ、カードローン15回払いです…。
「デモカーには敵わない」ってはっきり妥協してたし、デッキもそのままなので、そこまでの音質の改善は見込んでいませんでしたが、やっぱり、はっきり変わるもんなんですね…驚きました音の質がきめ細やかに代わっているのがわかりました。
で、今の車に乗り換えるときに、「どうせローン組むならアキュレートⅡは欲しい!コンフィデンスは無理!(妥協)」
お店から「エンクロージャー)推奨なのでそれも作るので高くなりますがいいですか?」ってきかれましたが、あらかじめ車代とオーディオ合わせていくらを上限にするかって決めていたので、お店の方も値引きを頑張ってくれて予算+15万ぐらいでなんとか抑えることができました。15万は頭金で払いました(´・ω・`)
20クラウンのナビ付だと、ipodの接続がRCAケーブルに変換してSTATEに繋ぐか、トランスポーター追加して光ケーブルで繋ぐかだったのですが、さすがにそこはケチらず後者にしましたw
施工してもらって納車の時に、外では全く音が聞こえなかったのに、ドアを開けたら大音量で音楽が鳴っていました。こんなこともできるのか…。技術の進歩ってほんと恐ろしい…。
デモカーには敵いませんが、音も更に良くなったし、音楽グループの各パートがどこい居るかがわかる程に固定されていました。
1か月ぐらいエージングして、途中から音がブレたり籠ったりしましたが、エージング後に再調整してくれるとの事だったので、調整してもらったらさらに滑らかになってました。大満足です。
以前にも書きましたが、オーディオは青天井です。どんどん進化するし、質のいい部品も使えば高くもなる。金がなければ妥協せざるを得ないんです(欲しいという衝動はあります)。
正直、現在は鬱で会社休んでるような私には夢すらも通り越して諦めていますw。ストレスによる衝動買いも無くなったし、自分でできる範囲でこれ以上は望まないと判断できるようにもなりましたしね。
■結論(私自身に言い聞かせる事)
(ハイエンドカーオーディオが大好きな一般の方が前提で)何度も言いますが、お金持ちや金に糸目を付けない方は別。
・デモカーを不用意に聞いてはいけない(魅了される→買いたくなるの連鎖)。
・デモカーはデモカーであって、売るための宣伝用(広告代)。それを自分に求めてはいけない。
・予算をあらかじめ計算して無理だと思ったら諦めるか、それを目標にお金を貯める(長期ローン!ダメ!絶対!)
段階を踏んでいくと、特に音というものに敏感になり趣味嗜好も変わってきます。
最近は特に、ビットレートだとかファイル形式だとか圧縮比だとか色々な言葉も増えてきているし、先日も書いたように「ハイレゾは音が個別に出る」と思いました。
ある方のHPを見ていたら
・WAV(CD同様に非圧縮で16bit:今までの技術では最高音質)
ボーカルが際立ってバンドのメンバーがそばにいる。
・ハイレゾ(24bitを前提にします)
ボーカルに負けないようにバンドのメンバーが個々で主張している(ボーカルの陰に隠れていない)。
的なことを書いていました。この言葉が本当にわかりやすいなって思いました。情報量が多いっていうのはそういうことまでを可能にするんだって思いました。
初期に2DINで必死に試行錯誤してた頃が、一番お金掛かってなかったのかなってw
以上、自分にこれ以上の投資をさせない為の戒めでした。ご覧になって下さった方、ありがとうございました。
追伸:仕事復帰してお金たまったらMM1D欲しいな(おい!
もうこんな時間か…寝なきゃ…。おやすみなさい。