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オンボロベンツ乗りのブログ一覧

2024年05月25日 イイね!

2024年5月25日 2024年に北海道ツーリングを検討している方へのアドバイス その3

2024年5月25日 2024年に北海道ツーリングを検討している方へのアドバイス その32024年5月25日

これまで何回か書き続けて来た「北海道ツーリングに行く方へのアドバイス」という記事の続きです。

本日は5月25日ですので、丁度昨年の北海道ツーリングの北海道現地一日目から1年経過したことになります。
現在昼の12:10ですが、昨年の今日は丁度オロロンラインを北上してオトンルイ風力発電所辺りに到着した時間です。
もう一年経ってしまったのですね、、、早いものです。

5. 着用するライディングウェアはどうするか???
この項目については丁度今から6月頃に掛けて行くのか、それとも7月・8月なのか、9月中旬なのかによって大きく異なってきます。

5-1. 5月下旬~6月中旬、9月などの真夏では無い季節の場合
北海道の場合は8月のお盆時期であっても地域と場合によっては寒いこともあります。
しかしこの真夏ではない時期についてはやはり寒く感じるエリアが多いという前提でのウェア選びをした方が良いと考えています。
これらの時期にメッシュジャケットで出掛けるとかなり寒くて地獄を見る可能性が高いです。
私なら前回着用したコミネ (KOMINE)のJK-579 プロテクトソフトシェルウインターパーカーイフ (IFU)を着て行きます。

私はこのJK-579のインナーライナーは持って行かず、寒い時はユニクロのウルトラライトダウンを着用するために持って行きました。
一方で東京→新潟の下道移動については暑い可能性が高いと判断し、コミネのJK-114プロテクトメッシュパーカー テン (TEN)を着て行きました。
つまりジャケットを2枚持って行ったわけです。
ライディングジャケットは特に背中にゴツイプロテクターが入っているので、半分に折り畳むことが困難です。
そこで背中のプロテクターは1枚だけ持って行き、入れ替える作戦を取りました。
然しながら、背中のプロテクターは除去しても肘プロテクター・胸プロテクター・肩プロテクターが入っている為折り畳みは非常に難しく、北海道ではGIVIのトップケースの容積の半分はメッシュジャケットが占有してしまい邪魔でした。。。

前述の3シーズンのソフトシェルであるJK-579 IFUですが、内側のライナーを除去してしまうと非常に優秀な3シーズンソフトシェルになります。
5℃だった三国峠では少々寒く感じましたが、それ以外の行程では非常に快適でした。
ちなみに全行程で持って行ったユニクロのウルトラライトダウンを着用する機会は一度もありませんでした。。。
IFUの課題点としては、この真夏ではない時期であっても本州内で暑いということです。
昨日2024年5月24日は気温が30℃に迫る勢いでしたが、IFUを着て昨日東京都多摩地区の自宅から新潟まで走ったら多分ブッ倒れると思います。。。
一方で本日は気温25℃程度なので本日ならまだ何とかなると思いますし、本日早朝に高速道路で東京→新潟を走るのであればIFUで全く問題無いでしょう。
下道と違って高速では80~100㎞/hで走るので、早朝の高速ならIFUで問題無いと思います。
ちなみに本日2024年5月25日稚内の最高気温は9℃で最低気温は5℃、明日26日の予報では最高気温13℃、最低気温は6℃です。
この気温だとメッシュジャケットを使用する場合、下に薄手の暴風ジャケット、その下におたふく手袋の冬用インナーをレイヤリングし、もしそれでも寒ければレインジャケットを着ることでまぁ何とか対応出来ると思いますが、結構寒く感じる場面が多いのではないかと思います。
ということで、本州内での移動で暑い場面があると思いますが、私ならコミネのJK-579ソフトシェルIFUのインナーライナーを除去したものを選択します

5-2. 6月下旬から8月いっぱいの一応夏期間の場合
この夏期間についてはやはりメッシュジャケットをベースとして、寒い時期はレイヤリング(着重ね)で対応するのが良いと思います。
私ならコミネのJK-114を着て行きます。

お盆の時期であっても道北や道東で15℃ということもあるので油断は出来ませんが、着重ねで対応するしかないですよね。。。
皆さんへの一番のアドバイスとしては、2りんかんなどに行って必ず薄手の暴風ジャケット(ペラペラの風を通さないライディングジャケットの下に着る着重ね用ジャケット)を購入して持って行くことです。
寒い日もまずはメッシュジャケットから吹き込む風を遮断できると随分と身体は暖かく感じます。
それでもまだ寒いならウルトラライトダウンを着用します。
恐らくこれで何とかなると思いますが、それでも寒そうならおたふく手袋の冬用のインナーを下に着てしまいます。
これだけ準備をしておけば寒さ対策は可能でしょう。
ちなみに暑い場合はTシャツ+ライディングジャケットで良いと思いますが、コットン製のTシャツは一度濡れると乾かずに「背中が一日濡れたまま」という状態になりがちです。
ですので、下着にしてもTシャツにしてもコットン(綿)製のものは避けて、化学繊維製のドライ生地的なものにするのをおススメします。
以前パーツレビューで紹介した新日本海フェリーTシャツはリーズナブルな価格で速乾性能を持ったドライ生地なので、新日本海フェリーの船内でチェックしてみて下さい。


6. 北海道ツーリングで特に気を付けるべきこと

6-1. 早朝・夕方・夜間のツーリングは動物に注意!!!
私は北海道では夕方及び暗くなってからは走りたくない派です。
特に鹿が怖いです。
舞鶴からの新日本海フェリー、敦賀からの新日本海フェリー、新潟からの経由便の新日本海フェリー、さんふらわあの深夜便などに乗ると北海道到着時が夜間になります。
舞鶴からの新日本海フェリーでそのまま小樽市内に宿泊するのであればまだ良いですが、暗くなってから苫小牧に着く場合で苫小牧ではないところに移動する場合などは鹿に気を付けて下さい。
鹿とぶつかると本格的な事故になりますし、その段階で北海道ツーリングが強制終了になることも少なくありません。
鹿たちは夕方になるとお食事タイムに突入しやたらと出没頻度が上がります。
私の場合ではナイタイ高原から上川に抜ける区間で恐ろしい数の夕食タイムの鹿に遭遇しました。
ちなみに3回目の前横断をされています。
早朝の時間も鹿の朝食タイムも出易いので注意です。

6-2. 北海道の一般道はメチャクチャすっ飛ばす道民ドライバーが多い
これは皆さん聞いたことがあると思いますが、北海道の一般道ではやたらとすっ飛ばす道民ドライバーが多いです。
有名なのはオロロンラインですが、普通車から大型のトラックまでが80㎞/hとかそれ以上で追い抜きを掛けて来ます。
その他北海道全般でアホみたいなスピードで流れている一般道はごく普通のことになっています。
「そりゃ長いこと交通事故全国ワーストになるわな」と言いたくなる程のスピードで走っています。

6-3. 一方で警察のネズミ捕りも結構やっているようだ
私が昨年の5月下旬~6月初旬でツーリングした際はまだシーズン外れだったので、警察のネズミ捕りというか待ち伏せは2週間で1回だけでした。
一方で7月・8月のシーズン中の皆さんのコメントを見ているとあちこちでネズミ捕り・待ち伏せ・白バイによる取り締まりがあったと言われています。
どうやら北海道の方は取り締まりがある場所・ない場所を把握したうえですっ飛ばしているようなので、気を付けないといけませんね。
北海道では取り締まりをやっている区間では対向車がパッシングで教えてくれることが結構一般的なようです。
対向車からパッシングされた場合は取り締まりを教えてくれている可能性があるので、減速して様子見をした方が良いかと思います。

6-4. ガソリンスタンドに注意 (特に土曜日日曜日)
メチャクチャ面積が広く、閑散としたエリアが多い北海道ではガソリンスタンドに注意が必要です。
我が愛車PCX125は北海道で走っていると50km/L位は走るので400㎞ほどは問題無く走り切ることが出来ますが、私がいいなあと思っているカワサキの現行のエリミネーター400を例にすると20㎞/Lチョイの燃費で12Lしかタンク容量がないので300㎞弱しか走ることが出来ません。
カブ系やモンキーなどは燃費は60km/Lなど走るのですが、こちらはタンク容量が小さいです。
PCXの方は大丈夫ですが、それ以外の方は最低でも1L、出来れば3Lとかのガソリン携行缶を持って行くことをおススメします。

そして要注意なのですが、日曜日は大きめの街の大規模スタンド以外はかなり高い確率で閉まっています
また地方の小さなスタンドは土曜日も閉まっているところがあります
日曜日のオロロンラインでは厚田の街のスタンドを逃すと稚内までガソリンスタンドは開いていないと思います。
確か途中の増毛も留萌も苫前もスタンドが閉まっている気がします。
とにかく土曜日・日曜日のガソリンスタンドには要注意です。
私が網走から美幌峠、摩周湖、斜里を通ってウトロに移動したのが土曜日なのですが、途中の行程で時間が押してしまいウトロ到着が17:30を過ぎてしまいそうでした。
ウトロの街の入り口にあるENEOSのガソリンスタンドの営業時間が17:30までで、当然翌日日曜日は休業でした。
翌日はウトロからそのまま知床峠を越えて羅臼から根室方面に向かう予定だったので、ウトロのENEOSで土曜日の17:30までに給油出来ないと完全にアウトでした。
到着が10分か15分程遅れそうだったので、途中からENEOSのスタンドに電話をしてちょっとだけ閉店を待ってもらいました。。。
本当に助かりました。

バイクツーリングの方は朝早起きして走り出すことが多いと思いますが、地方の小さなスタンドは8時か9時にならないと営業しません。
基本的には必ず前の晩にガソリンを満タンにしてから宿に入るようにして下さい。
ガソリンが空の状況で朝を迎えると朝から走ることが出来ずに大きな時間ロスをすることになります。
とにかく北海道では当日朝のルート(行き先)設定の際には、宿泊地の模索と同時にガソリンの給油計画をしっかりと立てるようにして下さい。
Posted at 2024/05/25 15:50:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | 北海道ツーリング | 日記
2024年05月21日 イイね!

2024年5月21日 番外編 北海道ツーリングでキャンプ泊を選択するならどのテントを持って行く???

2024年5月21日 番外編 北海道ツーリングでキャンプ泊を選択するならどのテントを持って行く???2024年5月21日

前回は「北海道ツーリングに出掛けるならキャンプ泊かホテル・民宿などの宿泊施設泊か???」というテーマでブログを書きました。
一生で数回しか北海道バイクツーリングのチャンスは無いという前提で考えると、私としては宿泊施設泊が良いのではないか?と私の意見を書きました。

然しながら「やはり安価で環境の良いキャンプ場泊でバイクツーリングしたい」という方もいらっしゃると思うので、ソロキャンプを趣味としているオンボロベンツオヤジのバイクでのキャンプツーリング時のテントについて書いてみようと思います。

クルマでのソロキャンプであればいくらでも持って行きたい装備を持って行けば良いのですが、バイクで北海道を回りながら毎日キャンプ場を転々とキャラバンするということであれば積載量の問題が出て来ます。
また設営と撤収にそれぞれ30分掛かるようなテントではお話しになりません。
そこで私、オンボロベンツオヤジがバイクでの北海道キャンプツーリングをする場合に選択しそうなテントをいくつかご紹介して行こうと思います。
幾つかの写真についてはメーカーの公式ホームページの写真をお借りしております。

1). montbell (モンベル) クロノスドームテント2型

日本を代表するアウトドアブランドであるモンベルの定番テントです。
収納時寸法が小さく軽量であることからバイクでのキャンプツーリングの定番テントと見なされることが多く、有名なバイク旅系YouTuberの方でこちらを使用されている方が結構多く見られます。

この2型はインナーテントの幅が130㎝あるので、インナーテント内にシュラフ+TANAXのキャンピングシートバッグなどの荷物を入れ込むことが出来ます。
テントには前室もありますがそれほど大きくなく、ポールを活用してキャノピーのようにすることは出来ないテントです。
インナーテントの高さは一番高い部分で105㎝しかないので、一切立ち上がることは出来ない高さです。
価格は3万円チョイでとにかく軽量コンパクトであることから、私は所有していませんがもし北海道キャンプツーリング旅をすることになったら購入する可能性があるテントです。
北海道キャンプツーリング旅ではテントはキャンプを楽しむ目的ではなく毎晩の寝床なので、高さが少々低くても積載時に軽量コンパクトなのはメリットがあります。

2). コールマン ツーリングドームST

こちらもド定番のテントです。
こちらも寸法的にはクロノスドーム2型と大きくは変わらずまたテント内高さは100㎝なので、おおよその傾向は同じであると考えられます。
この製品のメリットとしてはクロノスドーム2型と比較して前室が圧倒的に広く、またキャノピーポール2本を持参すればテントの前幕がタープというかキャノピーのように立ち上がるので、その下でちょっとした料理をすることが出来るので雨の日などにも便利です。
一方でデメリットもあり、この製品はポールがFRP(グラスファイバー)製です。
そのせいで重いのと、FRPポールは前触れもなく突然劣化して折れることがあるのが怖い点です。

然しながらオプションパーツとして売られているツーリングドームST用のアルミポールセットを使用してアルミポール化するとまず重量を1㎏弱軽量化することが出来、またアルミポールの方が圧倒的に信頼性が高いので安心してキャンプが出来るようになります。
インナーテントも幅120㎝なので、まぁ辛うじてTANAXのキャンピングシートバッグが室内に入れられるかな~という感じです。
クロノスドーム2型と比較して前室が広いので、仮にインナーテント内にキャンピングシートバッグが入らなくても前室には確実に収納することが出来ます。

余談ですが、実は私は普通のツーリングドームSTを1張りとツーリングドームSTの発展版であるツーリングドームエアーSTを両方所有しております。
まだ試し張りもせずに倉庫に保管しておりますが。。。

ダークルームテクノロジーを使ったテントで夏場にテント内温度上昇を避ける効果がありますが、北海道に行くとした場合に北海道のキャンプ中に暑くてどうしようもない状況になる確率は高くないので、私はこのエアーSTではなく普通のSTをアルミポール化して持って行くと思います。
ちなみにアルミポールセットSTですが、普通のSTにもエアーSTにも使用することが出来ます。

3). オガワ ステイシーST2

こちらは私が普通にソロキャンプに出掛けるときに使用しているテントのひとつです。
奥行きの深い大きな前室があるテントであり、フレーム構造も簡単であることから設営・撤収も楽です。
これだけ快適性が高いと収納サイズがデカいのでは???と思う方が多いと思いますが、それ程コールマンのツーリングドームSTと収納サイズは変わりません。
インナーテントの幅が150㎝あるので、確実にキャンピングシートバッグをインナーテント内に入れることが出来ます。
また前室がとても広いので、大雨で2泊など同じキャンプ場に停滞する必要が出た場合には前室を使ってキャンプ生活を楽しむことが出来ると思います。
キャノピーポール2本は持って行かないとダメですね。
ステイシーST2の前ドアをキャノピー化すると驚くほど広いリビングスペース+調理スペースを作ることが出来ますよ。

4). ノースフェイス ランダー2
先日初張りをしたノースフェイスのランダー2も非常に快適なテントですが、収納時のサイズがステイシーST2よりちょっとだけ大きいのですよね。

このテントの圧倒的なメリットは「先にテントの外殻を立てて、後からインナーテントを吊るす」タイプである点です。
雨が降っていてもテントの外殻から先に立てることが出来るので、テントの中身は濡れずに済みます。
撤収時も同じくテントの中身を片付けて、インナーテントもシェルター内でちゃんと畳んだ上で最後に外殻を仕舞うので、「濡れた状態になるのは外殻だけ」というメリットがあります。
先に紹介した3つのテントは、全てインナーテントにポールを2本入れてクロスで立ち上げ、最後にフライシートと言う外殻を掛けるタイプです。
ザーザー降りの雨の場合、インナーテントにフレームを通している間にインナーテントはびちょびちょになります。。。
ランダー2の場合はこの心配が無いのが助かります。
しかし収納時サイズが少々大きく重いのが欠点ですが、使い勝手はピカイチです。

これら4つが私がおススメする北海道バイクツーリングでキャンプ泊する時に私が検討するテントです。
積載さえ許すのであれば、2, 3, 4のテントはすでに所有しているのでこれらから選択します。
どうしても積載的にコンパクトでないといけないとなった場合は、1番のクロノスドーム2型を購入するのでしょうね。

世の中には前室が無いソロ用テントというものは有名メーカー品にもAmazonに出てくる中華メーカーからも発売されています。
安いものならアルミポール仕様でも1万円弱で帰るコスパ最高な製品もあります。
然しながら、これらの前室が無いタイプのテントは北海道キャンプツーリングにはおススメ出来ません
バイクのリアボックスはプラスチックかアルミ製で基本的に浸水しない上にロックが掛かっており安全面もしっかりしているので、バイクに装着したまま寝てしまって問題無いと思います。
然しながら、TANAXのキャンピングシートバッグやデイトナなどの同じようなシートバッグは基本的に布製ですから外に置いておけば当然濡れます。
また防犯・安全面から考えても外から見える部分に置くのはおススメ出来ません。
ということで、シートバッグを収めるのにインナーテントが広いか前室があるテントにする必要があるのですが、前室が無いと雨天時にセイコーマートで買ってきたコンビニ飯を食べる場所すらありません。
「タープを張ればいいじゃん」と言う方もいるでしょうが、どれだけ簡便に短時間でタープを張れる人が居るとしてもひとり作業であれば最低でもペグ打ちを含めて15分は余計に時間が掛かります。
雨が降った場合は濡れたテント+濡れたタープまで出来てしまうので面倒です。
なので私はタープ無しでも雨天時に快適に過ごせるそれなりの前室付きテントを推奨しました。
クロノスドーム2型はちょっと前室が狭いので、やはり2・3・4のチョイスになりますかね。

北海道キャンプツーリングの場合はシュラフ・シュラフ下のマット類・小さなテーブル・組み立て式のパチヘリノックスチェア位は最低限必要なので、これらプラスでどのテントまでバイクに積載できるかをシミュレーションしてテントを決めるかと思います。
ぶっつけ本番だと出発前日にハマる可能性があるので、北海道バイクツーリング旅と同じ装備品で同じ積載で一度家の近くのキャンプ場に予行演習に行くことをおススメします。
買ったばかりのテントで試し張りしていないと、初期不良で壊れてたとか、北海道の現地キャンプ場に薄暗い時間に到着してテントを立てようとしたら苦戦して真っ暗になってしまったというようなオチが発生します。
是非一度予行演習してから北海道キャンプツーリングに出掛けるようにして下さい!
Posted at 2024/05/21 22:00:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 北海道ツーリング | 日記
2024年05月20日 イイね!

2024年5月20日 2024年に北海道ツーリングを検討している方へのアドバイス その2

2024年5月20日 2024年に北海道ツーリングを検討している方へのアドバイス その22024年5月20日

そろそろ6月から夏シーズンにかけての北海道ツーリングを計画されている方が多いことが判明したので、テンポを上げて記事を連投することにしました!!!

今回「その2」の記事では「北海道バイクツーリングにおいてキャンプ泊にするのか、それともホテル・民宿などの宿泊施設泊にするのか?」というお題でオンボロベンツオヤジのコメントを書いてみようと思います。

4. 北海道バイクツーリングはキャンプ泊にするのか、それともホテル・民宿などの宿泊施設泊にするのか?
皆さんご存じの通り、私はバイクでの旅もしますがキャンプも趣味としています。
然しながら2023年5月下旬出発の北海道ほぼ一周ツーリングではキャンプ泊は最初から検討しませんでした。
北海道は結構良い環境でとても安価だったり無料のキャンプ場がたくさんあります。
そういう観点ではキャンプツーリングにも環境は整っていると言えますが、私は限られた日数(現地9日間)で万全な体調で北海道を回りたかったのでキャンプ泊は検討しませんでした。

4-1. キャンプ泊で回ろうとするとキャンプ道具が必要なので荷物が劇的に増える
趣味で出掛けるソロキャンプの場合は「キャンプを楽しむ」という目的なので、持って出掛けるキャンプ道具は比較的多く、それ程超コンパクト化とかUL化 (Ultra Light=軽量化)を考えたキャンプ道具構成にははしていません。
一方で北海道バイクキャンプツーリングにする場合は限られた積載量を活用するので、コンパクト化・UL化は重要になって来ます。
実際に積載する場所は別途考えるとして、テント・マット・シュラフ (寝袋)・コンパクトなテーブル・コーヒーを沸かすなどに使うSOTOのST-310などのバーナー・最低限の食器・調理器具は必要と考えると、私が2023年北海道旅で使ったTANAXのキャンピングシートバッグの容量は間違いなく全てキャンプ用具で埋め尽くされます。

皆さんもご存じの通り、例え8月の真夏の旅だとしてもタイミングと場所次第では気温が15-16℃になるエリアもあります。
そう考えるとペラッペラの夏用のシュラフとかペラッペラの毛布では寝られない可能性があるので、私ならNANGAのオーロラ350DX位のシュラフを持って行くと思います。
ダウンシュラフは圧縮するとコンパクトになりますが、それでもそれなりの大きさがあります。
当方は我が愛車PCX125での旅だったので、TANAXのキャンピングシートバッグ+GIVIのリアボックス+メットインスペースという3つのスペースしか積載場所がありません。
リアカウルの左右にサイドバッグを付けることも出来なくはないのですが、サイドバッグステーが無いPCXなのでベロンと吊り下げる方式のサイドバッグを使用すると摩擦でPCXのリアカウルの側面が傷傷になってしまうので検討しませんでした。
ちゃんとしたオートバイでしっかりしたパニアケースを左右に吊り下げることが出来るなら積載量は大きくなりますし、フロントのタンク下にエンジンガードバッグというものを左右に吊り下げればさらに積載量が増えます。
私がYouTubeでいつも視聴している「森キャンプ公平」氏は愛車MT-09にエンジンガードバッグ+リアパニア+タンデムシート状にバッグ2段積み+リアボックスで北海道をキャンプ泊+料理して回っていますが、彼の積載装備を合計すると210Lの積載容量だと言っていました。

4-2. 設営撤収に時間が掛かる
これは誰でも想像がつくと思いますが、設営と撤収にはそれなりに時間が掛かります。
晴天時ならともかく、思い切り雨が降っている時に設営・撤収をするとなると時間が余計に掛かるわけですし、濡れたテントは普通の純正テントケースには入れられないのでビニール袋やPVC製のターポリン防水バッグなどに収めることになり、普通の収納状態よりもテントの容積はデカくなります。
北海道は夏でも結構朝晩は冷えるのでテント外面に夜露が付くことが多いでしょうし、冷えた外気の環境下で閉鎖的なテント内で寝ればテントの内面は結露して濡れていると思います。
思った以上にキャンプキャラバンを北海道でしながら毎日毎日移動するのは結構大変だと思います。

4-3. ちゃんと毎日ぐっすりと休めるのか???
私の普段のソロキャンプにおいては結構良いコットにEVAマット+インフレーターマット+NANGAダウンシュラフという構成で快適に寝られているものの、それでも家やホテルのベッド・布団で寝るよりは睡眠の質は低いと思います。
北海道ツーリングには嵩張るコットは持って行かない(持って行けない)と思うので、EVAマット(私はボコボコマットと呼びます)+エアマットで地面に寝ることになるので快適性は下がると思います。
1日・2日なら良いのでしょうが、5日とか2週間毎日テント泊になるとすると途中で体調を崩したり、あるいはがっつり風邪をひいたりするかも知れません。。。

4-4. 食事が毎晩セイコーマート食になりそう。。。
北海道ツーリングでは積載の都合で調理器具はSOTOのST-310バーナーとメスティンと小さなアルミクッカーセット程度を持って行く程度かと思います。
食材を途中で買いに行くのも面倒なので、私ならほぼ毎日セイコーマートの激安パスタ+弁当という食事にすると思います。
そもそもキャンプ場は街中には無いので、「ちょっと食事を食べに行く」というチョイスはほぼ無いと考えます。
昨年稚内森林公園キャンプ場でテントなど設営後に外出した人のテント内にあったもの全て盗難されたという事件も起きているので、「設営後にちょっと風呂に行ってくる!!!」というのさえ安心出来ないというのが昨今の世知辛い日本の現状だと思います。。。

色々と書きましたが、私個人の意見としては毎年とか2年に1回北海道ツーリングに行ける環境の方であり、かつキャンプキャラバンツーリングに慣れている方であれば良いでしょうが、しょっちゅう北海道に行ける環境ではない人たちが満を持して北海道ツーリングに出掛けるのであれば、ホテル・民宿などの宿泊施設泊の旅をおススメします。

但し、前述の通り北海道には環境が良く安価(1泊500円とか)無料のキャンプ場もメチャクチャ多いので、出来るならキャンプをしてみたい気もします。
私ならバイクではなく我が愛車W210後期ワゴン (S210)E320アバンギャルド (通称、オンボロベンツ号)での北海道ドライブ旅に出掛け、何泊か途中でキャンプ泊をするというチョイスをするかも知れませんね。
あと、場所によっては近年行動が活発なヒグマも懸念事項になると思います。

4-5. 宿泊施設って高い???
私は2023年の北海道ほぼ1周ツーリング時には、ほとんどの宿泊施設を1泊2食で予約しました。
北海道ツーリングでかなり多くの方が訪れる場所のひとつが宗谷岬だと思いますが、私が宿泊した民宿宗谷岬は1泊2食で確か9400円でした。

そしてボリュームも味もクオリティも満点と言える夕食と

朝食が出て来ました

メシ代を差し引いたら宿泊部分で6000円程度ということになるでしょうか?
綺麗な部屋でフカフカの布団で寝て、綺麗な風呂で疲れを癒すことが出来るなら1泊2食で9400円は激安です。
ちなみに余談ですが、稚内は宿が高いことで有名です。
皆さんのバイクをレッドバロンで購入された方については、稚内のレッドバロンバイクステーションに2200円で個室宿泊することが出来ますので、こちらも検討のひとつに入れることが出来ますね。

北海道の地方のそれなりの大きさの駅の駅前周辺にはほぼ必ず「駅前旅館」とか「駅前民宿」的なものがあります。
私が2023年北海道ほぼ1周ツーリングでJR上川駅前で宿泊した池乃屋旅館がまさにこのカテゴリーに当たります。

上川駅ロータリーの目の前にありました。

部屋も綺麗で快適で、

夕食もボリュームたっぷりで美味しく、

朝ごはんもボリュームたっぷりでまたまた美味しくて、これで1泊2食で6500円だったと記憶しています。
食事代を差し引いたら1泊4000円位という感じになりますので、相当コスト的には安いと言えるのではないでしょうか?
夕食に出て来たカレイのから揚げがメチャクチャ美味しくバスクリン入りの風呂も快適だったので、もし次回も上川辺りで宿泊する可能性があるルーティングになった際には是非宿泊したいと考えています。
当方で調べた限りではやたらと大きな都会駅の駅前旅館でない限り、北海道の地方の大きめの駅前旅館の類は大体1泊2食で6500円とか7000円というレベルのようでした。

大きな街のホテルはやはり1万円位は掛かるのですが、北海道各地に存在している民宿や前述の駅前旅館のような宿泊施設を活用すれば平均して7000-8000円/泊に宿泊費は抑えることが出来るのではないかと思います。
結局キャンプをするとしてもバイクツーリング用のテントや軽量コンパクトなキャンプ道具をちょっと買い集めれば2万円3万円は掛かるわけなので、平均8000円/泊で6泊と仮定して48000円とするとそれほど宿泊代金は大きな出費ではない気がします(人生で何度かしか行けない北海道ツーリングという大イベントだからこそ5万円位なら良いのではないか?という意味です)。
毎年毎年北海道ツーリングに行けるような方はコストダウンした旅を楽しむのも良いと思いますが。


ということで、私、オンボロベンツオヤジは手軽で安全快適な北海道ツーリングをしてみたい方には基本的には宿泊施設を利用した旅をおススメします。
クルマでの北海道旅であれば、私なら1泊か2泊かはキャンプもしてみるかも知れませんね。
Posted at 2024/05/20 00:19:38 | コメント(1) | トラックバック(0) | 北海道ツーリング | 日記
2024年05月19日 イイね!

2024年5月19日 番外編 関東から北海道に行く際のフェリーの部屋の違い・時期の違いによる運賃の違い

2024年5月19日 番外編 関東から北海道に行く際のフェリーの部屋の違い・時期の違いによる運賃の違い2024年5月19日

昨日に引き続き「北海道ツーリングに行く際のアドバイス」記事ですが、関東から北海道に行くにあたってフェリー会社も複数ありそれぞれ部屋の種類も複雑で、さらに時期によって強烈に運賃も違ってきます。
今回は番外編として、「時期によって運賃にどれぐらい差があるのか?」という切り口で記事を書いてみようと思います。

昨日書いた通り、関東から北海道に行く場合は
1. 新潟からの新日本海フェリー
2. 大洗からのさんふらわあ
3. 仙台からの太平洋フェリー
という3つのチョイスが一般的かと思います。

私が昨年2023年5月下旬から約2週間北海道ほぼ1周ツーリングに出掛けた際は往路復路ともに新日本海フェリーの「期間A」と呼ばれる最も安い閑散期価格だったため、デラックスAツインといういわゆる特等ツインルーム (バスタブ・トイレ・プライベートバルコニー付き)という素晴らしい部屋をひとり利用で我が愛車PCX125の航送料金まで含めて往路は29800円という運賃でした。


さらに復路は往復割引10%が適用なので、29800円からさらに10%引きという驚きの運賃でした。
新日本海フェリー及び太平洋フェリーは期間Aと呼ばれる閑散期に限り2名部屋を1名で占有する場合も貸切料金(運賃の半額分=子供料金)が掛からないという価格ルールになっています。
さんふらわあはそういったルールは無いものの、2024年に関して言えば7月中旬までの期間内は貸切料金が掛からないというキャンペーンを実施中です。

さてさて、昨日の記事で「北海道ツーリングにおススメの時期は天候・気候が安定した5月下旬・6月と9月」と書きました。
9月は下旬になってくると初冬に近いイメージになるので少々注意が必要です。
そして私、オンボロベンツオヤジがおススメしない最も最悪の時期が8月のお盆休みです。
8月の北海道は雨が多く、クルマ旅ならまだしもバイクツーリングでは絶対に行きたくない時期です。
当たり前のことながら、お盆休みは多くの日本国民がお休みである超繁忙期ゆえに「どこに行ってもメチャクチャ混む」訳ですし、今日の記事に繋がる「お盆時期はメチャクチャフェリー代も高い」わけで、さらに北海道でキャンプツーリングする場合には「キャンプ場も混む」というオマケも付いてくるので、全くおススメできるシーズンではありません。
「北海道バイクツーリングで現地5日中4日間雨でした。。。」なんて全く笑えないですからね。。。
ちなみに私の場合2023年5月23日の東京都多摩地区の自宅出発から6月4日の帰宅までの間で終日雨が降ったのは、5月23日の東京→新潟の移動日だけでした。
北海道では本格的な雨日は1日も無く、5月29日釧路から幸福駅を抜けて帯広に向かう際の途中での1時間ほどの通り雨と翌日5月30日にナイタイ高原訪問後に三国峠→上川と向かう際の30分弱の通り雨だけでした。

今回は最も運賃差が極端な期間Aである2024年6月12日の北海道行きと2024年8月9日の北海道行きについて、新日本海フェリー(新潟小樽直行便)・太平洋フェリー(仙台苫小牧西)・さんふらわあ(大洗発夕方便)という3社のいくつかの異なる部屋の種類による期間差と運賃差を考察してみます。
先にお断りしておかないといけないのは、3社の部屋は「大体同等レベルじゃね?」と私が判断した部屋を比較しているので完全な同等比較 (Apple to Apple比較)ではありません。
また太平洋フェリーの場合は就航している3隻の船でそれぞれ仕様が異なっており、ドック期間以外は名古屋まで行かずに仙台苫小牧西間だけを往復する「きたかみ」の船室を例示していますが、6月12日と8月9日に必ずしも「きたかみ」が仙台苫小牧西便に入っている訳ではなくあくまでシミュレーションです。
大洗からのさんふらわあですが、深夜便に就航している2隻は部屋種類が2種類しかないという船なので、通常夕方便に就航している「さんふらわあふらの」と「さんふらわあさっぽろ」の船室構成を使っています。
新日本海フェリーは新潟12時発の小樽直行便で「らべんだあ」と「あざれあ」の船室構成をベースにしています。
また新日本海フェリーは2024年6月1日から運賃改定が入り運賃も航送料金も値上がりするので、今回のシミュレーションでは値上がり後の運賃で計算しています。
私が北海道ツーリングに行く際には家族は連れずにボッチ旅ですので1名で旅するという条件でシミュレーションしていますので、この点は悪しからずご承知おき下さい。

ということで、2024年6月12日に一人で北海道ツーリングに出掛ける場合のフェリー運賃シミュレーションは以下の通りです。
エクセルのスクショなので、画像をクリックして拡大後に確認してください!!!

閑散期なのでそもそも運賃が安く、また貸切料金が掛からない為に特等船室・1等船室の運賃に割安感があります。
私なら仮に金欠だったとしても、北海道に出掛ける前1・2か月の食事のグレードを落としてでも特等・1等船室で旅が出来るようにお金を捻出します。

そして次は恐ろしい8月9日北海道行きの運賃シミュレーションは以下の通りです。

そもそも運賃が最も高い期間であり2名部屋の1名利用時の貸切料金が掛かる為、特等船室と1等船室利用時の運賃が恐ろしいことになっています。。。
私は間違ってもこのお盆時期に北海道ツーリングに出掛けることはないですが、もしどうしても行くのであれ新日本海フェリーで言うツーリストSの船室を予約しますね。

ドアをを開けたらベッドと机があるだけといういわゆる女中部屋なのですが、一応区切られた空間であり鍵も掛けられるのでコインロッカーを使用しなくても安全と言えます。
但し消防的な規制なのかドアの上下は開いているので、完全な密室ではありません。
太平洋フェリーの場合は「きたかみ」にのみ同じような個室クラスがあるのですが、内鍵(トイレの個室の鍵のイメージ)のみ装備なので部屋からの外出時には部屋に誰でもは入ることができてしまい、パソコン・タブレット・貴重品を置いておくことが出来ません。
カプセルホテルタイプのツーリストCクラス同様にコインロッカーを活用した貴重品管理が必要です。

リーズナブルに旅をするならカプセルホテルタイプのツーリストC・Aクラスに決まるのですが、以下のような欠点があります。
1. ありとあらゆる物の貴重品管理が必要
2. いびきがうるさいジジイが多くてうるさい
3. ベッドの上しか自分のスペースが無いので、航海中の大部分の時間を船のパブリックスペースで過ごす羽目になる
これらが一番分かり易いカプセルホテルタイプの船室のデメリットだと思います。

これら3点のデメリットだけ我慢出来るのであれば、カプセルホテルタイプのツーリスト船室は非常にお財布に優しい優れた船室だと思います。
大阪と北九州を結ぶ「夜寝て朝起きたら到着」というフェリーならばカプセルホテルタイプの部屋でも良い気がするのですが、16時間とか掛かる北海道航路の場合はパブリックスペースを彷徨うことになるになりますし、お盆時期のような繁忙期の場合はそもそもほぼ満席の船なのでパブリックスペースに居場所を確保すること自体に苦戦する可能性があります。

長くなりましたが、このような感じで私としては8月の夏休み期間、特にお盆時期の北海道ツーリングはフェリーという観点からもおススメ出来ません。
お盆時期にしか休めない方は仕方がないとして、自分で夏休みの取得時期を調整出来る方は6月がおススメですし、6月は無理でも一足先に7月にするか遅らせて9月に入ってから北海道ツーリングに出掛けることをおススメします。
Posted at 2024/05/19 12:29:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道ツーリング | 日記
2024年05月18日 イイね!

2024年5月18日 2024年に北海道ツーリングを検討している方へのアドバイス その1

2024年5月18日 2024年に北海道ツーリングを検討している方へのアドバイス その12024年5月18日

昨年2023年の5月23日に東京都多摩地区の自宅を出発した北海道ほぼ1周ツーリングから早いもので約1年が経過しました。
私自身が初の北海道ツーリング旅だったこともあり、色々と調べ事をして出発したにもかかわらずもっと改善できる箇所があったことに多く気付いたりもしたので、ここに2024年に北海道ツーリングに出掛けようとする方にアドバイスとなる記事を書くことにしました。

1. 乗って行くバイクについて
よくバイクの記事などには「排気量マウントのジジイ」などが出現すると書かれていることがあります。
これはどこに行っても出現するクソジジイ達なので気にする必要はありません。
人生の中でバイクの排気量でしかマウントを取れない恥ずかしく卑しいジジイ達なので気にしないようにしましょう。
当方は東京から我が愛車PCX125で北海道に行きましたが、非常に素晴らしい約2週間の旅を送ることが出来ました。

125㏄の小型自動二輪(カブ類・PCX・モンキーその他)は自動車専用道路や高速道路は走ることが出来ませんが、私の場合は東京から新潟まで下道で走って行く必要があったものの、北海道に入ってからは自動車専用道路・高速道路が走れなくてもほとんど影響なく十分に楽しむことが出来ます。
前述の通り当方は東京都多摩地区在住ですが、川越→東松山→熊谷→渋川→沼田→三国峠→新潟県内(思った以上に長い)→新潟市と走りました。
完全な雨降りの日でしたが、自宅を午前9:30頃に出発して前泊地のANAクラウンプラザ新潟に到着したのが20時過ぎでしたので、11時間掛かったことになります。
とは言え、道の駅スタンプを押すためにほとんどの道の駅を経由したこと、三国峠周辺での大雨で心が折れたため途中で数回30分単位の休憩をしていることを考えると、実際に走っていた時間は9時間から9時間半程度でした。
下道の旅の方が時間は掛かりますが、各地の風景や美味しいものを楽しみながら走ることが出来るので下道旅も捨てたものではありません。

北海道に入ってからを思い出してみると、私の走ったルートにおいて高速道路・自動車専用道路を使う機会はそれほど多くないです。
苫小牧港や小樽港からオロロンラインに向かう際に高速道路経由で留萌まで行く方はいらっしゃいますが、私の乗った新日本海フェリーの新潟小樽便は小樽港到着が朝4:30であることから、普通に下道で走っても高速でワープをしてもショートカット効果は基本的にありません。
あとは根室市に入る部分の根室道路(約7㎞)に入れないという程度でした。
別に根室道路に入れなくても大勢に影響はないので、10分程度到着時間が延びる程度かと思います。

北海道は道が広いので大型バイクで走るのもきっと楽しいと思いますが、125㏄のPCXやカブ、モンキーなどの小型自動二輪=原付2種でも十二分に楽しむことが出来ますので、是非検討してみて下さい。

2. 旅の時期について
日本人のサラリーマンの場合はなかなか1週間・2週間の長期休暇を取ることが難しいので、結局はお盆休みのようなもともと纏まった休みの時期に行かれる方が多いと思います。
然しながら、クルマと違ってバイクの場合は雨の中を走るのは楽ではありませんし、小雨ならともかく大雨の中ではツーリング続行が危険な場合も少なくありません。

残念ながら、8月というのは北海道ツーリングをするのには全くおススメ出来ない時期でもあるのです。
8月の北海道は実は天気が悪い日が多く、酷い場合だと「1週間のツーリング期間中ほぼほぼ毎日雨だった」ということがザラにあります。
「北海道ツーリングのベストシーズンはいつ???」という質問に対する答えとしては、「5月末から6月にかけて」と「9月」というのが答えになると思います。
この2つの時期は北海道の天候が安定していて晴れる日が最も多い時期であり、観光客がメチャメチャ多いわけでもないので走りやすく、また新日本海フェリーをはじめとするフェリー会社の運賃期間も1年で最も安い閑散期運賃かその次に安い運賃期間であり、フェリー運賃でも非常に優遇されている時期です。
→運賃という観点では次の項目でこの点を解説します。

3. どのフェリーに乗って北海道に渡るか?
東京をはじめとする関東地方在住者の場合、北海道に渡るフェリーのチョイスとしては、
1. 新潟小樽間の新日本海フェリー直行便 (新潟昼12時出発、小樽朝4:30到着)
2. 新潟苫小牧東港間の新日本海フェリー秋田経由便
3. 大洗苫小牧西港間のさんふらわあ (夕方便・深夜便の1日2便)
4. 仙台苫小牧西港間の太平洋フェリー
5. 八戸・青森・大間からのフェリー
となります。
私の場合はPCX125で高速道路を走れないバイクなので4・5のチョイスは検討からは外しましたが、4の太平洋フェリー(名鉄の子会社)は事前予約割引で結構良い割引が出るので、意地になって125㏄で下道で仙台に走ることも出来なくはないかと思います。。。

私は関東在住者の皆さんには1の新日本海フェリーの新潟小樽直行便をイチオシでおススメします。
下道であれ高速道路であれ400㎞程新潟まで走るのがカッタルいという意見は散見するものの、私がこのフェリーをおススメするのは「小樽到着が朝4:30である」という理由からです。
ちなみに5月下旬から9月位までの期間であれば、北海道の朝4:30はもう明るい朝の時間帯です。

到着してからそのままオロロンラインを北上すれば、稚内ちかくのノシャップ岬にある樺太食堂には閉店の14:30前に間違いなく到着出来ます。

そして樺太食堂での美味しいウニ丼を食べた後で余裕で宗谷岬まで到達できます。


新日本海フェリーの経由便とさんふらわあの場合は苫小牧港到着が夕方から夜になってしまうので、せっかくやる気満々で北海道に到着しても苫小牧到着後はすぐに宿泊になってしまいます。
仙台からの太平洋フェリーは苫小牧到着が昼の11時なのでまだ移動時間はそれなりに確保できるものの、その日の暗くなるまでに稚内・宗谷岬に行くのは結構厳しいので、途中の宿やキャンプ場で1泊することになってしまうかと思います。
太平洋フェリーで北海道に行った場合はオロロンラインで北上するよりは、道南方面に行くとか、日勝峠を超えて東の帯広方面を目指すとか、あるいは日高方面に向かって襟裳岬そして広尾方面に抜ける方が良いのかも知れませんね。

フェリーの運賃については様々な条件があるので一概には言えませんが、それぞれの会社において時期によって期間A、B、C、Dというように分かれており、例えばゴールデンウィークや夏休み時期、そして最も高いお盆休み週などで運賃に大きな差が出て来ます。
新日本海フェリーの場合は北行き・南行きともに6月30日出発分までは最も安い期間Aになり、期間Aは2人用の部屋をひとり利用しても貸切料金が掛かりません。
それ以外の時期では貸切料金(子供料金=大人運賃の半額)が掛かります。
私はこのシステムを利用してデラックスAツイン(昔的に言う特等室)を非常にリーズナブルに利用出来ました。

仙台からの太平洋フェリーに関しても同じく4期間制となっており、7月中旬までは最も安い期間Aであり、新日本海フェリーと同様に期間Aはひとりで2人用室利用時の貸切料金が掛かりません。

実際にオンボロベンツオヤジが2023年5月24日新潟出発でデラックスAツイン+PCX125で旅した際の運賃は以下の通りです。
1. 運賃+デラックスAツイン(バスタブ・プライベートバルコニー付き)料金: 24,100円
2. 125cc以下原付航送料金: 5,700円
合計29,800円
ちなみに最も高いお盆休み期間に同じ条件で乗ると、
a. 運賃+デラックスAツイン: 35,700円
b. デラックスAツイン1名使用時貸し切り料金: 17,850円(35700円の半額)
c. 125cc以下原付航送料金: 8,500円
合計62,050円
になります。
期間A以外は貸切料金が掛かる部屋は避け、ツーリストSまでに留める方が賢明です。
最も安いカプセルホテルタイプのツーリストCの場合、新潟小樽間の運賃(バイク航送料金除く)は閑散期の期間Aだと7,500円で、お盆休みに適用の期間Dだと12,300円になります。
新日本海フェリーは2024年6月1日から運賃改定が入り、新潟小樽便で言うと期間AのツーリストCが7500円から8500円に1000円値上がりします。

仙台からの太平洋フェリーについても新日本海フェリー同様に期間Aは2人用部屋の一人使用であっても貸切料金が掛からないシステムになっております。
太平洋フェリーの場合は125㏄の原付2種料金というものがなく、50㏄以上400㏄以下という航送料金システムなのでPCXもレブル250もエリミネーター400も皆同じ航送料金になります。

大洗からのさんふらわあについて特別キャンペーンがある場合を除いて閑散期でも貸切料金が必要になるのと(今年は7月中旬までキャンペーンをやっています)、北海道到着が夕方あるいは夜になることから選択しませんでした。

とても長くなりましたが、関東在住者で到着後北上して稚内・宗谷岬を目指す方については間違いなく新日本海フェリーの新潟小樽直行便(らべんだあ・あざれあ)をおススメします。



あまりに長くなり過ぎたので、今回の「その1」はこのあたりで終了とします。
次回その2ではまず「キャンプかホテル・民宿などの宿泊施設泊か???」という点から書き始めたいと思います。

ではでは。


Posted at 2024/05/18 17:00:02 | コメント(4) | トラックバック(0) | 北海道ツーリング | 旅行/地域

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