ライブドアショックより一年。
一般の方にはライブドア強制捜査より一年と言った表現が分かりやすいかな?
なんとなく個人的に感慨深い日なので株のお話などしてみようかと。
ここまで書けばもうお分かりの通り、自分は一般的に言う所の
。.:・゜* 株主様 *゜・:.。
なのです。
決してデイトレーダーではありません。( ̄ー ̄;
デイトレードまがいな事もした事あるけど・・・。
昔の話です。。。
皆さん、株についてどういうイメージをお持ちでしょうか?
資産運用?ギャンブル??買収の道具???
どれも間違いではないけど、やはり株というのは投資なのです。
将来性のある会社にお金を貸して、その資金で会社運営をして発展して貰おう、という趣旨のものです。
その見返りとして、会社から感謝の意味で配当金などがあるわけですね。
本来は決して売買をしてその需要のバランスにより発生する価値の差額により利益を得る為のものなんかではありません。
とはいえ実際に売買により損益が出るわけですから、やはり資産運用なり、酷いやり方をすればギャンブルに成り得るわけです。
さて。
日本では株というとギャンブル性ばかりが注目されがちですが、アメリカなどでは貯金と並ぶ立派な資産運用として市民権を得ています。
アメリカの一般的な資産運用は貯金50:株50と言われています。
実際自分もそれくらいの割合で資産運用を行っています。
では、ちょっと自分の経験した株の2面性を紹介したいと思います。:P
まず、初頭にも話題に出した
ライブドアショックについて。
一般的に報道されたもので、ライブドアに強制捜査が入り、ライブドア及びIT系その他様々な会社が一気に不信感が広がり、株価が大暴落した事件です。
株運用をやっていない方にとって、コレがどれほどの大事件だったのか想像に難いと思いますので、具体例を挙げます。
当時、自分はとある株を大量に保有しており、
1000万円近い含み利益を得ていました。
それがライブドアショックにより、
たったの1日で0になりました。
まぁ、やや誇張してますが。:p
当時はあまりのストレスに吐き気すら覚えました。
ヘタすると全資産損失及び大量借金を抱える危険すらありましたから・・・。
何故こんな事態に陥ったのか?
普通に考えて例えば100万円の株が大暴落して50万円になったとしても、0になんてなるわけありませんよね?
ここで出てくるのが、
信用取引という罠です。
信用取引とは、現在持っている資産。口座に入っている現金及び株の価値を担保に、その資産の
約3倍までお金を借りて株の売買が出来るというシステムです。この倍数は証券会社により異なります。
で。
この信用取引を使った場合。
例えば100万円の資産を元手に100万円のA株を1株買ったとします。
信用取引を使うことで、更に300万円分の株が買えるようになります。
そしてその300万円を使って更にA株を3株買います。
A株が値上がりして200万円になりました。
自分のお金で買った分の株価が200万円になった事で、資産価値も200万円となります。
更に、信用取引で買った株3株の価値が600万円になった事で、含み利益が300万円となり、合計で
『仮想』の自己資産が500万円となります。(信用取引で最初に買った分の値段は資産に含まれません。)
この時点で信用取引の利用可能上限は1500万円になります。(!)
ここでイケイケとばかりに残りの利用可能額1200万円を使って200万円のA株を更に6株購入します。
ここで事件(ライブドアショック)発生!
煽りを受けたA株は大暴落!値段は一時100万円に!
さぁ~、ここで冷静に考えてみよう!
自分の元手で買った株は100万円。スタートに戻っただけです。
では、信用取引分は?
最初に信用取引で買った3株は100万→200万→100万で±0
次に買った6株は200万→100万で-100万円。6株なので600万円の損失です!
この時点で自己資産は合計-500万円。
しかも、この時点で信用取引利用可能額は自己資産の100万×3の300万円が上限になっているので、これまで信用取引で使った100万円×3+200万円×6=1500万円との差額。
1200万円を証券会社より借金している事になります。
これが俗に言う追証(おいしょう)です。
この借金(追証)を3日以内に支払わないと信用取引停止となります。
こうして、株暴落による損失500万円+証券会社への借金1200万円で、
合計1700万円の借金がめでたく出来上がるわけです♪(=´∇`=)
(※信用取引をやめて1年経過しているため、忘れて計算が間違ってるかも知れません。)
どうです?この例はかなり極端ですが、1000万近い含み益が一夜に0になるという話も無い話ではないという事が理解出来るのではないでしょうか?
幸いにも自分はそこまで大きく信用取引を利用していなかったのでこの程度で済んだのですが、実際に樹海行きとなった個人投資家も大勢居た事が容易に想像できます。
これを期に、自分は信用取引から手を洗いました(´・ω・`)
今は現金のみで細々続けております。
ライブドアショック・・・。
自分にとっては生涯忘れる事の出来ない大事件です。
あの事件が無かったら、自分は今頃どうなっていたのだろう・・・。
いや、無かった事など想定するのは建設的ではないので考えるのは止めよう・・・。
さて、暗い面はコレとして、次は
明るい面です。
タイトル画像ですが、これ実際に自分が過去最大に成功した例です。(`・ω・´)
この画像はあくまで途中経過なので、実際の確定利益は秘密にさせて頂きます。:P
ちなみに、この銘柄今では1000円を大きく越えております・・・。
株価100円台の頃から手を出していただけに感慨深いものです・・・。(しみじみ)
この銘柄、どんな会社かと言うと、昨年の原油高の裏で大儲けしていた会社の一つ。表では昭和シェル石油、ENEOS等々石油会社が大幅な利益を出していた訳ですが、自分の目を付けた会社は石油プラント建設会社です。
正直元々大安定の大企業を買ったところで、値上がり幅などたかが知れてるのです。
それよりも目をつけるべきは、そのような大企業の裏で利益を得ている優良会社。
特に、この会社はいわれの無い理由で大幅に株価を下げていたため、ここがチャンスとばかりに購入したわけです。
狙いは見事に的中♪
約半年をかけ、見事に株価は5倍近くまで成長したのです。:D
この半年間は楽しかったですね~。
定期的に発表される好決算報告、配当の増配、その他諸々の景気の良い発表の数々♪
自分の目の付けた出来の悪い子、本当はやれば出来る子が着々と成長して行く様を眺めているようで非常に感慨深かったです♪
この銘柄は本当に良い投資だったと自画自賛しております。(^-^
今では自分の目標株価を大きく越え、羽ばたいて行こうとしております。
もう株主となる事は無いと思いますが、今後も見守って行きたいと思っています。:)
ちなみに、SR22DEのチューン費用はこの時の利益より捻出しております。:P
さて、今後このような銘柄はどのなのか?
自動車関係で言うと、自分は
LED関連に目を付けています。
時代は省エネの時代。
発光効率30%ほどの現在のランプは、いずれ発光効率90%以上のLEDに置き換わって行くでしょう。
HIDは近い将来廃れるでしょう。所詮発光効率40%程度の中途半端な技術ですから・・・。
今は直進性が強すぎて扱いづらいLEDですが、いずれはこの課題も技術で解決し、車ばかりでなく、全ての明かりという明かりがLEDになる時代がやって来ると確信しております。
その時にLEDを開発している会社の株価は一体・・・?
夢は膨らみます♪♪
株をただのギャンブルと考えてる方。
浅はか過ぎですよ!
ただの資産運用にとどまらず、経済界に目を向けるきっかけとしても、株は是非皆さんにオススメしたいです♪
あ、でも信用取引はやめましょうね・・・。