燃料フィルタ(フューエルフィルタ)の流用交換

シティ用の燃料フィルタを注文したら生産終了となっていたので流用交換しました。

流用するために注文した燃料フィルタの型式はこれです。社外品です。

このフィルタは上側がOUT側で、ストレートネジ。ここはシティの純正のエンジン側の配管がそのまま取り付け出来ますが、下側は燃料ポンプ側でテーパーネジとなっています。ここがシティの純正とは異なるところです。

ところが、シティの配管をよく見て、この状態のままをとりはずすとテーパーネジの部分がありました。

コレです。

配管のこの部分がテーパーネジになってます。ただし、ここに繋がる配管は出口が真横方向にレイアウトされているのでここを慎重に真上方向に曲げてやる必要があります。今回の流用の難しいところの山場はここです。配管が潰れないように…最悪は亀裂が入ることです。コツはまず、フレア加工部分を傷めないように、取り外した配管をまず元に戻して適度に締めて、この状態で少しづつ曲げていきます。ここはある程度まで曲げると旧配管部品を取り外して角度を変えてまた取り付けて、また曲げて、取り付け直して…の繰り返しで、凄く慎重に。バイスグリップは使いましたが、直接配管を挟むのはエッジが立つのでNGです。小さな木片などを噛ませて慎重に曲げましょう。ある程度曲げれば、最終的にはフィルタを取り付けて曲げましたが、フィルタ自体のケースも肉厚が厚い訳では無いので、意図的にこの状態のまま曲げるとある程度は馴染むようにフィルタケースが変形してくれます。

配管は若干長さや角度が足りないので、完璧なものにはなりませんが、この程度までは取り付けすることが出来ました。あと、燃料フィルタケースの外径は前のものより少し細いです。ですのでここはゴム板を巻き付けて、燃料フィルタへの振動吸収の効果も兼ねて取り付けています。

遠目に見ればこんな感じです。
シティはどんどん純正品のみならず社外品までも供給が無くなっていく車です。苦労しますよね。