Uno75のブログ一覧

　クリスマス市の横の歩行者天国を路面電車が通っていく毎年の風景も，気づけば2013年まででした．予定通りいけば2014年秋から，路面電車が地下を走るようになります．
　毎日，路面電車が来ないか確認しながら軌道の上を歩いているので，いなくなると思うとちょっぴり寂しいです．といってもあと４年も先なので，自分がどこにいるか分かりませんがｗ

　路面電車ネタで他都市の路面電車を…と思って昔撮った写真を見ていたら，2002年頃にドレスデンで見た路面電車と自動車の事故の写真がありました．
　この時は数日間ドレスデンにいて，路面電車に乗ろうと思って停留所まで歩いて行ったらこんな光景でした…．

　最近の事故の路面電車に比べると，このタトラの路面電車は無傷でした．　停留所前の交差点で自動車が曲がってきて衝突したのは一緒．自動車の凹み具合や位置関係からすると，速度は若干遅いだけの40km/h程度でしょうか．路面電車の衝突安全対策の進化が感じられます．

　何で両方ともハッチバックの日本車なのかというのは気にしてはいけません…．

　これが乗っていた路面電車です． SiemensのNF10型．全長40mの車両です．　いくら新しくてバンパーがグラスファイバーだとはいえ，これだけの大きさと重さ＆鉄の固まりですから自動車はひとたまりもありません．

　前にドレスデンで同じような事故現場を見たことがあるのですが，それは連結器むき出しの古いやつ（プラハでも走っているTATRA）だったので，連結器がバンパー代わりとなり自動車は大破，路面電車は無傷でした．

　自動車は飛ばされ，路面電車は衝突から15mぐらいして止まっているので，おそらく50km/h程度で衝突したと思いますが，乗っていて事故の衝撃に気づかないというのは怖いです．路面電車はその名の通り電車というのを再認識しました．

　ぷらっと散歩がてら市内へ行ったのですが，クリスマス市は閉店中…．まあ，クリスマス市には早すぎるとは思っていたので仕方ないか．と帰宅．

　混んでいたものの何とか席を見つけて座ったところ，次の駅で急停止．たまにある感じの急ブレーキだったので「何かが飛び出してきたか？」という程度にしか思っていなかったのですが，「ぶつかった」という声を聞き右の方を見ると，大破したカローラが…（汗）．　事故った～!!
　停止して路面電車のドアが開けられる状態になって，何人かが救助のため外に．必死にドアを開けようにも開けられないのを見て手伝おうと思ったのですが，通路側に座っているおばあちゃんが呆気にとられて見ていて出られず…．皆が落ち着きを戻して外に出始めてようやく外に出られました．　そしてカローラのエンジンが回ったままなのに気づいたので，助手席側窓から手を入れてエンジンを停止しました．いきなり何か起きたら怖いし．


　左折禁止のところでカローラが左折して，後ろから来ていた路面電車が運転席ドア付近に衝突．その勢いでカローラは飛ばされ，正面から地下鉄の階段のところにぶつかったようです．
　カローラの運転手はガラスで少し出血していましたが，命に別状はない様子．

　それから３分もしないうちなので衝突から４，５分で救急車３台，消防車２台，パトカー２台，路面電車の会社の車両２台がやってきて事故だというのを改めて認識しました．

　こうなるから路面電車との事故は怖いです．

　早くも，路面電車の第２弾です（笑）．　こちらは前回のDuewag GT8の後継車両で，1974～75年の車両です．新しいけど，もう35年以上か…．
　見た印象は大分違いますが，フロントガラス周りを見ると共通なのがよく分かります．　乗り心地は，薄っぺらいクッション無しに近いGT8と一転して，厚いクッションの椅子です．ニオイと高さもあるからか，なぜか私は乗ると昔の日本のバスを思い出します(^^;;;

　この型は前後に運転席があるタイプなのでドアが左右＝座席がその分減る上に牽引しないので，座れる確率が低いです．　終点で路面電車が１周できるスペースがない路線（たいてい新しめの路線）がメインですが，たまに工事で折り返し運転という場合には私の使う路線にも現れます．

　低床ではないのですが，ベビーカーとかは周囲の人が乗り降りを手伝ってあげます．特に，見た目はヒップホップ系な服装で日本人の感覚だと不良っぽく見える少年達（うちの路線だと外国人が多い）がよく手伝います．前に，窓から外を見ておじいさんがいるのを見つけ，外まで出て乗るのを手伝っているのを見た時は感心しました．
　もちろん，私も何度かベビーカーの乗り降りを手伝ったことがあります．　皆が手伝うから100%低床化しろということにもならないんでしょうね．