2009年06月20日
第1回 アルペンクライム
第一回アルペンクライムに参加。
ラリーのナビとして2戦ほど参加させてもらいましたが、やっぱり自分で運転したいもの。
とは言えラリー用のレギュレーションで車を弄るにはいろいろと不都合があるし、別途ナビゲーターを探さないといけなかったりと、意外とハードルが高いのが実情。
ならば、1人で参加できる公道を走れる競技なんてないものか、と思って探していたところ、このイベントを見つけることができました。
内容は山間部の公道を貸しきってのタイムアタック。
全5kmのコースを3本練習し、そこを前半・後半・通しの3本のタイムアタックの総合タイムを競い合うと言うもの。
イベント名が「クライム」とついている様に、登りのみで下りは走りません。
これは大きな事故がおき辛いようにとの配慮。
フロント荷重がかかり辛くて曲げ辛いものの、リアが出辛いのでスピンし辛いし、ブレーキングに失敗しても自重でとまりやすいと言う利点があります。
参加料は18000円。
県戦レベルのラリーの参加料が36000円であることを考えると、1人当たりの参加料としては同じくらい。
問題は何本SSを走れるか、ってところにかかってくるのですが…そこら辺は参加してみないとわからなかったので、先ずはためしに出てみよう、と言うことで参加しました。
結果として、練習として通しを3本(うち1本は下見)、本番として前半・後半・通しで3本の計9本走ることができましたので、一晩で6~8本程度のハイアベレージ区間(=準SS)を走ることになるラリーよりも走ることができたと考えれば、参加料も納得です。
場所は長野県安曇野市。
東京在住の私にとっては道中も山道になるので移動も楽しく、個人的には総行程600kmのラリーみたいなもんでした。
とは言え高速道路も活用してしてますが(^^;
開催場所の情報や動画・画像をアップロードしようと思ったのですが、主催者側の方の話を聞く限り、「公道を利用したイベントの情報を不特定多数の人に見える場所に置くと、法律的にはまったく問題がなくても文句をつける人が居て、そういう人達が騒ぐと開けるものも開けなくなってしまう」と言う事だったので、詳細は伏せます。
分野は違いますが、最近アダルトゲームに「倫理的に問題がある」との一言で一層の規制がかけられるようになりましたし、ゲームで行われている行為にさえ「現実での女性に対する倫理観を捻じ曲げることになる」等と問題視をする人が居るならば、きちんと道路の占有許可を取った場所で行っているこういうイベントに対しても「公道を走る為の倫理を喪失させる事になる」等と問題視する人は普通に居そうです。
車を使っている以上どんなに気を払っても事故はおきますし、事故がおきれば怪我をする人も出ます。
その上普通に車を使っている人には想像できないような走り方をするんですから…まあ理解してもらうのは非常に難しいでしょうね。
親にはサーキット走行でさえ「危ないことはやめろ」と言われる始末ですし(^^;
なのであまり臨場感が伝わってこないようなイベント報告になってしまいますが、ご容赦を。
道は良好。
少なくとも好んで走ったりする道に比べたら、砂は浮いてないわ穴は開いてないわ岩は落ちてないわグレーチング(=道に横たわる排水溝)は無いわコンクリートによる簡易舗装がないわ…そして道幅も二車線と幅広なので、サーキットと言っても良いくらいです。
少なくとも、最近走った林道が
・グレーチングの蓋が無いので真っ直ぐ走れない
・単なる水溜りに見えるけど、周りのアスファルトの形から推測するにソレは穴なので踏めない
・道の真ん中にはバンパーよりも高い場所まで伸びてる草が生えている
・道幅いっぱいまで草木が生い茂り、走っていると常に草が擦れている音がする
・判別できない凹凸により、アクセルを踏んでいったら思いっきり跳ねる
・富士サファリパークを走ってるかと思うかのような鹿の群れに出くわす
だった私にとっては、この道はホントに別世界。
とは言えやっぱりサーキットではなく峠道。
違うのはそのコース形状で、スピードを出して走ることを前提としていない峠道ならではと言った感じのコース(急勾配の6連続ヘアピンとか)が独特で非常に面白い。
走る車は排気量によってクラス分けされています。
2500cc以上のCクラス、1500cc以上のBクラス、それ以下のAクラス、の計3クラス。
ターボやSC等の過給器が付くと排気量が1.7倍されるので、エボやインテはCクラス、そして私はBクラス。
同クラスにはインテやシビック、スターレットターボ等がひしめき合うクラスなので120馬力の4AGでは非力感が否めませんが、SC付きのAW11だとCクラス、つまりエボやインテと競い合う事になってしまうので、それよりは戦いやすい相手といえます。
パワーの差は「急勾配の登りなんだからリアにトラクションのかかる後輪駆動が有利じゃー!」と言う意気込みでカバー。
…まあ意気込みだけでは勝てませんけど(^^;
このイベントにあわせたわけではないのですが、参加する前にAW11の仕様を変更。
前後バンパーとボンネット、トランクをTBS製のFRPパーツに替えてみたのですが、この効果が非常にすばらしいものでした。
これによってコーナリングでのトラクションの掛かり具合が大幅にアップし、コントロール性も向上しましたし、軽くなったおかげで最近やわらかすぎると感じていたフロントも登りには丁度良い感じになりました。
あまりの楽しさで毎週末はドライブ三昧になるほどです。
おかげですべきことが滞りまくってますが(^^;
なのでこのイベントもせめて半分以上に入ってやりたい、とか意気込んでみたのですが…問題はドライバーの腕。
Aクラスが1台だけだったのでBクラスと合わさった結果、同クラスには私を含め4(スターレットターボが2台、SCヴィヴィオが1台)がエントリー。
1台がリタイアしたためにどうにかビリは免れたものの、タイムはトップ(=SCヴィヴィオ)から1キロ2秒も遅れをとるほどで、まあ相手になりませんでした。
勝負にならなかったのは
・道を知らない(参加16台のうち、14台が地元)
・追加灯が無い為に横が見えないし、スピードが上がってくると先が見えない
・そもそもドライバーの腕が無い
等の理由が挙げられると思います。
特に3番目が顕著に現れていたのは…1度コースアウトしてぶつかってしまい、バンパーをバリっと割ってしまった事からも分かりますorz
小雨がぱらついたり止んだりして路面状況が微妙に変わってきていることに加え、幾度目かのヘアピン手前のアスファルトの感覚が他のところと微妙に違っていることをすっかり忘れていて、他のところと同じ感覚でブレーキ踏んでフロント入れて行こうと思ったら、ズリっと滑ってそのまま。
外側にエスケープゾーンがあったのでそこに車を突っ込めれば良かったのですが、そこにはギャラリーの人(若しくは監視役のオフィシャル)が居たので突っ込むわけにも行かず、諦めて大自然との触れ合いを受け入れることにしました。
久しぶりのクラッシュ…走行に支障が無かったから良かったものの、「調子こいてると事故を起こす」という事を改めて思い知らされました。
走行に支障が無かったから良かったものの、遠出先で事故って動けなくなっていたら一大事でした。
やっぱり仕様を変更したら走りなれた場所で確認の為の練習をすべきでしたね。
相手にならなかったのは残念でしたが、次回はもっと接戦になれるよう頑張ってみたいと思います。
次回は9/12。
ラリーの地区戦の練習としてきている方が多いようですけれども、私のような奴も気軽に参加できる大会ですので、興味がある方は一度参加されてはどうでしょうか。
詳細は「チームりんどう」のサイトに載ると思います。
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Posted at
2009/06/22 00:43:44
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