vista、といっても車ではありません

仕事上無視することが出来ないMicrosoftの新OSであるVista。
CNETの記事によるとバルマー氏はこんなことを言っているようです。

先日友人に「Vista買わないの?仕事で必要になるでしょ?」と尋ねられましたが、未だにその予定はありません。
早くて1年後、遅ければ買わない、という選択しさえありえるんじゃないかと思うからです。

正直、どれだけの企業がVistaに買い換えるのかと言えば、記事にもあるように1年内以内には20%程度の企業しか考えていないようです。
私はそれだけXPの完成度が高いということだと思っています。
95や98の時はマシンスペックがネックになっていたりOfficeの完成度も低かったことから買い換えることに意味が有ったと思いますが、2000以降はある程度安定していたのではないか、と思います。
仕事上色色なPCを見てきましたが、未だに2000を使っているところは多く(98は見かけませんが)、XPになったのも最近と言う企業は少なくないと思います。

加えて、最近はWebシステムの開発が多いこと多いこと…
携帯電話向けのJava開発も有りますが、Windowsアプリケーションの開発と言うのは結構稀です。
そして何より、Windowsアプリケーションを開発する場合、.NET FrameworkのおかげでOSにそれほど依存するでもなくWindowsアプリケーションが組める実情。
* まあ.NET Framework自体のバージョンによって多少の差がありますが…
.NET Framework3.0が組み込まれているVistaではななく、2.0のXP向けに開発しておくほうが互換性という意味では問題が無いと考えています。

まあ客から「Vista向けに作ってーな」と言われてから勉強しても遅くは無いと思ってますので、当分様子見です。


で、車についても同じ事が言えるんじゃないかと。
結局「それを買うこと」に意味があるのではなく、「それですること」に意味がある筈なのに、それについての魅力をスペックでしか訴えられない時点で購入意欲が沸かないのは無理ないんじゃないかと。

確かに新しい車の方が高性能なんだろうし安全性も高そうだし便利っぽいし高級感はあるのだけれど…その車で出来ることと今持っている車で出来ることとの差と言うのがよく分からない訳です。
だから新車登録台数も減るんじゃないか、とか。


でもこう思うのは私が単に試乗とかしてないかないからなのかもしれませんね。
今年の冬は色色な車試乗してみるかなぁ…