ディーゼル

良いところに目を付けられましたね。実はヨーロッパではガソリンが高価で殆どの国が日本円でリッター200円以上するんです。軽油でも160円前後です。
ドイツ国内のVWゴルフの70%、BMW1-3シリーズの30%近くがディーゼルなんです。
日本では嫌われるそれですがEU諸国では熱効率が高く二酸化炭素の排出量が少ない
事や燃費の点で優れたディーゼルが多いのです。また年間走行距離は2万キロは当たり前なのです。
日本における軽自動車は足が代わりに使われるケースが多く、市街地近郊で商店街の多い場所等の走行も多いものです。従って走行距離もヨーロッパのそれらと比較して大変少なくディーゼル特有の煤（すす）も街中商店街では嫌がられます。
さらにパワーもガソリンに比較して低い為にディーゼルはあまり向かない状況です。一昔前までは軽自動車はガソリンは喰うがパワーの出る2サイクル（4サイクルの約1.5倍）がメインでした。50cc原付も最近までは同じですよね。
走行距離が相当に多くガソリンの高い土地柄には持って来いのディーゼルなんです。米国にそれが少ない理由もお解かりかと思います。

なるほど。
私としては、日本でもタクシーが軽油を使用していることもあり、年間走行距離の長い商用車であれば採算が取れるかな、と思った次第です。
そういった車はパワーよりもトルクの方が重要でしょうし、ディーゼルの特性が活かせるかな、と。