昔主張したこと

道路特定財源の一般財源化について、NB onlineの主張

　暫定税率はそのままに、高速道路の建設計画を厳密に見直す。そして、余った財源は一般財源に繰り入れる――。非常にシンプルな結論に思えるが、自民党、民主党ともにそれぞれの思惑を腹に抱えている。その思惑に振り回されて、シンプルな結論が捻れ、複雑になっているのだろう。ガソリン税を巡る春の陣。どういう結論になることやら。

以前私が主張したことと近い内容だと思います。
別にNB onlineの記事内容が全て正しいと思っているわけではありませんが、こういう所で自分と同じような意見を見ると、自分の主張があまりにも突拍子が無いということでは無かったんだな、と言う一種の安心感のようなものを得られました。

過去の自分の記事がどれだったか捜している間に発見したエントリ。

使わない人たちは一般財源のうち負担してないことにならない？
所得税のほかに税負担することになるんですけど・・・。それって不公平じゃない？
みんなで使うものとして徴収するんだったら特定の人（今回の場合はガソリンを使う私たち）に負担を強いるのはおかしいでしょう？一般財源化を支持する方々はこの問題どう考えますか？
現在の税金の考え方で主なところは相互扶助と受益者負担という考え方です。ガソリン税は後者の受益者負担というところからきているんだと思います。意味はどちらも高校卒業している方ならわかるでしょ？

道路の受益者が車だけだとするならば、ガソリン税を使って歩道や車両通行禁止の道路を整備するのはけしからんと言うことにもなりますし、自転車等の原動機を積まない軽車両には車道を走る権利が無いという的外れな意見にもなりかねません。
つまり道路整備による利益は国民全体のものであって、ガソリン税だけによって賄われるべきではないのです。
むしろ「集めた金は道路しか使えない」と道路特定財源としておくと、無駄な道路ばかりを作って利権の温床になるだけで、国民の利益に繋がらないでしょう。
ガソリン税を特定財源としておいて消費税の税率が上がるくらいなら、ガソリン税を一般財源化して消費税の税率アップを抑える方が良いのではないでしょうか。
若しくは交通に関連するもの、例えば過疎地の採算が取れないバス・電車等の運営費補助金に当てるとか、そういうものへ適用できるように用途を広げるべきではないでしょうか。

国が多くの無駄遣いをしていると言うことを否定するつもりはありませんし、先ずは財政改革を望む気持ちも分かります。
しかし、いきなり全てを変えることはできないのですから、多少でも良い方向になるような考え方をすべきだとは思います。
それに暫定税率を廃止したところで、今後予想される原油価格上昇に伴うガソリン価格の上昇に対する解決策にはならないでしょう。
であれば集めた税金を使ってさっさと実用レベルの電気自動車や各種燃料車の開発に力を注ぐなりした方が、よっぽどマシな将来が描けると思うのですが。

…ま、一般財源化されたらそういう目的に税金が使われるのかと言うのは別問題。
少なくとも道路のみに使われることは無くなる、って程度ですがね。