徘徊していたところ、
自転車を煽る車に付いて書かれているブログがありました。
ここまで酷い運転をする人も居るんですね。
過去の記憶を辿れば…覚えの無いことも無い、か。
私は車道を走る自転車は原付のように扱い、追い越す際には倒れる可能性を加味して軽自動車を追い越すかと思うくらい距離を置き、風による巻き込みが無いようにとゆっくりと走り抜けます。
その為道幅の狭いところでは全く追い抜きませんし、二車線道路でも追い抜かない場合もしばしばです。
そんな運転は後続車に迷惑なんでしょうが、人を轢き殺す可能性を押さえられるなら、後ろからの煽りやフォーンによる威嚇なんて甘んじて受けましょう。
と言うか、そういう車ってのは自転車の儚さを分かっているんでしょうかね?
怪我させても殺しても、保険でどうにかなるとでも思っているんでしょうか?
そこら辺の感覚は私には分かりません。
自分で自転車を運転していると、同じような目にあうことも結構あります。
今では殆ど自転車に乗らなくなりましたが、乗っている当時はなんだかんだで結構乗り回していました。
シティーサイクルなのでスピードは40km/h程度が限界でしたが、立川から5時間かけて鎌倉に行ったり、甲府から3時間かけて勝沼行ったり、茂原から3時間かけて市原行ったりと、比較的長距離を走ることもありましたし、学生の頃は剣道の防具やら勉強道具やらを背負い、一人暮らしの時はコタツやら電気ストーブやらを抱えて走ったりと、まあ良くも悪くも自転車を活用していました。
あまりの重さにサドルが曲がったこともあります(笑)。
って、あれ?もしかしてAWよりも積載量は高いのか??(笑)
そんな私は、大抵、自転車に乗っているときは歩道を走っていました。
歩道を走る理由は、単に車のマナーが悪いので歩道を走ったほうが安全だろう、と言う理由からです。
悪気は無いのかもしれませんが、トラックなどの横は普通に走っていても転びそうになりますし、ワンボックス系の車に吸い寄せられることはしばしばでした。
追い抜く際に思いっきりエンジンを吹かして苛立ちを表すような方も居ましたし、追い抜く際に全く安全マージンを確保しないような人も居ました。
ちなみに幅寄せ(相手はこちらが見えていなかったと主張していましたが)で壁とセルシオの間に挟まれた事もあります。
そういった経験もあり、法律上は自転車は車両扱で歩道を走ってはいけないことになっているのですが、身の危険を考えるとどうしても歩道を走らざるを得なかった訳です。
その場合は歩行者がいればそちらを優先して走っていましたし、自分が邪魔っぽいと思ったら(車道の安全を確認した上で)車道に戻って走るか、その場で停止するようにしていました。
だた歩道でそういう走り方をする人は結構稀なようで、歩行者として歩道を歩いていると、「チリリ~ン」とベルを鳴らしながら突っ込んでくる自転車によく出会います。
ぶつかりそうになるとベルを鳴らしまくってこちらに避ける事を強要してきますが、ベルを鳴らすくらいならブレーキをかけてくれ、と思ったことがあるのは僕だけではない筈です。
今では視点を変えて車から見ることが多くなりましたが、結構轢かれやすそうな運転をしている方が目に付きます。
例えば歩道と車道を行ったり来たりするような運転とか。
歩道の障害物や段差が嫌でそういう運転をするのでしょうが、後ろを走っていると「こいつはもしかしてこのまま道路を突っ切ろうとしているのか?」とか「バランス崩して倒れるのか?」と思ってしまい、怖くて堪りません。
「大丈夫だろ」と思って横を通り抜けようと思ったら…という場合も結構あるんじゃないかと。
また、二人乗りをしている方も居れば、電話をかけながら走る方、無灯火で走る方、飲酒でフラフラになりながら走っている方等も見かけます。
性質が悪いです。
轢いて欲しいのか?と思います。
と言う訳で、こういった自転車のマナーがなってない人が多いと言うのも、自転車に対する印象を悪くさせ、ドライバーの苛立ちを増加させる原因なんじゃないかと思うわけです。
安全なところで走っている分には二人乗りって甘酸っぱい青春の思い出な感じがして微笑ましいんですがね(笑)。
ビックスクーターもそうなんですが、何でわざわざ自分の好きな人を最も危険な状況に置くのか、私には理解できません。
まあ私はビビリなので、苛立ちよりも怖さが先に立ってしまいますが(笑)。
といっても、自転車が安全に走れるような法整備や周知徹底がされていない、と言うのがそもそもの問題のような気がします。
自転車は青切符制度が無いために違反すると即逮捕だったりするので、
(大げさにしたくないのか、それとも点数稼ぎにならないから無視しているのか?)違反をしても取り締まりもされていません。
最近は酔っ払い自転車を逮捕した、というニュースもあるようですから、少しずつ対応はされているのかもしれませんが…
安全に車道が走れないから歩道を走った結果、事故を起こすこともあります。
例えば、以前車道に出ようと鼻先を歩道に乗っけていたところ、酔っ払った自転車に車の横から突っ込まれたことがあります。
呼んだ警察官には「歩道に乗り出していた車が」と注意食らいましたが、「自転車は車道を走るものだし、何より飲酒なんだからあっちが悪いだろう」と食らいついても、「こういう場合は自動車が悪いものです」と言う一点張りでした。
最終的には自転車が盗難車じゃないか、という嫌疑がかけられた時点で男性が「事故なんて無かったわ!帰る!!」と言って帰ってしまったので、事故自体が無かった事になりましたが…
また友人も、猛スピードで歩道を突っ走ってきた自転車に車の横から突っ込まれた、と言うことがありました。
自転車側がブラインドコーナーの内側の歩道を猛スピードで走ってきて車の存在に気付かなかったと言うのに、車の安全確認義務違反という事で処罰を受けたとか。
「自転車は車である」と認識をさせ、キッチリ自動車と同じような制限(車両整備、無灯火、携帯電話、スピード、飲酒運転etc)を設けて取り締まるようにすることが、結果として自転車関係の事故を減らせることに繋がるんじゃないか、と思う訳です。
ちなみにフランスでは自転車で歩道を走るだけで罰金刑だそうで、留学していた友人もキッチリ払ったそうです。
友人「日本じゃ歩道を走るのが普通なんです。なんで、1回目なんで勘弁してもらえますか?」
警官「無理。」
とのこと。
向こうでは自転車競技に関する関心も高いようで、自転車に関する認識の違いが如実に現れているんじゃないかと。
そろそろ行楽シーズンで、峠道でロードサイクルに乗っている方方を見かけることが多くなる時期でもあります。
スピードも乗るし風も気持ちよいしで楽しいのは分かるのですが、道脇に危険なものがあればそれを避けて中央に寄るし、風に煽られてフラっとなるしと、後ろを走っていてかなり怖いです。
1台だったらどうにか抜ける場合がありますが大概隊列を組まれているので、抜けるような場所がそれほど無く、延延と後ろをついていかなくてはなりません。
速い奴に道を譲れと言うわけではありませんが、安全に走れる速度粋で走るのが安全への第一歩だと思うので、そういう点を考慮して道の譲り合いをして欲しいものだな、と思います。
つまり、「Share the Road」の精神と言うのは、車主体でも自転車主体でも歩行者主体でもなく、お互いを尊重しあうことだと思う訳です。