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2006年12月07日 イイね!

やっぱ一般財源化には賛成(長文)

道路特定財源についてJAFが緊急声明文を出したとのこと。
で、その記事に関する全てのトラックバックにおいて道路特定財源の一般財源化が反対されていました。

また、以前書いたエントリに措いて特定財源化を賛成したところ、賛成派の方に色色突っ込まれましたんで、自分なりに調べてみました。
とりあえず代表的なもの4点。


wikipediaで挙げられていた問題点
制度の発足当時(1953年 道路整備費の財源等に関する臨時措置法)は道路が整備されていなかったが、現在は道路が十分に整備されてきたにも関わらず道路特定財源が道路整備にしか使用できないため、資源配分の観点から非効率な制度となっている。
とりあえず、現状について問題があるということは一般論のよう。
ただそれをどうすればよいのか、と言う方法論に違いがある、と読めた。


JAFの言い分
本来の目的である道路整備をまずきちんと行った上で、道路特定財源に使用しない部分があるのであれば、暫定税率を本来の本則税率に戻すべき
尤もな意見に聞こえるけれど、「本来の目的である道路整備をまずきちんと行った上で」と言う部分が引っかかります。
道路整備なんてしようと思えば幾らでも出来る(車が殆ど通らない旧道の整備とか)ので、余らせようと思わなければ余りようが無いのではないか、と。
つまり特定財源化したままであれば、暫定税率は下がらず、無駄遣いが増えるだけという事。


JAFの緊急声明文
自動車ユーザーが負担している自動車重量税やガソリン税などの道路特定財は、国が法律と国会において"使い道を道路整備に特定する"と約束し、課税しているもの。納税者である自動車ユーザーはその"約束"を信じて税負担を受け入れてきたし、本来の税率の2倍以上に引き上げられた暫定税率をも容認し続けてきた。
(略)
理解が得られていないにもかかわらず、消費税のように何にでも使え、さらにはいつでも増税できる"一般財源化"にしようとしている。特定の納税者が納めた税金を、目的以外に横流しすることは断じて許されない(略)。
暫定税率として通常の2倍の税率が掛けられていたことを知っている人が一般財源化の話が出る前にどれだけ居たのでしょうか。
高い税金を払ってきたのは「"約束"を信じて」いたから「税負担を受け入れてきた」訳でも「暫定税率をも容認し続けてきた」訳でもなく、決算期前の工事渋滞に「無駄遣い」と悪態つきつつも、払わねばならなかったからだけのことだと思います。

また、「一般財源化=安易な増税に繋がる」と言う図式も私にはよく分かりません。
現状、揮発油税は安易に増税されていると言えるのではないかと。


国土交通省の言い分
わが国の自動車にかかる税負担は、欧米諸国と比べて決して高いものではありません。
揮発油税まで含めて考えた場合の維持費は高くは無い、という主張。
しかし考えてみると、コレだと燃費の良い車に余りメリットが無いように思います。
揮発油税の税率を引き上げて自動車重量税を下げるなど、バランスの採り方があるかもしれません。
その点については別途議論すべきだと思いますが。



上記を踏まえたうえで、私は一般財源化には賛成です。
賛成する理由については以前のエントリーに書きましたので、今回は暫定税率について問題にしてみようと思います。

以前も書きましたが、税率が下がれば自動車維持費が減るので私としても嬉しいのですが、実際のところ、現状維持、むしろ増税でも構わないと思っています。
理由は、自動車の維持が困難であるほうが自動車保有台数が増えず、生活において結構メリットがあることではないか、と思うからです。

根拠1:交通事故減少
交通事故自体は減るどころか、むしろ自動車保有台数に比例して増加し続けているのであって、特に21世紀に入ってからの先進国では、生まれながらの自動車世代が老齢に達するが、この高齢者の運転による事故も増加している。
安全を金で買う、という考え方。
例えば増税することで経済力の無い(と思われるが…親が買うのかなぁ)20代前半や65歳以上の車保有率が下がるのだとしたら、交通事故の減少に大いに役立つのではないでしょうか。
関連:交通事故の原因は?
自動車の運転中の事故は24歳までの初心者ドライバーに多いことがわかります。また、65歳以上のお年寄りの歩行中の事故も突出しています。
つまり24歳までの自動車保有率が下がれば25歳からの交通事故が増えるのではないかという懸念が生まれる訳ですが、単に無謀運転が多いだけの気がするので、あまり問題は無いと思います。
関連:岐阜県警の年齢別前歴違反種別調べ


根拠2:渋滞緩和
この渋滞損失時間を県内の自動車保有者が負担しているとして換算すると、自動車1台あたり年間約40時間の損失となります。
増税することで渋滞が緩和できるのだとしたら、それは時間を金で買っているのと同義になるので良いのではないか、と。

根拠3:車は嗜好品であるため(根拠、とは言わないか)
反対意見もあるようですが、少なくとも荷物が載らない2シーターの車とか(ってAW11か)、常用どころか高速道路でも使わない240km/hまで出る200馬力オーバーの車とか、嗜好品と言われても仕方が無いんじゃなかろうか、と。
日常の足としてならば軽自動車で十分ですし、遠出するにしても1000~2000ccのNAで十分な筈。

カーシェア等の新しい車の所有スタイルも提案されているようですし、所有という考え方にとらわれる必要は無いのではないかと。
まあ車保有者としては車ありきで物事を考えざるを得無い訳ですが、私はどうしても車が必需品だとは思わないので、無理して乗る必要ないだろ、と思う訳です。
少なくとも潜在的なリスクを考えたら、乗らないのが一番だと思っていますし。


正直なところ、好きな車に乗ることを選んだのであれば、維持費が高いとか泣き言抜かすな!と言いたい。

税金を払いたくないなら払わずに済む車に買い換えるべき。
車は好きに選びたいが維持費が高くて嫌だ、なんて贅沢じゃないですかね。

AW11の自動車税は(古いんで)高いです。
燃費も今の車に比べれば良くは無いです。
が、自分が好きで手放す気がないのだから、税金を払うのは仕方が無い。
むしろ税金さえ払えばどんな車にも乗れるのは、喜ぶべきことじゃないかと。


今回の政府案があまりにも場当たり的であるとは思います。
単に一般財源化するのではなく、適正な税率にすべきだとも思います。
ただ、現状よりは一歩前進すると思うので、一般財源化には賛成です。
一般財源化後、どのように税金が使われるのかは我我がきちんと調べ、不満があれば選挙でどうにかすればよいでしょう。
一方的な署名活動も、やはり場当たり的な感じがします。



意見は以上。
以下、賛成の方方のエントリーを読んで思ったこと。

1.揮発油税に消費税がかかっていることを不満に思うなら、関税に消費税がかかっていることも問題視すべきだと思うけど。
関税の所為で外車が安く入らないってのは気にならないのか?

2.赤字垂れ流しの財政体質に問題があるとは思うけど、一般財源化ってのはそれをどうにかしようと言うことの一環だと思うのだけど、どうなんだろうか。
国に膨大な借金があることは事実で、それはもう40年以上も続いてきた無策の証かもしれないけれど、それが何故起こったのかといえば私たち有権者が適切な政治家を選んでこなかった所為ではないかと。
それにそれだけ投資したおかげで今の社会があり、日本で生活をする上でその恩恵を受けているのだとしたら、国債返済の為に多くの税金を払うことになっても仕方ないのではないかと。
Posted at 2006/12/07 15:27:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | 雑記 | 日記

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