2008年10月03日
AW11のパーツ交換の為、板金屋さんに車を預けてきました。
で、代車として借りたのがランサーエボリューションVII。
「好きに乗って良いよ」
と言うので、早速ドライブ。
青梅 - 定峰峠 -(国道299)- 道の駅芦ヶ久保 -(国道299)- 入間 -(国道16) 福生 - 武蔵五日市 -(秋川街道)- 青梅
と言うルートを友人を乗せて3時間ほど走行。
とりあえずこの車、感動の連続。
加速するし、止まるし、曲がります。
静止状態からグっと踏めば一気に速度が上がりますし、上り坂で4速入っていてもスムースに加速します。
パワーが足りないと感じたら3速に入れれば良いのですが、ソレだと逆にパワーがありすぎる感じ。
普段の車よりも1段以上高いギアで走れるってのは、ハイパワー車の特権ですね。
4WDの車の特徴なのか三菱のACDが優秀なのかそれとももっと別の要因なのかもしれませんが、FFのような引っ張られてる感や、MRのような押されてる感ではなく、神輿の上に乗せてもらってるような、乗せてもらってる感があります。
前後どっちのタイヤも不安にならずにグイグイと走っていく感じは、今まで乗った車のどれとも違う感じです。
なので、曲がる際に非常に安心。
「こんなスピードで曲がるのか」と思うような速度でも安定して確り曲がってくれます。
その状態からアクセルを抜けば鼻がグググっと内側を向いてくれ、気に入ったところでアクセルを踏み足すとその姿勢で加速しながら曲がっていきます。
その際にスピンするんじゃないかと言う不安定感が全くありません。
何と言うか、挙動が乱れるって感覚が全く無いんですよね。
私の車では望むべくも無い安定感ですが、こういった安定感ってのは駆動形式やボディーの大きさも然ることながら、車としての設計も大きいのでしょうね。
やはり車ってのは新しいほど良いんだな、と感じました。
と、最初は驚きの連続で「こりゃ面白いなぁ」と思って走っていたのですが、2時間も運転すると飽きてしまいました。
サーキットを走ればまた感想が違うのかもしれませんが、速度にも慣れ動きにも慣れてしまうと、驚きがあまり無いのです。
それにどんな運転をしても確り走ってしまうので、もっと上手く運転しようと言う気持ちが全く起きません。
パワーがあるので道のアップダウンや車速度によってギアを選ぶ必要がなく、ステアリングを切った分だけ曲がってくれるので丁寧な操作を心がける必要もありません。
街中に入ると、これがまた一層顕著。
周囲の流れに乗っているのは分かるのですが、自分の車だったら徐行運転してるだろと思ってしまうような体感速度なので、もっと踏みたくなってしまいます。
その自制心が無い私としては、乗ってるだけでイライラしてしまいます(^^;
我慢強くない私にはこの車は向かないようです。
それに車を操ってると言う感じが起きません。
あまりにも賢い為にこちら側のあいまいな要求に確りと応えてくれてしまうので、指示を出すのに頭を使わなくても済んでしまうからです。
運転における一番問題を起こしやすい箇所がドライバーであると言うことを考えれば、ドライバーの意向は話し半分以下にしか聞かずに自らが動きやすいように動こうとする車ってのは、車としては正常進化であって否定するようなものではないのでしょう。
ただ、私が求める車の面白さとはかけ離れているので、どうしてもこの車に入れ込むことができません。
そういった一体感の無さがあるからこそ、このクラスの車を持つ人達はマフラーを変えて音を大きくしてみたり、足回りを変更して動きを分かりやすくしようとしたりと、車との一体感を求めたがるのかなと思いますが、どうなんでしょうね。
そういえば非常に遮音性が高かったです。
これなら高速道路における車内での会話も楽しめるでしょうから、この車に4、5人乗せて遠出をするとなったら楽しそうですけれどね。
そういう意味では優秀なセダンだと思いますし、自らの立ち位置を忘れていないと言う意味では非常に好感の持てる車でした。
サーキットで1年も乗り続ければまた違った感想も持てるかもしれませんが、多少乗った限りではこんな感じでした。
貴重な体験ができて良かったです。
代車として貸して下さった板金屋さんの社長さんに感謝。
Posted at 2008/10/04 21:53:59 | |
トラックバック(0) |
雑記 | 日記