2009年05月15日
最近は色色と週末に予定が詰まってしまい、週に100km程度も走れません。
ドライブ日和なんですが、ドライブ以外の事日和でもあったりするので、これがまたなかなか難しいものです。
そんな状況では有りますが、4ヶ月前くらいから、PND(=持ち運び式ナビ)の「MAPLUS E-100MP」を購入して使っています。
この製品の問題なのか単にはずれを引いたのか分かりませんが、購入後1ヶ月は、初期不良やらで3回くらいメーカーに送り返しており、最近ようやく安定して使えるようになりました。
でもまあメーカーの対応が確りしていたので、初期不良でもあまり気になりませんでした。
…購入後1ヶ月ほど使えなかったことを別にして、ですが(^^;
購入動機は
1.代車を借りたりするので、そこでも使えるように持ち運べる奴が良い
2.細かい場所まで表示できる奴が良い
3.どうせなら運転が楽しくなるような機能が付いていると良い
というものを探していたところ、上記の製品に白羽の矢が立った次第です。
特に気になったセールスポイントは「システムボイスが選べる」という事でしょうか。
普通カーナビの音声は万人向けに作られているために殆ど特徴の無い音声になっていますが、このカーナビでは声優さんによって演じられた、ある性格を持ったキャラクターとしてナビをしてくれます。
外国映画の吹き替えをやっている渋い男性声優の声で「そこの交差点を左だ!」とナビをしてくれるのは、普通のナビとは違った楽しさが有って良いですね。
とは言え私は釘宮病患者なので、大塚さんや若本さんの声でナビしてもらうことなんて殆ど無いんですが(^^;
さて、初めてのカーナビとして使い始めたこのE-100MPですが、問題点が7つほど。
1.
ボリューム設定が、
トップ画面 -> メニューパネル表示 -> 設定画面表示 -> サウンド設定画面表示 -> 音量設定画面表示
と遷移してからでないと操作できないのが、地味に辛いです。
で、設定した音量の確認が、一度設定画面を終了させてから出ないと確認できないのも辛いところです。
触ったときの「ポ」と言う音量が変化していることは確認できるのですが、それが現在使用しているシステムボイスがどれくらい大きくなったのか、と言うことが分からないのです。
音声テストボタンみたいなものがあると非常に良かったと思います。
あと、ミュートボタンが無いも困りものです。
まあそういう機能が必要になるときはそうそうありませんけれど。
2.
これはPND共通の問題だと思うのですが、音声が非常に聞き取りづらいです。
整備された現行車であれば全く問題ない音量だとは思いますが、私のような車内音が大きい車において、またその車内音を打ち消すかのような音量でBGMを流したりしていれば、カーナビの音声が聞き取りづらいのも当然と言えば当然ですが(^^;
聞きづらいからと言って音量を上げすぎると、内臓スピーカーの為に音割れしてしまうので、あまり大きな音を鳴らすこともできません。
この点は車内スピーカーを活用できるようなカーナビ(カーステと連動し、ナビゲーション時にはBGMの音量が下がるなどの工夫があれば尚良し)であれば発生しない問題ですね。
5倍以上の値段の差を考えれば当然ですか。
まあE-100MP上でもMP3の再生が出来ることに加え、外部スピーカーとも接続できるので(イヤフォンジャック経由ですが)、上手く使いこなせばこの問題は解消できるかもしれません。
3.
タッチの精度が悪いように感じます。
画面を触った際に出る「ポ」と言う音が発生しているにもかかわらず反応が無いとか、触ったまま画面をスライドさせるような操作の際に「接触->移動->離す」ではなく「接触->移動->再接触」のような動きをする事が多多あります。
その為、意図しない地図になることも数知れず…
この辺は自分の指の問題かもしれませんが、指の乾燥している冬場を過ぎた今になってもタッチ時の精度に変化が見られないので、製品側の問題ではないかとの疑いを強めています。
4.
登録した地点の名前を変更することができない(住所で管理される)、また登録地点の管理用フォルダの名前に漢字が使えない(ひらがらな・かたかなはOK)のも残念な点です。
まあ住所でなんとなく地点が理解できるので、非常に不便と言うわけではないですが、SDカードを使ってPCとのデータのやり取りができるのを売りにするのであれば、住所データをPC上で管理できるような仕組みにしておいて欲しかったですね。
但し、MAPLUS.WEBという情報管理用のツールを使って位置情報を登録すれば漢字も問題なく使えるので、単に「カーナビ上だけで一元管理しようとすると問題だ」という程度に過ぎないかもしれません。
5.
ナビゲーション上には表示される道ではあるものの、案内されない道があります。
例えば林道とか。
まあ「お前林道走れよ」って案内するカーナビってのもどうかとは思いますけれど(^^;
逆に車が通れない道を通るよう指示されたりすることも有ります。
改修があった(と思われる)私道の道幅が「小学校低学年のカップルがおてて繋いであるくのがやっと」みたいな場所を走るよう案内されても、乗用車どころか軽自動車でも通れそうにありません。
まあバイクでも使えるようにと防水機能が完備されているところから察すれば、車が通れない道を案内しても当然と言えば当然ですね。
6.
別売りのVICSがナビゲーション機能と連動していないので、渋滞地域を確認したうえで、自らルート選定しなくてはいけないのが面倒。
とは言え、渋滞情報を知れるのはそれだけで重宝すべき機能かもしれませんけれど。
ちなみに私は渋滞情報を知るためだけに追加で2万払う(本体価格4万弱)ってのはどうかと感じたので買っていません。
7.
立体交差におけるナビのロジックに難があります。
どうやら、GPSで即位した情報に有る程度の修正を加えて現在位置と判断するようで、「走りやすい道を走っている」と認識するようです。
例えば高速道路等で料金所に入ろうとしてゆっくりカーブを曲がっている際、下を走る一般道を走っているように認識されたり、立体交差の途中で止まると交差する別の道を走っているように認識されたり、住宅街等に入ろうとして幹線道路と併走する別の道に入るといまだ幹線道路を走っていると認識されたり。
その為見当違いのナビゲーションをされることもあるので、あまり信用しすぎないよう注意が必要だったりします。
と不満点を列挙しましたが、今まで使ってみたところ、値段相応の使い勝手の良さはあると感じていますし、声優ナビ機能の面白さは同乗者との話のネタになったりするので、かなり重宝しています。
「カーナビを導入することでドライブを楽しくしたい」と思っている方にとっては、ナビゲーションとしての完成度よりも若干の遊び心の方がドライブを楽しくするのではないでしょうか。
もちろん操作時にイライラしないとか、道に迷わなくなるってのもドライブが楽しくなる一因ではあるので、カーナビとしての完成度が高いに越したことは無いですけれど。
ちなみにソフトウェア面での問題点は随時ファームウェアのアップデートによって改善されているので、現在感じている問題点の大半は改善されていくかもしれません。
とりあえず楽しく使えているので何よりです。
明日はこれをもって筑波のほうへ走りに行きます。
Posted at 2009/05/16 00:06:09 | |
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