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スターレットターボに乗って二日目。
また慣れるために100km程度走行。

恥ずかしながら私、この車に乗っていて二の腕が筋肉痛ですorz
暴れるフロントを押さえつける為に常に気を張り力を入れて運転している所為なんでしょうが…マーチRのドライバーは日日の腕立て伏せが必須と言われた理由がなんとなく理解できた一瞬。
とまぁ、走るためには体力が必要、という事を実感しました。

あとこの車に乗って送りハンドル(迎えハンドル)の重要性を再認識。
コーナリング中にステアリングを固定させている際やコーナー出口で徐徐にステアリングを戻し始める際に、急にターボが効き出してフロントが暴れ出すと、油断しているとアウトにすっ飛んでいってしまいます。
それを押さえる為にも、常に力の入る位置に手を置いておく必要が有り、そのためには送りハンドルってのは基本なのかな、と。
それともステアリング位置さえ調整すれば問題ないのか?
まあそこら辺は分かりませんね。

まだ二日しか乗ってませんが、この車、とても楽しいです。
ただ単にパワー感を楽しんでいるだけなのかもしれませんが、この車を速く走らせられるってのはカッコイイよな、と。

ちなみに履いていたタイヤはADVAN A021R。
一応競技用タイヤのようです。
峠ではなくサーキットで走らせられればよかったですね。


しかし問題が2つ。
先ず、ギアの入りが極端に悪いこと。
これは車の特性ではなくてこの車両の問題点では有るのですが、必要なときに必要なギアに入らない瞬間がありました。
街乗りでは「運転しづらいなあ」程度で気にならないのかもしれませんが、スポーツ走行をする上では致命的かもしれません。
車買う際にミッションのオーバーホールしてくれれば良いのですが、タダって訳にもいかないでしょうしね。

次にマフラー釣ってる金具が折れたんだか外れたんだかしたこと。
走ってる最中いきなりリアから異音が発生したのには驚きました。
まあこれは致命的な問題ではなく自分でもどうにかできる部分ではありますが。



と言う訳で、とりあえず不具合も出たので明日返しに行くことに。
短い浮気期間でしたが、正妻の良さを実感した瞬間だったりもしました。
やはり乗り比べてみないと自分の車のネガ/ポジな部分が分かりづらいですからね。

板金屋さんで「スターレット GT Turbo」をレンタル。

壊した際には引き取ってくれればOKだというので、払えない額じゃないしとりあえず乗せて貰うか、という事で乗ってみました。
サーキットに行って疲れていると言うのにw

とりあえず100kmほど走り、後先輩に100kmほど乗ってもらいました。


感想:アレが縮み上がるほど怖いですorz


何と言いますか。
フロントが「引っ張る」んじゃなくて「すっ飛んでいく」感じ。
イメージとしては「我侭ばかりで元気一杯の末っ子」(余計分かりづらい)。
まあつまり、油断していると何処かへすっ飛んで行こうとしてしまう訳です。
言うことを聞かせるために常にステアリングが放せません。

平らなところであっても加速中はトルクステアの為か右に左にとステアリングを取られて不安定ですし、段差でチョイとでも浮こうものなら、後輪が接地しているにも関わらず地面との接地感覚がゼロになってしまいます。
一瞬で背中に冷や汗がぶわっと噴出る程に怖いです。

機械式LSDが入ってるおかげで切った方にグイッと曲がってくれるのですが、アクセル踏めばドアンダー、じゃあと思ってアクセル緩めると恐ろしいほどのエンジンブレーキ&LSDが利かなくなって思いっきりフロントが暴れます。
「死にたくなければ踏め!」という事なんでしょうか?
ああつまり左足ブレーキと?


まあとにかく、NAでリアを基本にして走るAW11とはえらく違いました。
こりゃ慣れれば楽しいだろうけれど、慣れないと何時まで経っても踏み切れないままなんだろうな、と。

競技用に購入を検討しようかと思ってると先輩に相談したところ、「競技車としてはカテゴリー的に厳しい」との指摘を受けました。
ミニサーキットで乗りこなすと言うなら話は別で、十分速い車だろうとの事。

サーキットでタイムを競うのではなく楽しく走るだけならAW11でも十分ですので(レギュレーションが無い所で張り合っても勝ち目が無い)、できれば行く行くは競技車両としても使えるものを手に入れたいなと考えているので、購入するのは控えておいたほうが良いのかな、とは思いました。
が、移植可能なパーツを融通してもらってダートラ用にするなら手頃な値段かも…競技に出るって言っても当面は練習ばかりなんだし、安く乗れるてのは重要なポイントなのかもしれません。
それに板金屋ではスターレットのノウハウもあるってことだし…

と言う訳で考え中。
もし購入したとしてもAW11は手放しませんが。



余談:スターレットの加速性能について

先輩は
「加速性能ならミラージュの方が上じゃね?」
と話をしていましたが、調べたところ、確かにピークパワー同士でトルクウェイトレシオを比べると(運転手の重さを100kgとして車重に加算した上で)、スターレット(7.11)よりもミラージュ(6.74)の方が上。
ちなみに他の先輩が乗っているインテR(5.80)は別格で、トレノ(7.15)よりは高め。
シフトアップした際に2000回転落ち込むとして、その付近での値を比較したところ、スターレットが若干ミラージュを上回るっぽいですが、殆ど僅差。
MR2(9.3)とは比べないでくださいorz

と言っても、ギア比やターボラグなんかもあるので単純にカタログ値で比べることは出来ませんが…じゃあ、この加速感は何なのだろう?とは疑問に思います。
友人のインプレッサ(6.1)を運転させてもらった際にはここまでの加速感を感じなかったのですが…

もしかしてホイールベースやトレッド等によって安定性に差があり、発生したパワーを受け止められるかどうかが重要なのか?
とりあえずホイールベースが2300とミラージュと115mm、トレッドが60mm/90mmも違います。
インプレッサと比べたら、220mm、75mm/95mmも違います(まあインプの場合は4WDというのも重要な要素かもしれません)。
当然タイヤも大きく太いものを履いてますし…安定性はダンチなんでしょう。
また車重や前後重量バランスによる面も安定性に与える影響が大きいのかも。

安定性が無い為に怖くて踏めず、体感的に物凄い加速感を感じさせてくれるのかもしれません。

久しぶりに本庄サーキットを走行。

結果としては、ベストタイムを1秒チョイ更新の51.123秒。
が、今回は素直に喜べませんでした。

計4本走行中、2本は前回のベストタイムを上回る出来。
で、後2本が前回のベストタイムを1秒程度上回る出来。
この前2本と後2本の間に何があったのか?

一緒に行った方方に
・もっとゆっくりアクセルを操作する
・ブレーキをもっと奥まで残する
とアドバイスを受け、ソレを意識視しただけのことです。

言われた際に
「ずっと前から意識してますよ」
と思ったのですがその言葉をグっと飲み込み、3本目の際に数周グルグル回りながら頭を冷やして運転を見つめなおしてみると、確かにいわれた通りかもしれない、と思いました。

その後落ち着いて操作し、ロックしないようにブレーキ、前荷重にするためにブレーキ、スピンしないように丁寧にアクセル、と、一つ一つ意識していったところ、まあ今回のタイム更新になったわけですが…


前回まではフロントが食いつき辛かったため、四苦八苦しながらフロント荷重を意識してペダル操作をしていました。
が、今回はフロントの食いつきは良くなるわブレーキはよく効くわで、荒っぽい運転でもどうにか今までと同じように運転できてしまいました。
以前「道具に慣れるまで時間がかかりそうだ」と書きましたが、正にそうだったんじゃないかと。

とりあえず次回、今回のアドバイスを活かしつつ、もう少しタイムを縮める努力をして見ます。
アドバイスをキッチリ活かすことが出来ればもっとタイムは縮まると思うんですよね…


結果としてタイムは縮んだものの、とても後味が悪かったです。


あと1点。
「シートベルトなんて3点で十分じゃ」
と思っていたのですが、今回ブレーキング時に腰がずれてしまい、4点式シートベルトの重要性を理解しました。

先輩のレース車両つくりの手伝いなどをしました。

と言っても私にできることと言えば
1.内装剥がし(力技)
2.断熱材剥がし(力技)
3.ロールバーはめ込み(力技)
4.クーラー取り外し
くらいでしたので、頭は殆ど使ってませんw
作業前にVAAMでも飲んでおけばダイエットの手伝いになったかもしれませんね。

他人の車なので「コレ本当に外して大丈夫?」と思ってしまうこともしばしばでした。
例えば「サビ付いてるんで力いっぱい引っ張ればOK」って言われても、何となく壊しそうな気がしてしまったり、「このパーツはペンチで切ってしまえ」と言われても、切ってしまった事を後悔する様な結果が待ち受けてやしないだろうか、とか。
自分の車で失敗したら、「壊しちゃいましたーw」と板金屋さんに自分の責任で金を払うなりすれば良いのですが、他人の車となると金を払えば許してもらえるって訳でも無いですからね。
まあそこら辺のリスク込みで私に作業手伝いを頼んでるんだろ、とは思いますが。


今回も色色勉強になりました。
例えば「こことここのナット外せば大丈夫」って言われてやってみたところ、他にもう1箇所繋がっている部分があったりしました。
同じ車種でもグレードや年式の差等で部品点数にも差が有るんだろうな、という事を実感し、こういうことを職業にされている方と言うのはすげぇな、と改めて考えさせられました。

自分で色色やってみると、工賃ってのも納得できる部分がありますね。
「○○のショップと比べて安い」ってよりも「自分でやるとコレくらい掛かるから、この工賃でやってもらえるなら安い」と思えるようになると、かなり安い工賃を見積もってもらった際に「そんな工賃で出来るはずが無いからどっかで手抜きをされるか、追加料金が発生するんじゃないか」と言うことにも気付くのかな、と。

少なくともロールバーの組み付けは一人じゃ出来そうに無い(若しくは物凄い労力が必要になる)というのは実感しましたw

それに自分で出来る部分を増やせば、浮いたお金で他のことが頼めそうですしね。
誰にでも出来るような所を他人任せで工賃払うよりも、プロにしか出来ないところを頼んで工賃払ったほうが、工賃も有効活用できますしね。
そして自分では出来ない部分ってのはかなり多く、幾ら自分で出来る部分を増やしたところで増やし足りないでしょうし。


ちなみに、内装と断熱材とクーラー周りの部品で、合計40kg程度は軽量できたんじゃないでしょうか。
驚いたのは断熱材で、全部削ったら10kg程度の軽量化になったようです。
結構馬鹿にならないものなんですね。

ブレーキパッドを
ACRE right sports
から
BRIG mini-circuit hard
へ交換。

写真はパッドの減り具合。

前は大体新品の50%くらい、後は30%程度磨耗していました。
やはり前輪の負担が大きいようです。
リアが重い車の為、結構リアの負担も大きいんじゃないかと思ったのですが、そうでもないんでしょうか?
それとも単にブレーキの使い方が下手ってことなのか?

…ま、それらは今後確認しましょう。


とりあえず装着して120km程走ってみた所、とても効くので気持ちが良かったです。
サーキットで走るのが楽しみですね。