今週はタイヤを履き替えたばかりのAWで練習しようと思ったのですが、日曜日にダート場に行こうと計画していたので、その前に交換したリアの足回りの動きを確認しようと、vivioで練習することにしました。
先輩らと共に練習場に行ってみたのですが、崖崩れで一面土になっている所や日陰の為かアイスバーンになっている所もあり、あまりコンディションが良い場所ではありませんでした。
去年の台風の影響がいまだに…というのは、交通量の少ない所では仕方の無いことでしょうね。
正直、AWでは走りたくない場所です(^^;
ですが、ダート走行用のvivioならば、こういう悪路を走行するのは丁度良い練習になるだろう、と言う事で3時間程度走り込み。
以前、「街乗り用タイヤを履かないとタイヤが幾らあっても足りない」と言う事で普段はGRID-2を履いているのですが、それじゃあ練習にならんと言う事で、A035に履き替えました。
が、練習後のタイヤの減りを見て愕然…恐ろしく減ってました…この調子じゃあと3回くらいしか練習できないと思われorz
まあそれよりも驚いたのは、左右でタイヤの削れ片が全く違ったこと。
右側は各ブロック部分が丸みを帯びて削れているのに対し、左側はエッジが立って削れてました。
例えて言えば、右側は下の方を持って丁寧に使った消しゴム、左側は真ん中くらいを持って力任せに使った消しゴム、とでも言いますか。
つまり左曲がりの際にはタイヤが上手く使えていて、右曲がりの際にはタイヤの使い方が下手って事なんですね。
某カリスマの
「右コーナーが下手くそなんだよ!」
と言う言葉が聞こえてくるようです(^^;
AWでも同じ課題を感じていましたが、こうやって結果に如実に現れると、より一層考えさせられますね。
以下、練習時に意識したことと感じたこと。
1.
今回、リアショックをKYBの
Super Special for Rally、サスをNAの純正サスにしました。
このセッティングは、とても動きが良く、乗っていて気持ちが良いです。
内装を引っぺがしていることと、スペアタイヤを外していることによってリアがかなり軽くなっている為、純正のバネレートでも十分車が支えられるようです。
急なコーナーでも緩やかなところでも、きちんとリアが接地してくれている感じがしました。
サスを柔らかくしてショックを硬くすると言うのは、車の挙動を滑らかにしてくれ動きが読みやすくなるんだな、と感じました。
やはり車の動きを知るには車のコンディションを保つと言うのは最低限のラインなのでしょうね。
2.
リアのスタビリティが上がってフロントが硬いままなので、セッティングとしてはアンダーステア傾向の高い車になっていると思ってます。
ちなみに私は、アンダーステア傾向の車と言うのはコーナリング時にフロントが外側に逃げやすい車のこと、オーバーステア傾向の車と言うのはリアが外側に逃げやすい車のこと、だと解釈しています。
理由は、オーバーステアと言うことが「舵角以上に曲がること」なのだから、それを実現するにはリアがフロントよりも外に出ようとしない限り不可能だと思っているからです。
なので、
リアのスタビリティが上がること = リアが出にくくなること = アンダーセッティング
だと思う訳です。
オープンデフや1wayのFF、フロントヘビーなFRなんかは
(スピード域にも寄るでしょうが)エンジンからの駆動力が伝わらない限りオーバー状態
(フロントに加重が乗ってて外に出にくく、リアの荷重がないから外に出やすい)なのだから、vivioもリアを柔らかくしてアンダーセッティングにするのが良いと思っています。
そうしてリアの安定性を上げた上で、それでもオーバー気味に持っていけるような速度で突っ込み、リアが流れて姿勢が作れたら流れすぎないようにアクセルを踏んでアンダーを出して相対的にオーバーを消していく、つまり四輪ドリフト状態にしていくと、速いコーナリングが実現できるんじゃないか、と思っているんですが…
まあここら辺は急造FF乗りの想像なので、容赦ない突込みをもらえるとありがたいです(^^;
3.
2を踏まえ、コーナリング手前での姿勢作りを意識しました。
コーナー手前でブレーキを踏んで減速、ブレーキを踏んだまステアリングを切り込んでオーバーを発生させ、車が横を向き出したら徐徐にステアリングを戻してアクセルを踏んで姿勢を整える、と言うような動き。
路面の状況が酷かったのでリアは出やすかったので、リアの出し方よりは姿勢の維持のさせ方をより意識しました。
4.
3を踏まえ、今回は主に「立ち上がり時に掻かない(=タイヤが空転しない)」事を意識した練習をしました。
流れている状態でのアクセルワークは、パワーのない状態(3速)で踏み込んでいくと掻かないで走れますが、パワーのある状態(2速)で踏み込んでいくと、かなり踏み込み量を意識しないと直ぐに掻いてしまいます。
掻くというのはつまりパワーロスをしている状態なので、加速もしなければフロントが暴れて動きも安定せず、悪い事尽くめです。
LSDでも入れていれば多少掻いても問題無いのでしょうけれど、LSDの有無に関わらず丁寧なアクセルワークできちんとタイヤを咬ませて走るのが速いのだろうと思っています。
ダートを走る際にもこの経験が生きると良いなと思います…そうじゃないとタイヤが浮かばれません(^^;
とまあ、何時も通りダラダラと長くなってしまいましたが、充実した練習ができたので個人的には満足です。
来週はAWで練習したいものですが…悪路はなぁ(^^;
Posted at 2008/03/03 13:48:24 | |
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