
走行後、ドライバーの方からメールで今回のラリーでの問題点を指摘されました。
要約すると以下になります。
1.ペースノートの読み間違いが多い
2.ハイアベゴールでのチェック処理が出来ていない
先日自分で反省した点と指摘された問題点が一致していたので、反省点の見つけ方は悪くなかった様子です。
またそう言うことになってしまう原因は「ペースノートを読んでいると車の前を見ていない」だと言う点も指摘されました。
あんな速度で走っててそこまでナビのことが分かるのか…と感服してしまいましたが、逆に言えばドライバーに余計な気を使わせてる駄目ナビってことですねorz
そうなんです、前を見ながらペースノートやコマ図を見るって事が全く出来ていません。
ペースノートを読み落とさないようにと必死になりすぎて、ペースノートから目を離せない状態になってしまいます。
ペースノートも他のナビの方が使っていると言う一般的な書き方にしている為、読み上げるのにも一手間加えないと読めません。
例えば
「R5Lg/80」は「みぎ・ご・ろんぐ・おーばー・はちじゅう」
「R45-Cr!KOL3Br」は「みぎ・よん・ご・から・くれすと・こーしょん・きーぷあうと・ひだり・さん・ぶりっじ」
と読み上げなくてはいけないのですが、これがパっと見、なんと読むべきかということが全く分からないのです。
だからと言って「右5ロング、オーバー80」のように書いてしまうと、右と左を読み間違えたりする可能性があったり、それが数十・数百の記述になってくるとペースノートの量が膨大になりすぎてしまうこと、またドライバーによっては「R5」を「みぎ・ご」ではなく「らいと・ご」とか「らいと・ふぁいぶ」とか読みあげないといけないって方も居るので、自分なりの読み方で書くってのも問題があり、今さえ凌げれば良いという感じで自分の読みやすさを優先したらナビとして先がありません。
今回は今まで下に付けていた「Lg」や「-」「+」と言った付加記号を上に付ける様直したので読み難さも一入で、結果今の自分にとってはかなり読み難いものになってしまっていました。
今回は製本の方法を変えたので読みやすさは以前よりも向上していたのですが…慣れの無さも手伝い、ペースノートから目を離せませんでした。
その為、今回は路面が酷くて車が思いっきり振られた事もあり、軽度ではありますが久しぶりの車酔いにもなってしまう始末。
下向いて車乗ってりゃそりゃ酔いますよね…前回大丈夫だったので油断してましたorz
そして下を見て今のコーナーを体で判断し「このコーナーを抜けたら読み上げるコーナーはこれか」と、実際の車のペースを考えずにコーナーを読み上げてしまい、アベレージが高いときならまとめて読み上げるコーナーを、アベレージが低くなってもまとめて読み上げてしまってドライバーが覚えきれないほどの情報を伝えてしまうと言うことにつながり、結果として読み上げたコーナーが全く来ない為に何処まで読み上げたのか分からなくなってしまうと言う悪循環。
もう駄目駄目。
ハイアベ中の動画を見直し、客観的な視点で自分の言動を見直すと非常に顕著に感じられます。
「こりゃドライバーのブレーキになっても仕方が無いわ」と頭を抱えてもんどりうちたくなります。
今後控えているチーム員の方との動画鑑賞会が非常に欝になりますが…まあ自分が悪いんですから仕方ないですね。
腹括りましょう。
ナビの仕事はドライバーの負担を軽くすること、これが基本中の基本。
とにかく前を見てドライバーの置かれている状況を把握し、「自分がドライバーならこの状態で何が欲しいか」って事を意識しながらナビができるようにしてみます。
写真は今回作成したペースノートです。
前回はA4版サイズで作成し、1ページ中に押し込めるだけの情報を押し込んで左上をステープラーで止めたものでしたが、今回はドライバーの意見により、A5版サイズで作成し、1ページにはかなりの余裕を持って情報を書き込み、厚紙で台紙を設けてみました。
前回は「ページをめくる回数が減ればロストが減る」と言う感覚で作りましたが、今回は「行間を空ければ読み間違いが減り、その分ページが増えてもめくりやすくすればロストしない」と言う感覚。
次回も今回と同じような作り方にする予定です。
ただもう少し読み上げやすいように工夫していこうと思います。
Posted at 2009/07/10 00:21:50 | |
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ラリー | 日記