2012年09月24日
栃木県で開かれているラリーに参加。
今回はCクラス(3000cc以上の車が参加可能なクラス)に、ナビゲーターとして参加しました。
1年ぶりのナビ参加…それも去年は移動区間でナビとしては情けない減点を食らってしまい、入賞を逃すことになってしまっていました。
なので今年もドライバーの方にご迷惑を掛けないか心配だったのですが、今回のラリーの形式は国際TCラリー形式と言うナビの負担が少ないラリーだったため、非常に助かりました。
私の知っている限りで言えば、ラリーの形式は
・国内第一種アベレージラリー形式
・国内第二種アベレージラリー形式
・国内TCラリー形式
・国際TCラリー形式
の4つです。
勝敗に対してナビの負担が一番高いのが上、最も低いのが下になります。
逆に(結果として)ドライバーの負担が一番高いのが下、最も低いのが上になります。
つまり、1年ぶりにナビとして参加するには丁度良い形式だった、という事です。
組んだドライバーはドライバー歴40年程の大ベテランであるKさん。
私が生まれる前からラリーをやっていた方であり、その昔はアルペンラリーにも参加されたことがあるようです。
http://people-power.jp/hup0801/rally/alpine17.html
アルペンラリーなんて私の中では伝説のラリーです。
そんな伝説の参加者と言うだけで、「なるほど、歴史ってのは続いているんだな」なんて当たり前のことに気付かされます。
そんな方と組むことになった経緯ですが、今年初め、私の所属するラリーチームの会長が「Kさんの隣は勉強になった」と言うので、「会長程の方がそこまでいう方の本番走行を一度体験してみたい」と思い、先生に「機会があればKさんの隣に乗せてください」とお伝えしていたところ、今回「興味があるならやってみるか」と声をかけてもらう事が出来ました。
とは言え、例えば算数が理解できなければ数学ができないのと同じように、今の私がKさんから何か学ぶことができるのか?と言うのは疑問でしたが(^^;
まあそんなものはやってみたら分かるものです。
さて、当日。
今回はTCラリーなのでSS区間(スピードを競う区間)があり、その区間で読む為のペースノート(以下PN)をレッキ(=下見)をして作りました。
作成った後、「あまりPN作ったこと無いから精度がいまいちだな。PN読む為に手元明かり使うとなると気が散ってしまうので、読まない方が速そうだw」と仰ったので、「では手元明かり使わずに読みますから、試しに1回読ませてください!」と返答したところ、「ま、なら試しに1回読んで走ってみるか」とご回答を貰い、1本目のみではありますが、読ませてもらえることになりました。
手元明かりを使わずにどうやってPNを読むかと言えば、ラリコン操作用のライトを使って読みます。
暗い事は暗いですが、PNの書き方によっては簡単に読めます。
しかし、インカムの無い状態でPNを読む作業は、読む事だけで一苦労でしたw
静粛性のかけらもないエボ5の車内に於いては、怒鳴るような声で叫ばないと相手に声が聞こえません。
「右3!左3!」
と、コーナーの度に叫び続ける事を、延々7分程度続けなくてはいけません。
終わる頃には声も枯れるってものです。
しかしそこは、昔取った杵柄と言いますか。
小学生の頃から10年間続けてきた剣道と合唱で鍛えた喉はいまだ健在であったようで、喉が枯れる事も、声が割れる事も無く、ペースノートを叫び続けることができましたw
その様子を見て、2本目以降も「PN読んで良いぞ」と言って頂け、その次もその次も…と、最終的に全SSでPNを読むことができました。
勿論何の問題もなかった訳ではなく、20秒程度のロストが3回もありました。
それでも「読んで良い」と言って頂け、また読む速度をドライバーのオーダーに合わせるよう心掛けたことで「俺に合ったPN読みができてた」と褒めても頂けました。
K氏のドライバーとしての懐が深く、ナビのミスを許容できる範囲が広い為にこのような言葉を頂くことができたのだとは思いますが、少しでもK氏の役に立ったと感じられ、非常に嬉しかったです。
こう言う嬉しさが次のラリーへの原動力になりますよね。
なるほど、先ほどの発言は後進の育成と言う意味も多分に含んだ上でのものなのでしょうね。
ラリーの結果としては、クラス3位。
久しぶりにメダルを貰う事が出来ました。
しかし考えてみれば、このメダルを含め、今までもらったメダルは全て自分の力で取ったものでは無いんですよね。
今年去年と走ったドライバーの力量が大きく問われる群馬ラリーではメダルを貰ったことはありませんし、一昨年走ったチャレンジカップではナビの力が大きく問われるものだった為(同点減点なんてのがザラだった)、取れたメダルはナビの方の力によるものでした。
今週末はドライバーで参加する事になっていますが、少しでも自分の力で結果を残せたと、胸を張れる勝負をしてきたいものです。
ラリーの結果も然る事ながら、移動区間中に聞いた昔話にも非常に興味を惹かれました。
そちらの部分は長くなるので省略しますw
とにもかくにも、色々な意味で勉強になったラリーでした。
機会があればまた勉強させてもらいたいものです。
Posted at 2012/09/24 20:46:13 | |
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ラリー | 日記
2012年09月18日
今年は修理修理であまり本番や練習に参加できない事もあってあまりタイヤが減りません。
半年で8本しかタイヤ変えないとかどうなの?と思ったものの、考えてみれば車検毎にタイヤを変えるって人が普通だったりするのでしょうから、十分多いとも言えます。
そんなこんなで先日久しぶりにタイヤを4本新品に交換する事になったのですが、持ってみた新品タイヤの重さに驚きました。
「うーん、新品タイヤのこの心地よい重み!」
等と孤独のグルメ的な感想を心の中で思ってみたのですが、考えてみれば新品タイヤとボウズのタイヤってのは、どれくらい重さが違うものなのでしょうか?
何時も履いているADVAN A036の185/60/15(直径 601mm、トレッド幅 185mm、溝の高さ10mm)の場合、タイヤのゴムの比重を0.9とすれば、新品とボウズのタイヤの重さの差は3kg相当になるようです。
計算式 : 直径 * 円周率 * 幅(縦溝分として20%ないものとする) * 厚み * 比重 = 山の部分の重さ
( 601 - 10 * 2 ) * 3.14 * ( 185 * 0.8 ) * 10 * 0.9 = 2kg弱
となります。
タイヤ1本の重さが10kgでアルミホイールが6kg程度なので、新品タイヤセットとボウズタイヤセットでは1割程度の重量差があります。
持って違いに気付ける重さですね。
しかしタイヤの重さが1本2kgも違うと、バネ下重量的な考え方で言えば「4本で80kgも違う」という事になります。
「新品タイヤは山が高いからヨレてしまって動きがもっさりする」と言う方もいますが、「タイヤが重いから車の動きがもっさりする」と言う話はあまり聞いたことがありません。
2kgじゃあそんなに動きは変わらないよ、と言う人も居るかもしれませんが、15インチのてっちんホイールからアルミホイールへ換装すると1本約3kg程度軽くなる事を考えると、1本2kgの差は小さいとは思えません。
http://www.honda.co.jp/customer/faq-auto/models/fit/wheelweight/index.html
http://blitz001.web.fc2.com/
でもまあ、新品にしても気づかないものです。
むしろ「新しいゴムの食いつきはいいな」なんて思います。
とすると、てっちんホイールからアルミホイールにした際の違いってのは、単にタイヤホイールセットで購入したからタイヤの違いをホイールの違いと勘違いした、って程度なのかもしれません。
分かる人には分かるのかもしれませんが、私にはあまりその差が分かりません。
その差が分かるようになってくるのが上手くなってくるって事なんでしょうか。
まだまだ先は長いです。
Posted at 2012/09/18 19:08:54 | |
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雑記 | 日記