一 こだわって来る人の寄り場所
13のGWは微妙である。 そう、田植えの季節がGWと重なるからである。
しかしながら2012のGWは完全に解放されました。 何故かというと田植機が壊れ田植えを委託したからである。
で、GWといえば四国(四万十)か九州(阿蘇・別府)である。 何故かといえば新緑がきれいだからである。
少し前にリヴリアさん主催の中国燃費オフ(第2回)が29日に開催される事を知り、サヌハイさん主催の四国燃費オフ(第6回)が4日に開催される事を知る。
連休なので、燃費にこだわったメンバーが各地から集結。これを繋いで間に上手いこと九州を入れ、今年のGWの旅とした。
先月履き替えたエナジーセイバーが燃費オフ的にはイマイチだったのですが、これを逆手に取り、敢えて其々の道場主の鼻を明かそうという算段である。 オイル交換(下限ギリギリ)し、タイヤ空気圧は窒素を4.0kpa、グリーンを入れるようになってからはやめていたMicrolon XAを出発直前に投入。
二 相手を立てて、それからの沙汰
本来、高速は嫌いなんですが、時間を買う事にする。
中国と言えばまず頭に浮かぶのは呉海事博物館である。船も好きな十三郎としては船のある生活が日常となった瀬戸内には憧れがある。 穏やかな気候の中、様々な瀬はあるものの小さなフェリーが活躍する地域。
大小さまざまな造船所が点在し、自分の育った環境にはない男っぽい雰囲気も憧れのひとつ。
何度も訪れるルートとしては尾道から瀬戸内沿いに国道2号〜国道185号〜県道66号〜国道487号を経て大和の故郷の石川島播磨のトタン張りドックを横目に呉への道。

今回は時間があったので、ヤマトギャラリー零にも。
余裕を持って岩国のコンビニに到着。(この日ホテルインサイトしたスパ羅漢への道←県道30号、国道186号は気持ちいい道でした。)
三重県人が3人も居て何故か遠くへ来ている感がない。
ZE2のCHOOさんはオリジナルな小ワザを使ったモディファイをしていてちょっと共感(助手席、後部座席を取っ払ってきている時点で気合いを感じます)、かねがね燃費運転のウワサを小耳にしていたマサ’さんは見た目燃費が出せそうにない感じのルックス(クルマが)。←内心、ZE2には腐ってもZE1、負ける訳にはいきません。
約一名来ていませんが、自己紹介も終了し各自スタート。
と、駐車場から最初の交差点に行く所で赤サイトに遭遇〜♪ おもわずパッシング!!!←チロニチさんでした。(う〜ん。このHN呼びにくいんですけど)
道場破りとはいうものの、初めてのコースにいきなり限界ギリギリで挑戦すると次回の伸びしろが…と頭を過りは致しましたが、力は抜いておりません。
第1ステージはカタログ数値は切ったものの34.2km/L。チロニチさんの到着を待つ間、みんなに記録を聴いて廻るもマサ’さんにコンマ1(だったかな?)負ける…。 ZE1勢は30km/L台は居ない。 しかもあなどっていたチロニチさんがいきなり三役クラスの数値。
第2ステージは最初の急な登り以外は緩やかな下りばかり。
交通量も異常に少なく自分のペースで楽しく転がれました。←第2ステージは 49.7km/L
みんなで道の駅にて食事をしつつ、計算機を借りてトータル計算。←合計は 37.64km/Lでした。
でへへ。カタログ数値は越えたなぁと喜んでましたが、結果発表ではみんなそれ以上に良い数値でにゃんにゃんにゃんさんが頭一つ(上位陣で)で優勝、おまけにマサ’さん(ZE2)にも大差を付けられ悲しい結末を迎えました…。
チロイチさんはそのまま同窓会へ、残りのメンバーで願成温泉へ。
気持ちよく汗を流し少しダベリ、自分は津和野の北斎美術館に行きたかったので、再会を誓いドロンさせてもらいました。 この日は夜間走行もしてホットモットでチキン南蛮弁当・サラダ・卵スープを購入し道の駅:サザンとうわにてホテルインサイト。
三 雨は友を伴れて来る故事
民宿サヌハイに行くまでに中3日しかないので九州入りは諦め、瀬戸内、四国を廻る方向に。
降り出した雨の中、屋代島に上陸。陸奥記念館の後、伊保田港。 しかしここからの乗船は便数が少ない上に要予約。 ツーリングマップルお薦め「狭い道が続くが景色はバツグン」の文字に誘われて国道60号。
しかし…これまでの経験上、途中まで進みながら引き返したほうがいいかも?というくらい、黄色いガードレールと断崖がキチキチです。あいにくそこへ地元の対向車が…コッチが上りなのに相手は譲る気配がなく、仕方なくコッチが1.5車線ほどの幅があるところまで後退。なんとか対向できたものの、体勢を戻す時、ハンドルを切り損ね黄色いガードレールに摺ったような感触。 やってもた…。景色はいいものの、このまま集落に進むのは諦め途中でUターンして一服。 降りてキズの確認。 助手席ドアにかなり大きなキズが…しかも塗装が大きく剥がれアルミ地が…グッスン。
ブルーになりながら、それでも燃費重視で柳井港へ。 なんとか時間に間に合いガンシップはバカガラス(失礼:ホントは防予フェリーのキチンとした船です)に治まりいざ三津浜港(松山)。
まずは大洲、内子方面に向かい内子和紙をゲット。 カマカマの生息域をウロウロし(森が深くGPSが途切れます…)本命の四万十市の
40010カヌー館。 途中道の駅:まつのにてガラス館に入ってみたのですが、イメージ通りの作品に遭遇。 あまりの綺麗さに前後を忘れ購入してしまいました。(かなりのウエイト)
道の駅のチラシで宇和島港に日本丸が寄港して夜間のライトアップとあったので、ホテルインサイト前に寄港。
(しかし…日付の確認を怠り、やって来るのは次の日でした)
明けて翌朝、小雨の降る中「四万十どっぷりコース」を満喫。
生憎、眼鏡を掛けているので霧雨がレンズに付くんで、ライフジャケットの胸の谷間にウエスを持参。
今年もTシャツを買いました。
予定より早く終わったので、閉館時刻30分前を狙って
海洋堂ホビー館。
中身は想像以上で、おぉ〜!とか、あぁ〜!とか感嘆符のみ。ナウシカのあんなものや、見た事の無いファルコ、カリオストロの銭形特攻隊、蟲使い、ラムダなど、ええもんを見せてもらいました。

▲ファルコのバキュームフォーム。こんなのあったの????
で、そろそろ
民宿サヌハイ付近に居ないと明日のイベントに間に合わなくなるのですが、途中の道の駅(多分さめうら)で高知県立美術館で山本二三展」の開催を知る。
チラシの裏側にギガントのコントロールルームの絵が載っていて吸引力はバツグンです。
後ろ髪を引かれつつ一路、津田の松原SAへ。(高速は嫌いですが、ココのセルフうどんが食べたくていつも一個まえのICから乗って食べて帰ります)
夕方、高松のお店で大学時代の友人が働いているので、立ち寄ってみるも帰った後。
次の朝、出勤時間を見計らって待ち構えよう作戦で、この夜は道の駅:しおのえに。
四国入りしてからずっと雨続きで、濡れた衣類が乾きません。
(昼間は助手席、ハッチに広げ、夜間は助手席、ダッシュボードに広げ続けましたが、イマイチ完全に乾かず、寝間着代わりに使う予定のジャージがなんか酸っぱい匂い…涙)
お店に早く着き過ぎたので、1Fにあるネットカフェにデビューしました。
1Fなんだけど屋内駐車場だったので、ガンシップをふきふきしていたら、リアバンパーになんか水ぶくれ??
擦ってみたら…クリアー層が侵されて水が溜まってました(ショック)。←拭き取ったら剥がれちゃいました。
10数年ぶりの再会を果たし、募る想いもあって昼ご飯まで一緒に。
(讃岐うどんのリクエストに、映画「うどん」でも使われたお店に行くも順番待ちの列・列・列。
並んでまではイヤなので、セルフじゃないお店に替えました。(この頃から空はやっと晴れ上がりました。)
駐車場ダベリングには参加したいのと、ヘンな匂いのするジャージを洗いたくて民宿サヌハイ。
途中ブックオフを見つけては、昨年からハマっている山本周五郎の¥105コーナーを漁ります。
kano'nさんによごれものを全て洗濯してもらいました〜♪(いい匂いのジャージに変身)
民宿サヌハイでの出来事はいろいろあって書ききれませんが、サヌハイ&kano'nさんの若かりし日、某氏の髪のある頃の貴重な写真(爆)、タイプCさんのおじいさんの大切なアルバム、1177さんの例のDVD(焼いたモノを頂いちゃいました)など飲んで喰ってダベリました。(カマカマ宛にTAFのDVDが届く予定でしたが、今回は仕事で参加できず、そんな事を知っていたら、民宿カマカマにこっそり行った時、もらって来れば…と後悔)
そうそう、vento1001さんから粋な(意味深な手紙と共に)プレゼントをみんなに頂きました。
今年は連日の疲れか一瞬で熟睡。
前の晩にviento1001さんからプレッシャーを掛けられたのと、ZE1勢の中でビリはイヤなので結構真剣です。
と言いつつ、スタート地点に並んだ愛車達を見ていてうれしくなって、ついつい持参の鯉のぼりをライバル達のアンテナに取り付けていたら…スタート前に外す時、tripleさんのアンテナのプラスチックのコーティングがモゲちゃいました(←ごめんなさい、もうしません←最近交換したばかりのアンテナを差し上げました)
低速で延々と転がるのが精神衛生上できずらい性格ですが、今回は事前にサヌハイさんが過去参加者の其々の記録表をくれたので、自己記録に挑戦しました。
第1ステージは40km/Lは切ったものの自己記録達成〜♪
DSWまでの区間でもガマンガマンの運転が続きました。
で、ココでスタート前の作戦を忘れていた事が発覚。
(少しでも相手にウエイトを載せようと、サーキットで勝って来た栄養ドリンク(この為にクーラーボックスを持参)を配る予定が鯉のぼりのハプニングで…。)
で、第2ステージ前でもまだ間に合うとみなさんに配りました。
(第1ステージは、計らずながら全ての重荷をガンシップで受け止めていた事を後悔…)
美味しい食事(マグロの漬け丼)も頂き、さて次のステージ〜♪
後続車両を抜かせながら、転がり続けます。
ゴール地点には41.7km/Lを刻みました。(トータルは計算しないと判りませんが、自己記録の38.0km/Lは越えれた模様。
日和佐に着いて計算機を借りて出した数値が「40.85km/L」
う〜ん。 満足〜♪ (一瞬、誰かのジタンダを踏む姿が…)
で、サヌハイさんの長〜い集計結果の計算が終わり、いよいよ地元のお土産の争奪戦が始まります。
¥500くらいと言われているので、今回はサーキットのアスファルトおこしではなく、F-1のタイヤカスさきイカ。 真っ黒なんで食べたくないシロモノですが、サーキットの復刻ステッカー、e-TEC、honda green machineステッカーもセットに。
お目当てはカクカクしかじかの鹿のお面。
で、その前に、結果発表。
第1位は…なんとニャンニャンニャンさん。
ん????? なんで????
ミラバンだろ???? しかも2名乗車だったハズ???????

▲この辺はえらく風が強く、サヌハイ団扇が煽られて、うまく金文字が判別出来つつ全車にピントが合うようにとシャッターを押しましたが1台だけ切れちゃいました…トリプルさん悪気はアリマセン(ごめんね。)
一瞬目の前が真っ暗になりましたが、まったく予想外の展開に一同ビックリ。
コイツぅ〜。
第2位も2名乗車の怪人ぶーすかさん。
なんで?????? いきなり来て、いきなりこの数値???????
やめて欲しい。 せめて自分を引き立ててくれるようなへなちょこな方は来てくれないのか??????
結局、ZE1勢の中ではグンを抜いてビリでした…。
今回は当初からブログタイトルを「道場破り」と決めていただけに…タイトル通りにイカンじゃん!!!!
(まあいいや、本末転倒な13スタイルなブログですから)
お面も無事ゲットし、民宿サヌハイでは同じ鹿のマグネットももらったし。
ここで、ココまでどれくらいの燃費&距離なんだろう?って表示をいじっていたら、なんと生涯燃費がコンマ1上がってました〜♪
(帰宅するまで温存する為、気を使って帰ったのは言うまでもありません。)
今年のGWは2人の道場主のお陰で、楽しい旅となりました。
(結果は師範代と対戦する前に、入門生と交えて負けて帰ってきたような感じです…ね)
Total 33.0km/L 2570.3km
※今回は山本周五郎さんの「人生裏長屋」原作のテレビドラマのタイトルを使わせてもらっています。
文章が周五郎さんのようには行きませんが楽しんでもらえればと。
で、原作では おぶんちゃんと夫婦になって幕が下りるんですが・・・・・・。
※十三郎ではなく、一三郎にすればよかった…NHはSo!さんが間違った誘導をされていますが「じゅうさん」ではありません。でも既にコメントが付いてしまったのでこのままと致します。
※番付表をあたらしくしました。
整備手帳の「4本目のマスト」を参照してみて下さい。