
帰省で実家のある清水に帰っていました。
今年の夏もロードバイクで遊ぶつもりでクルマに積んで帰省しています。
いつもでしたらこの時期はいつもの4人が集まりロードバイクで遠出するところなのですが、今回のリドレー先輩とHくんは体調不良のため自宅療養しています。
体調不良・・ってぼかしているんですが、、実は・・・・
リドレー先輩・・・前々から不整脈で体調に問題があったリドレー先輩。
数日前、不正脈の関係の手術「心臓カテーテルアブレーション手術(経皮的カテーテル心筋焼灼術)」を終えたばかりです。(なにそれ、コワイ!)
ついこの間退院したばかりで自宅療養中だということです。
手術は無事成功したということを聞いていました。
Hくん・・・先日、静岡の「富士見峠」ヒルクライムの練習での時、下山中に前輪がスリップして左側からおもいっきり落車してしまいました。
「左手首骨折」「右肩甲骨骨折」で全治3か月。左手首、右肩に金属プレートで固定する手術が終わったばかりです。
1年後に金具取り外し手術予定と言っていました。前日まで入院していたのですが外泊届を出して自宅に戻っていました。
2人とも心配なのですが早く良くなることを願ってます。m(__)m
ということで、
8月13日(日)に903Rさんと私で地元の「竜爪山(りゅうそうざん)ヒルクライム」に行ってみようということになったんです。
ここは小学校の頃から遠足でハイキングに行ったりして清水民ではなじみ深い山です。
竜爪山とは:竜の爪でえぐられたように沢が険しいことからこのように呼ばれており(そうだったんだ・・・、でも定説ではないらしい)割と険しくてそこがまた登山、ヒルクライムには持ってこいのコースになっているようです。
竜爪山はリドレー先輩のホームグラウンドで”お気に”の山となっており、私も小学校の頃の遠足で行った記憶があるのと、ロードバイクでの攻略は2年前?に登ったっきりで久しぶりの2回目の挑戦となります。あんたの代わりに行ってきます('◇')ゞ
今回はタイムアタックではないので、903Rさんとのんびり話しながらのヒルクラとなりました。
途中の登山者用の「登山道入口」で小休止をしました。
山の湧き水をボトルに補給し、ちょうどその時登山を始める準備をされていた山ガールの方にお願いし、2人の写真を撮って頂きました。
さあ、ここからがSTRAVA 竜爪山TTのスタート地点となります。
竜爪山TT 8.2㎞ 595m 7%(登山道入り口から頂上の穂積神社だと思われる)
厳しいコースなのは一度上っていて知っているのですが久しぶりに上るとこんなに急坂だったっけ?っと思うくらい勾配がきつい場所が数カ所あります。
ついこの間あざみライン攻略のためリアを32Tギアに交換したばかりですがこのギアでちょうどいい具合で28Tだと回すのが大変だったと思われます。(まあ速度が遅いこともあったのですが)
STRAVAで確認すると15%を越える場所がありました(;'∀')
ここをホームとしているリドレー先輩は何気にスゴイじゃないですか!
汗だくになりながらも穂積神社に到着しました!
攻略したことをジョジョに実感し、
「やれやれだぜ」って感じで天を仰ぎます(^^;
この先に登山道が続く山頂、文殊岳(1040.84m)があるのでここの駐車場から登山を始める方達も多いようです。
私達は休憩したら今のコースを下山していきます。
道幅が結構狭く、また細かい石、枝、陥没したアスファルトがあり整備された道ではなく、Hくんの落車のこともあったため注意して下りていきました。
麓まで下りて903Rさんとお昼にします。
地元では有名な「スペイン石窯マルコデュパン」のおいしいパン屋さんで、パンと一緒に無料のコーヒーで頂きます。
この後、903Rさんと相談しHくんの自宅、リドレー先輩の自宅までお見舞いがてら様子を見に行くことにしました。
Hくん自宅
Hくん、元気そうでヨカッタ。
左手がロボットのように添え木をして包帯でぐるぐる巻きになっていました。
肩はクッションがあるパッドが貼られて傷口が保護されていました。
手術は最高に痛かったようでしたが現在は良い方向に向かっているようで安心。
あちこちに擦り傷がありましたが自由に動けるようなのでホッとしました。
もうちょっと入院が必要とのことです。
リドレー先輩自宅
リドレー先輩も元気でした。
股の付け根から数本のカテーテルを心臓まで通しての大手術ですって。
傷らしきものは無く、カテーテルが入った後がほのかに赤くなっている程度でした。
本人はふつーに動いていて、術後の心拍も標準値に近い値まで戻ったようです。(まだちょっと高めとは言ってました)
リドレー先輩もヨカッタ、ヨカッタ。
たあいない話をしていて、ふと立てかけてあった自分の自転車LOOK795を見た時です。
「あれ、フレームに穴が空いてる!?」
「フタが無い??・・・フタが無い!!!!」
何を言っているのかというと・・
LOOK795のフレームはちょっと特殊な構造で、トップチューブのフレームの一部がフタになっており、そのフタの内側の部分にシマノDi2のジャンクションが取り付き、フレーム内に収まるようにしています。
充電する時はそのフタを開け充電をするのですが、そのフタというのが内側から板バネで引っかかり、爪でフタをめくれば板バネが外れる仕組みになっています。
そのフタが無い!
自分がヨクナイじゃない!
・・・どうしたんだろう?? 思い出してみます。。。
ん~どこで落としたんだろう?
下山途中にグレーチングかコンクリートの段差で自転車が跳ねた時があったなぁ、その時なんかボコって石を跳ね上げたような右足に当たるものがあったなぁ・・・
!! これだ! この時だ!
下山途中の衝撃でフタを落としてきた!!
外れたイメージ画像再現

こんな感じでくっ付いていて・・・

何かの拍子で外れ掛かり・・・

反対側のフックも外れ・・・

ポーンと飛んでいってしまいました(T_T) 完。
このパーツはそうそう手に入るものではありません。
パーツ取り寄せが利かないかもしれません。
急いで竜爪山に戻って探しにいかないと!
え~!またあの山(7%)を上るの~? っとは思いましたがそんなこと言ってられません。
一人でも竜爪に向かっていくつもりでしたが・・・
「いいよ、2人クルマに乗りな。行ってやるよ!」と数日前に手術が終わったリドレー先輩がクルマを出してくれると言ってくれました。
カックイー!おっとこまえー! ん?
ちょまてよ、このひと手術を終わったばかりじゃん!!運転できんの??
「だいじょうぶだいじょうぶ、医者も普段の生活に戻っていいからって言ってたし行動は制限されていないから!」とのこと。
お言葉に甘えて、
急遽903Rさんとジャージにヘルメット姿でリドレー先輩の愛車ムラーノに乗り、15㎞先の竜爪山に向かって3㎝四方に板バネが付いたLOOK795の「フタ」を探す旅となりました。
実は私、このフタのジャンクションが取り付く部分に千円札を仕込んでました。
私はDi2コンポで組んでいないためこのフタの内側が空いているのを利用して、非常用の隠し千円札として小ビニールに入れ、黒ビニールテープで止めておいたんです。

何も知らない人が道端でこの部品が落っこちていたのを発見したらその千円札を頂き、フタは捨てちゃうんでしょうね。
本当は私にとってフタのほうが五千円、一万円以上もの価値ある部品なんですけど。
霧雨になり道路状況もはっきりしないところ目を凝らしながら3人の目でこの部品を探していきます。
雨でぬれて黒いアスファルトで、似たような石がごろごろ、枝やらいろいろなものが転がっている中でこの小さい部品が探せるものなのか不安になってきます。
車が通ったら踏み潰されるだろうし、人が通ったら千円を見て拾われてしまう。また転がって谷に落ちてしまったかもしれません。どちらにしても見つかる可能性は少ないと思います。
ゆっくり走ってもらいながらも、数時間前にやっとの思いで辿り着いた穂積神社にまたも辿り着きました。
ここまで来ましたが上りでは見つけることができませんでした。
残念です。
Uターンして下山します。
下りでもゆっくり行ってもらい3人でフタを探します。
運転手(手術の終わったばかり)のリドレー先輩が・・・
「なに?これ?」

※山道で落ちている再現イメージ
何かを見つけ急にスピードを落とし、停止しました。
急いで903Rさんがドアを開け拾い上げます。
「これじゃね? お、千円が付いてる!」\(◎o◎)/!

※山道で落ちている再現イメージ
これです!!!これこれ!!!見つけました!!!やりました!!!
こんなちっぽけなやつを山道で見つけることができました!ありがとぅございますぅ~!
奇跡です!
傷がついていないキレイな状態のままじゃないですか(^^)/
クルマに踏まれずに人に拾われずに落ちたそのままの状態で転がっていました。
これを見つけに15㎞先から探しに来ました。
「ありがとー!みんな!なんでもしますおごります!いやぁー見つかるとは思っていなかったー!」
実はもう殆ど見つからないと思われていたので3D-CADで設計し、3Dプリンタで作るしかないかなぁと内心考えていました。
でもヨカッタ、そんな手間を掛けなくて見つかってホッとしました。
2人に付き合ってもらい感謝いっぱいです。時間も遅くなってきたので埋め合わせはHくん含めた別の機会でということにしてもらい、リドレー先輩の自宅まで戻り解散となりました。
リドレー先輩にビニールテープを借り、フタが落ちないように止めてもらいました。
内側の板バネがゆるくなっていたようでした。
今後、落ちない対策を取るようにします。

また、このバイク、この部分にもフタがあります。(クランプカバーって言うのかな)
これはステム上部がツライチの平面にする化粧用のカバーなのですがネオジム磁石でくっ付いています!

※磁石とプラカバーが外れるので瞬間接着剤で接着しました。

現在まで脱落しないで付いていましたがこの部品にも今後落とさないようにする対策をしていく必要がありそうです。
何十万もするフレームですがこのような華奢な作りのところがこのバイクの残念なところです。
お二人様、ご迷惑おかけしました m(_ _)m
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