
アムステルダムは雪、-5度、寒すぎてガレージ作業する気にならず。。。
前回からの続き、多少進捗あるのでここで記しておきましょう。
以下のトラブルを幸か不幸か発見してしまいました。
1)オイルクーラホース接合部からのオイルにじみ
2) ヘッドカバーのオイルリターン配管のヘッド接合部からのオイルにじみ
3) エンジンブロックのオイルにじみ(ではなくエアコンコンプレッサーと断定)
4) SCブラケット折れ破損
5) スレーブシリンダーの取り付けスレッド破損(SCブラケットと共締め設計)これが一番の難題!
上記修理と共に以下の作業を計画;
5) エンジンオイルフラッシ&交換、
6) ヘッドカバーガスケット類総入れ替え&カムシャフトリフトボルト交換
7) エアコン撤去(といってもとりあえずコンプレッサーのみ撤去)
8) スレーブシリンダ交換(ブーツ切れ発見、丸ごと買った方が安い)
9) ブレーキ・クラッチフルード交換
10) 油温センサーオイルパンへ移設
11) オイルクーラライン総入れ替え
ヘッドカバーからのオイルにじみはブローバイオイルのリターン配管結合部ガスケット周辺から発生。
そしてシリンダーブロックからオイルにじみ・漏れかと思っていたのは、入念に下からチェックしたところ、エアコンコンプレッサーであると断定した。
コイツを撤去して様子を見ることとする。
色が宇宙人の血が混じっているようなミドリ色交じりなのでまず間違いないのでは思う。
多分Oリングの劣化かねじの緩みでしょう。
ショップにも相談したが、一発返事でその通りだ、と。
Oリング交換してガス再注入も考えたが、撤去して軽量化することにしました。
短いベルトはLotus純正品部品番号あり、その到着待ち。

というわけで、部品や工具到着待ちの間にできることところからやってみた。
まず、エンジンオイルフラッシュし、オイルクーラホース類を撤去。
フロントオイルクーラ前部のホースを外して、オイルを抜くためにオイルクーラのネジ下部クラムをカットします。
私のオイルクーララインはリコール対策品に無償交換されているが、取り外してみると、その構造はS2000に装着したANフィッティング構造と比較して、漏れ易いとうか簡易的な構造に見える。
今後別の場所で同じ症状が発生する可能性も、より強固な構造のANフィッティングラインに交換することにしました。
ここで悩んだのがLotusはBSPとかいうあんまり使われてない英国規格を使っており、コイツを米国規格のANに変換するアダプターが必要なことが判明。これはまた別途。
今後はオイルクーラ内のオイルも簡単に抜けるようになります。
以上はオイルホース結合部の問題であることが前提で、オイルクーラ自体の付け根部であったらこの努力は自爆(笑)となってしまいます。
私の場合、フロントスプリッター入れてるのでこの部分をカットしても空力影響はありません。



オイルサンドイッチプレートも取り外さないと、サーモスタットが邪魔で工具入りません。
さらにクソ重い!
なのでMishimotoのアルミブロックサンドイッチプレートに交換予定。
そしてショップから戻ってきたSCブラケット。
前回の溶接よりうまくやってある。TIG溶接とかいう方法でやってくれたらしく、さらに強化されているらしい。
頼むからもう折れないでくれ。


取り付け部のスレッド修理だが、その場所がミッションブロックのバルクヘッド前にあり、最大の難関。チャレンジするが、狭所用工具待ちなので後日報告します。
それから、、、、油温センサーをオイルパンに移設完了。
以前はサンドイッチプレートに装着しており、オイルクーラ通過前or後の温度を検出しているかよくわからなかったので今回はより実績値測定できるはず。(変わらない、というみんともさん情報もらったが)

それから、、、エンジンヘッドカバーガスケット類、総入れ替え。
部品番号は拡大すれば見えるはずです。
近くのトヨタディーラにオーダしたら中一日で早速到着。
すげえ、さすがトヨタだああ。Lotusとは違うぞ。。。笑

それから、2ZZGEセリカやMRSへの2ZZGE載せ替えコミュ二ティーでよく議論となっている、カムシャフトリフトボルトも交換してみます。前期型2ZZGEだとこのボルトが弱く、ガンガン回してると折れてV-Tecにはいらないという症状が出るらしい。。。。(トヨタ・ヤマハに怒られるな、笑)
私の2ZZGEは対策ボルトが入っていることは事前に調べてわかってましたが、サーキット専用車でもあるのでこの際、摩耗度チェック&交換してみることにしました。
この二つのボルトです。
ちょっと摩耗してた。まあ変える必要もなかったのでしょう。
ちゃんと"V-tec"入ってるしね。左2本、走行約60000Km弱。

おまけ。カムシャフトの擦れ具合。ヘッド自体はネットで事前に調べた動画や画像と比較しても私のエンジン内部は比較的キレイなことが分かった。
定期的なオイルフラッシュの効果、でしょうか。
走行約60000㎞弱のカムシャフト。サーキット専用車だけど、こんなもん?
Microlonもやったんだけどな。



メインブロックとタイミングチェーンカバーの接合部に液体ガスケット塗って、ヘッドカバーのせて、規定トルクですべてのボルトを丁寧に締め付けて終わり。結構簡単。
まだ続きます。
Happy Lotus and Honda days!