アムステルダムは雨、風、時々雪、見たいな気候で朝は氷点下。路面は常にウェットなので、うちのExigeは12月初旬の洗車いらい、外に出しておらず、ずうっとジャッキアップ中で、エンジンもかけていないし、もっぱらメンテに専念中なのであります。
ところで、英The Times紙ネット版にLotus社の経営・財務状況に関する、久々に怪しい記事が飛び込んできたので速攻シェアしたいと思います。
原文は
こちら。
ワインも入ってるのでいつもの通り、テキトーに訳します。
原題 Lotus pleads for cash after clocking up GBP41mil loss.
まあ、その、、、、"Lotus社41ミリオンポンド(50億円くらい)の赤字のあと、現金ヤバえぞ"、みたいな。
むむ、キャッシュフローがついにつきるのか??これは経営的には一番ヤバい。
記事によると、
ロータス社は昨年度GBP41Milの赤字(50億円超)、りゆうは欧州と北米での販売不調のため。
その前の年度は45.3Milポンドの赤字、で同社はゲイル社長の元、再建に取り込み中。同社長のコメントとして、Substantial investment(かなり大きな額の投資が必要であった(原文は過去形)ことを認めた。
同社は現在マレーシアのDRB-Hicom社社有で、その年(つまり昨年Fiscal year年度)1607台を販売し、その前年度は2015台から販売ダウン。売上は19%ダウンして、GBP79.2Milになった。Hicom社はLotus社を売却しようとする、うわさもあった。
Lotus社は英国のもっとも有名カーメーカの代表のひとつであるが、カーメイキングビジネスは20年前にHicom社が買収してからは、利益獲得という意味では失敗し続けている。2013年には英政府よりGBP10Milの援助を得ている。
ゲイル社長はコストカットして、2020年までの新車計画もある。
Lotus社は最近の販売不振の原因を北米でのEvora400のラウンチの遅れといってる。製品品質をまもるために、8月に販売を開始したばかりでUS販売はGBP16Milから2.9Milまで落ち込んだ。
しかし、Lotus社(社長の言葉か、プレスオフィサーの言葉かはこの原文面からは不明だが、)はディーラーも網を拡大してからは、事業成長はしているし、我々はチャレンジングではあるが、エキサイティングな将来のために準備はしていると語り、またおおきな額の投資は、短期的にグループが財務ポジションに影響を与えるために、必要ではあったが(なぜか原文は過去形となっている)、しかしトランスフォーメーション(事業改革とでもやくしますか)が形となれば、グループはもっと事業運営上、そして財務上、強くなるであろう。(ここは原文未来系となっている)と語った。
となり、なんとも、あいまいで、おい、キャッシュフロー大丈夫か、みたいな内容になっており、私個人的にはキャッシュフローが実は相当やばいのではないか、とかんぐるような文面となっているのであります。
Hicom傘下での事業改革はもはや、キャッシュサポートが限界に近いのか??
どうなってんだロータス。
エンジントヨタだし、最近WRC参戦も決めた、モリゾーさん、いっそのこと、Lotus買収、コンポーネント共通化、トヨタ、レクサスブランドでLotusシャシー(Exige, Evora)でMR2、スープラ復活、ライトウェイトスポーツOEM供給、なんてのもあり???
(こういうのは最近のFiat社がマルキオンネ社長の元、うまいとおもうんです。クライスラーとのなんだかんだ共通化、マツダからのOEM供給で名車復活劇など。はい、私イタリア時代はFiat系列の会社にいましたので。)
高性能スポーツカー開発は特に技術陣が燃えるとおもうしなあ。
実は、私、そんなのやりてええええ(マーケティングのほうでね、笑)。
追記:私のLotus社の経営に関するブログをたどってみたところ、以下の情報が取れました。
2014年4月ー2015年3月期 販売2015台 赤字GBP45Mil
2015年4月ー2016年3月期 販売1607台 赤字GBP41Mil
バハール社長時代は、派手なマーケティング手法でもっと赤字。
過去の私の去年8月ブログではゲイル社長は本年度は利益を出す、といっているが、恐らくこれが北米Evoraラウンチの遅れもあるのでしょうが、販売が計画通り進んでいないのではないでしょうか??
Hicom社がゲイル社長に与えたのは、ひょっとして今年には黒字にしろ命令があった、可能性もあり、本当にキャッシュ枯渇すれば、毎年赤字会社になんか普通の銀行は金貸してくれないでしょうし、Hicom社が増資し続ける以外に救済策もなく、今年が最後とHicomが腹くくっていた場合、一気に債務超過、チャプター11>新オーナがタダ同然で事業引き継ぐ、なんてもあるのか。。。。その場合Hethel工場は閉鎖されるかも、ブランドは残し、開発とテストするだけ?みたいな。。
煙のないところに、火はたたない(今回のような記事)、なにか匂う。。。。
私のオーバーリアクトであれば良いが、ちょっとコワイ。
では、Happy Winter Lotus days!!
Posted at 2017/01/10 08:31:51 | |
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