案内なく移動された敷地境界標

私の住むMST市では測量士と役人のみの口頭で境界線を移動させるとことがOKのようだ。
同市担当部署のK氏が語るには「国家資格を持った人が悪いことをするはずがない…」という理由からのよう。だからお役人と測定士の二方が同意すれば不利となる方への丁寧な説明も理解する時間もなく信頼する測量士（測量士は何度も市役所の人が立ち会い確認をしたという発言をする、しかし二方の合意は私の預かり知らないものという思いがあるわけです）の判断で境界標（タイトル写真のもの）を掘りおこして移動させることができるというのだ。
この担当者は他にも面白い論理をたくさん語っていた。

通常土地境界標の移動、こうした生涯関わる大切な決め事は口頭で行われるものではなく、双方が納得し書面等の手続きがあって履行されるもの…だと私は思っていたが、実はそれは間違いのようだ。

◼︎経緯
測量士が計測したところによると境界線が少し狂っていたらしく、わずか数センチ境界が実家の土地に寄る、つまり狭くなるという内容の説明を25日受けた。

その時、
「ここ（境界の赤矢印）がここ（写真黄色部）だってことですね。わかりました。」
と私が言ったことを測量士は移動OKと受け取ったようなので私にも非はある。
ただ私は続けて「うちはどうやって調べたらいいんだろう…」と言っている。しかしそれは測量士の耳には入らなかったらしい。

まあ人間というものは誰しも自分の都合の良いように話を受け取り、また理解し、判断してしまうものだということは確か。それは私とて同じで、だから書面での契約書や確認書があるのではないかと思うのだが…。


そんな経緯があり、翌日26日もう一度境界線を確認しに実家を訪れると、なんと境界標が移動されコンクリで固められていたのだから心穏やかではなくなったのだ。

【補足】
まあ、段取りや手順に真摯さを感じられればもしかしたら（笑）固いことは言わなかったかもしれませが、市役所担当の返答にかなり呆れたものがあったことと、またその後連絡をつけた測量士も説明の時の低姿勢とはうって変わった冷たい文面の返信だったので私なりに納得をつけようと思っている今です。

※タイトル写真は朝起きると移動されていた境界標


【2020/02/28追記】
先程おそらく先日電話相談をしたところと思う部署、道路河川課へ境界ポイントの座標軸と図面を取りに行ってきた。若い方だったがとても誠実な対応だった。
もしかしたら私も測量士もK氏の被害者なのではないかとも一瞬思った。
応対というものが物事のその後の道筋を決める場合も多々あるだろう。

【2020/03/05追記】
本日境界線、いや境界点について相手方、私、そして在住市役所職員2名にて話し合いがなされ合意に至った。
思ったのは、話す人により印象づけられる内容が変わってくるということだ。今日の市担当者の説明は納得がいき理解ができた。
また測量士のK氏にも即日から膨らんでいた疑いの印象も消えた。
先日の市担当者とのやりとりの電話では遮断され見捨てられて孤独感を持ったが、本日した話では私の住む市は積極的に民と民の間にに立って仲介しようとする全く逆の姿勢であることを理解できた。これも応対する人な人柄と説明能力の違いなのだとつくづく感じた。
私は下記契約書で収めようとしたが必要なくなった。