妄想をカタチに・・・

今年の初弄りは昨年末からの懸案であるシートベルトサポートです。これを何とか可動式にしたくて、年を跨いであれこれ思案してました。

今回自分が目指す完成形とは、可動式を達成しつつ、純正のボルトを使う都合上、極力掛かり代を稼いで安心して使えて、尚且つ見た目が自然な仕上がりである事です。

そこで、サポートとカラーの厚みが殆ど同じ点に着目して、サポートの穴をカラーがギリギリ通る大きさまで拡大すれば、ボルトを締め込んでもサポートは関係無く自在に動き、また無用に厚みを増す事も無いのでは？と思い付いて拡大しました。

これが元の状態で、穴の大きさは約15ミリです。

それを約25ミリまで拡大しました。
想像以上に材質が硬く、またどうやって綺麗な円形に仕上げるか悩みましたが、テーパーリーマーなる道具を発見して無事に拡大出来ました。ちなみに棒ヤスリでは全く歯が立たなかったのに比べると面白い様にサクサク削れるので、削り過ぎにならない様に最後の微調整は慎重に行いました。

単に削り易いだけでなく、切削面が綺麗に仕上がるのも今回の作業に向いてました。棒ヤスリだけだったら仕上がりが汚い以前に、果たして春になっても作業が終えてるか甚だ怪しいもんです（笑）

確かにサポートとカラーは同じ厚みですが、穴が段付きになっているので、ツライチ&カラーのガタ防止の為に止むを得ず2ミリ厚のスペーサーを挟みます。

必然的にカラーがサポートの裏から2ミリ飛び出る事になり、そのまま装着するとその2ミリがそのままサポートの横方向の遊びになってしまうと同時にスムーズな動きを阻害しそうです。

そこで裏側にもスペーサーを、となりますが、表側の穴がボルトの太さをクリアすれば良いのに対して、裏側はカラーの外径をクリアする必要が有ります。

果たしてそんなスペーサーが有るのか？半信半疑で探したところ・・・

テフロン樹脂で内径25ミリで厚さ2ミリ、しかも１枚から販売してくれるネジ専門業者さんのHPを見付けて速攻で取り寄せました。

ここはサポートとトリムに挟まれて、サポートのガタツキ防止と動きを妨げない滑らかさが必要なので、寸法と言い材質と言いドンピシャの物が見付かってとても助かりました。

役者が揃っていよいよ装着です。計算上では厚みを2ミリの増加に留めて尚且つサポートが自在に動く筈ですが、もしどこかで間違いが有ったら振り出しに戻るばかりか、もう次の手が思い浮かびません。実際に作業してみるまでは結構ドキドキでした。