デッドニングやり直し(響きを改善)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
長文になってしまい、すみません!笑)
今まで、乗って来た車は、音質良くする為、全部デッドニングを実施してました。それぞれ効果はあったので、ロードスターNAにも、ホームオーディオのチューンドスピーカーに近づける事を目標に、エイモン等のデッドニングキットを使って色々実施していました。最初は、超手抜きで、その後、静音材料をたっぷり使った物にして、不要な振動は皆無になり、その時は一応満足してました。まあ、なんとなくこんな物かなあで。気に入っているホームオーディオの木のスピーカーの音までは所詮無理と妥協。ところが、最近、先輩が演奏するジャズバンドの生演奏を時々聴かせて貰う様になり、ジャズCDを買って、車で良く聴く様になったのですが、何か変なんです。一言で言うと、音は良いのに楽しくないのです。それは聞く曲にもよることに気がつきました。そこで、デッドニングや、車載スピーカーについて、改めてネットで調べていて、どうやら原因らしき事が分かりました。デッドニングをやり過ぎて、いわゆる、DEADの音になっている様です。実施していたデッドニングは、ドアのアウター側に、5cmおきに、5cm角の吸音スポンジと、鉛の静音シートをベタベタと広範囲に貼っていた為、ドアを閉めた時にドンと言う高級車の音になり、効果があったと自己満足で喜んでいました。でもやり過ぎていて、ドアの鉄板や空間の振動を消し過ぎている様です。今まで、気にしなかったのは、曲によってはこれでもとても良い音に聞こえる為です。特にジャズを色々聴く様になってからですが、何か変だなあと感じてました。
兵庫のショップさんで、余計な音のみを消すやり方の素晴らしいデッドニングがある事を知り頼もうか迷いましたが、自分の所からは少々遠いのと、基本的なデッドニングは実施済みでしたので、まずは自分でやってみる事にしました。写真を撮り忘れ、全部終わった所で慌てて撮った写真です。肝心のアウター側が、文書のみですみません、変更した所ですが、、
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ドア、アウター側の吸音スポンジを全部剥がして、削除。中々剥がれず、最後はスクレバーでガリガリ。鉛シートも剥がして、代わりに、5cmx2cm幅ぐらいに切った鉛のシートを、ジャズの低音が出る曲を聴きながら、手で触って箱鳴りしそうな箇所に貼っていきます。なるべく少なめで。貼った所は、思いっきり、マイナスドライバーで擦って、簡単に剥がれない様にします。
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インナー側も、写真の様に、出来るだけ少なめで貼ります。箱鳴りなのかどうか、素人には分かりにくいのですが、素人の自分は(笑)駄目元で、適当に貼ります。最後に、ドアをドライバの先で叩くと、まだまだ、一斗缶を叩いている様な音が残っていて、これで本当に良いのか不安が残りましたが、流しているジャズは、違和感はありません。特にドラムの音は自然な良い感じです。
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最後にドアカバーを被せるのですが、経年変化で平らでなく、長年水を吸って凸凹している為、ここで、余っていた5mmぐらいの普通のスポンジシートをドアカバーの共振止めの目的で、幅広く貼り被せます。
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今回使った材料です。
①レアルシルト(REAL CHILD) 制振シート 青色のシート。デッドニングでは定番の物ですね。
②エーモン 音楽計画 ポイント制振材 約50×100mm 厚さ2mm
厚い重いシートの様な物。鋏で簡単に切れるので、細長く切って使用。貼り過ぎに注意。
③オーディオテクニカ AT7570R
スピーカーの後ろのパネル側に貼った吸音材。触ると、グニャっとした、濡れている柔らかいスポンジの様な感触。25個の穴が空けられる様になっていて、スピーカーの大きさに合わせて、手でプチプチと必要な穴をあけます。自分のは16cmスピーカーなので、25個の穴を抜きます。今までは普通の吸音スポンジを貼っていましたが、今回これが良さそうなので張り替えました。オーディオテクニカには、更に高級品の吸音材もある様ですが、結構高いので自分はこれで我慢。
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結果ですが、楽器がとても良く響く、楽しい音になりました。懸念した一斗缶の様な印象はありません。かなり良いです。ジャズが生き生きとした感じです。ロックっぽい曲だと、乗りが違います。笑) ホームオーディオのセットと比べると、もう少しピアノが響いても良いかなと思いますが、アウターパネルのスポンジが完全に剥がれず、糊とスポンジの薄い膜が残ってしまったため、これが原因ではと考えています。制震のシートを貼る場所を時間を掛けて調整すれば、まだ改善しそうですが、暫く音楽を楽しみます。おそらく専門のショップさんに頼むとこの辺が完璧なのでしょうね。自分も近ければ間違いなく頼んでました。
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なお、以前から実施していた内容ですが音質で効果があった事は、(多分にプラシーボもあります笑)
・ウーハーに木製のバッフル使用
→響きが違った。プラスティックと違いますね。
・セパレートツイータを含めたケーブルは、定番の物でアンプから全て直結引き直し。→倍音が綺麗に
・スピーカネットワークの部品は、コンデンサを定番のフィルムコン(Solenだったかな? )に変更 → 高音の伸びが良くなり、ボーカルの艶が増えた。
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今回デッドニングのやり直し後、ジャズを聴いていて、楽器が良く響く音になり、楽しい感じが戻ってきました。ドラムの音と、拍手の音がとても自然になったので、臨場感が有り、サックスの音も演奏者によっては、とても艶を感じる様になった。演奏者のレベルや、そもそものCDの録音の良し悪しが、割と分かってしまいます。ジャズピアノは自然な感じなのですが、いわゆるピアノが染み入る、、と言う所までは、まだまだです。響きの調整は、そんな簡単ではない事も分かりました。
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