オルタベルト交換

クーラーを掛けると、ベルトが「キューッ！」と滑る音を発してまして。
張り調整をしたものの状況変わらず。すでに張り代もない状況でもありましたから、ベルトの伸びもあり限界かな。
ベルトの寿命と判断して交換してみました。

まずはオルタネーターのこの16mmのボルト。ここを緩めます。
ちなみにコレがベルト張り調整用でもあります。オルタネーター側に長穴があって、オルタネーター自体を動かして張りを調整する仕組みです。

タイヤを外し、フェンダーカバーを外すとコンプレッサーやオルタネーターが見えますね。
まずはベルトがどの様に通ってるか確認した方がいいですね。2ヶ所のアイドラプーリーを介してるので、通し方が一見わかりにくい。
外す前にしっかり覚えておくか、絵を描くか写真撮るか。バラシ前の基本です。

オルタネーターの下側のボルトも緩めます。こちらも16mm。下からアクセスしました。
これでオルタネーターが動いてベルトが緩みます。
これでベルトが外れるかと思ったら、まだ一手間が。

クランクプーリーを外さないとベルトが抜けません。外周の3ヶ所の13mmのボルトを外しますが、供回りして外れません。私は中心のボルトをメガネレンチで固定して外しましたが、インパクト使ってもいいですね。

なぜベルトが抜けないかというと、こちらのクランクポジションセンサーとのギャップがベルトより狭いからです。
センサーを外す手もありますね。

ベルトを外したら2個のアイドラプーリーの感触チェックです。ゴロゴロしたり重かったら交換です。今回は抵抗無く回転したのを確認できました。
消耗品なんで予備を買っといてもいいですね。

右側がこれまでついてたベルト、左側が交換した新品です。
品番は4PK1070。
新品の方が太く見えますが実際そうでした。つまり外周が減ってたってことです。

左が新品ですが、接地面は全く形状が違いますね。プーリーのミゾに沿って減っていることがわかりますね。思った以上に減ってましたよ。

新品取り付けですが、狭いところを通すのが大変ですが、そこは色々工夫して。
プーリーのミゾにベルトを脱線せずしっかり乗せるのが重要。
正しく通したらクランクプーリーを固定。
最後にオルタネーターにベルトを掛けますが、キツキツです。

工具はこんな感じ。
13mmと16mmだけかな。
オルタの下ボルトは16mmの75°メガネがドンピシャでした。
プライバーはオルタの位置調整に必須。

オルタネーターの張り調整ボルトですが、さすが新品、長穴の半分以上余裕があります。4PK1070で良かったですね。一回り短い1068にしなくて良かった。
プライバーをオルタネーターの下に掛けて、グイッと持ち上げてベルトの張りを調整します。
張り具合はパンパンに張らないように注意。
気持ち緩めに張って、クーラーオンで鳴かない程度に何度か張り直す感じでオッケー。

ちなみにクーラーコンプレッサーの違いでベルトの長さは異なる可能性があるし、リブベルトやVベルトの違い、1本張り、2本張りの違いもあります。
今着いてるベルトの部番を確かめて同じの買うのが得策。