1月～4月　欧州市場

下書きのまま、少し遅れましたが4月の欧州市場の定点観測。

　欧州自動車工業会（ＡＣＥＡ）が27日発表した４月の新車登録台数は前年同月比0.3％減の108万台。ドイツやフランス、英国など主要市場で販売が落ち込みました。
落ち込む市場の中で最も伸びたのがハイブリッド電気自動車で市場シェアの35.3%を獲得。１月～４月までの累計は128万5,486台のハイブリット車が登録されています。EU消費者の間で依然として人気の高い選択肢となっています。一方、ガソリン車とディーゼル車を合わせた市場シェアは、2024年の同時期の48.4%から38.2%に低下しました。


バッテリー電気自動車（BEV）もEU市場全体の15.3%を占めており、2024年4月の12%よりは増加しています。2025年の１～４月累計新車販売は55万8,262台と昨対26.4%の増加。
EUの4大市場のうち、BEV登録台数の63%を占めるドイツ（+42.8%）、ベルギー（+31.3%）、オランダ（+6.4%）の3カ国は、力強い伸びを記録しました。一方、フランスは2025年4月に回復が見られたましたが4.4%の減少となりました。
プラグインハイブリッド電気自動車の登録台数は、 2025年１～4月累計で7.8%増加し、合計28万7,850台。これは、ドイツ（+46.6%）やスペイン（+42.8%）といった主要市場での大幅に増加したためです。

2025年1～4月の内訳は
HEV　128万5,486台
BEV　55万8,262台
PHEV 28万7,850台

欧州の消費者行動としては、人権配慮や環境配慮はどうか？と言う物差しがある消費者も割合に多い。であるからこそ、アメリカのEVシェア率10％程度よりも大きいシェアとなっているのでしょう。
こういう消費者行動をとりますから欧州ではテスラがイーロンマスクの政治的姿勢によりシェアを落としており、4月は、BYDが初めてテスラを上回ったとのこと。

おまけ　下書き復活(笑)
一方、日本人の消費行動においては「環境問題解決よりも価格重視」が6割。
価格重視の世界平均は30％程度のようですので、環境云々は日本では物を購入する時の決め手にならない方が多い。
言うてる私も車選びでは、環境問題を第一に考えたことはありません。その時乗りたい車に乗るのだ(笑)

ですから日産のEVのCM、エコをテーマにしたCMや、加速性能を売りにしたCM。
ありゃ一体誰にむけているの？とマーケティングがおかしいのか、広告費の無駄遣いのように思っています。
それより日産のWEBでは展開している、日産サクラが冬道をなんともせずにガンガン走っている映像とか、実用的なCM。こういうCMの方が良いような気がします
(2023年冬に記載)