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セイドルのブログ一覧

2025年02月12日 イイね!

大本営発表

財務素人の私が、BYDとトヨタの数字をとりま見てみたシリーズ。そんなシリーズねぇよ(笑)

我が国においては、中国・・あるいは中国企業が崩壊する、ヤバいなどの下げ(BYD下げ)の記事は皆が「見たい情報」と合致するのかアクセス数が稼げるのでしょう。
しかし、今日出ていた下記の記事は、普段見ている数字から「ん?」と思いましたので、私も見てしまいました(笑)
トランプ関税戦争で習近平、絶体絶命…!あのBYDの負債がとんでもない額になっていた!そして、ついにトランプが開ける「パンドラの箱」のヤバすぎる中身

BYDの何がとんでもないのか?と読み進めてみると、負債が時価総額の半分だからヤバいのだと言う。

香港の調査企業GMTは、「BYDは下請け企業などへの支払いを遅らせることによって急増する負債額を覆い隠している。BYDの実質的な負債は昨年6月末時点で3,230億元(約6兆4600億円)に達し、時価総額の半分近くを占めるまでになっている」との分析結果を発表した。

つか、「経済産業研究所コンサルティングフェロー」と言う肩書なのに、誰でも普通に見れる情報を「香港の調査企業によると」等と記し、そして見解までそのまま書くのはどうかと。まさか本気の記事ではなく、アクセス数稼ぎですよね?
こういうアクセス数稼ぎの記事なら、ただのリーマンの私も副業で記事を書こうかしら。トヨタさんでもどこでもいいのでお金くれませんかね。ご要望に応じた記事を書きまっせ(笑)

さて、BYDは昨年、ホンダの販売台数を抜いたのでは?と言われていますが、そういう売り上げ台数や利益など、どの数字から分析するのか?で書く記事の内容が変わるでしょう。どの数字を取るかは置いておきまして、まず、その数字に関しては一応、最新の数字(2月12日時点)を。
以前も書きました情報で既出情報ですが、まず、最新のBYDのROEは22.76%です。EBITDAは、740憶3,300万HKドル=1兆4,585憶円。ですが、利息カバレッジレシオ(ICR)は、45.8倍。
株価は、352.20HKドル=6,942円。
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↓一方、トヨタは自己資本比率こそ37.9%ですが、ROEは13.8%。
他に注目する数字はありますが、ここは、お互いのROEのみを見てみます。

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客観的に見て、自動車会社(T1企業)で、ROEを20%を超えているのはBYDのみ。ですからトヨタが自動車会社ではトップ級のROE20%を目指す、と日経新聞の記事になったのは記憶に新しいところです。
「トヨタ、ROE目標20%に倍増 世界の車大手でトップ級」(2024年12月25日)

BYDがヤバいと書かれた数字、「負債は昨年6月末時点で3,230億元(約6兆4600億円)に達し、時価総額の半分近くを占めるまでになっている」
ですが、こういう書き方での借金ならトヨタは下記のとおり、額も比率も凄いぞ(笑)下記の説明ですが、
①Toyota Motorの総株主資本は36兆8,565億円 、総負債は39兆5,797億円で、負債比率は107.4%となります
②総資産と総負債はそれぞれ94兆6,744億円と57兆8,179億円です
③Toyota Motorの EBIT は4兆7,940憶円で、利息カバレッジ比率-11です
④現金および短期投資は13兆8,814億円です

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この概要説明だけだと、トヨタの方が相当ヤバい会社ですが、中身を見ると「A∔」だけあるな、と。
しかし、現金を沢山持っているなぁ、おうよ!
トヨタが優良企業といわれる所以は、中身。
①Good!短期負債。短期資産 ( ¥35兆7,610億) が 短期負債 ( ¥29兆4,410億 ) を超えています。
②Good!長期負債。短期資産 ( ¥35兆7,610憶 ) が 長期負債 ( ¥28兆3,769憶 ) を上回っています。
③Cood!インタレストカバレッジ。支払う利息よりも稼ぐ利息の方が多いので、利息支払い の補償は問題になりません。


このように沢山の借金ができる会社は優良企業であり、そういう企業にとっては短期の借金は今や「時間を金で買う手段」ですから、この数字をみるに無問題とみています。
しかし、トヨタでさえ、懸念点はあり、
①Bad!負債レベル。純負債対資本比率 ( 69.7% ) は 高い と見なしています
②Bad!負債の削減。負債対資本比率は、過去 5 年間で100.7%から107.4%に増加しています
③Bad!債務返済能力。負債は 営業キャッシュフロー によって 十分にカバーされていません ( 10.7% )

株価が世界一の販売台数や、業績に対してイマイチ(日本株全般)なのは、懸念材料についてだけの説明というより、投資家に対して、未来に対して夢のある全体ビジョンとその実現性について、です。
私が思うに、日本企業の株価の低迷は、主に海外大口投資家が知りたい情報が200あるとして、酷い企業では50程度。日本の中では優良企業でも100前後しか出せていないのが課題であり、克服すべき点であると考えている次第でございます。なぜに経営会議モード(笑)

今日はしませんが、ホンダも日産も並べればわかりますが・・・特に日産。どの数字をとっても「日産さん、既に詰んどるやないかい」(←かつての総合商社鈴木商店に対して、「鈴木商店はん、既に詰んどるやないかい」風)となります
Posted at 2025/02/12 16:43:56 | コメント(3) | トラックバック(0) | 自動車会社決算 | ビジネス/学習
2025年02月12日 イイね!

モーニングクルーズBEV編と(おまけ)2024年欧州BEV市場

モーニングクルーズBEV編と(おまけ)2024年欧州BEV市場BEV編言うても・・この会の参加は2台でした(笑) 
ちなみに、いすゞジェミニの前で談笑されているのは、NAVI伝説の編集長の鈴木正文氏。当然、EQEには目もくれず(笑)私も2台体制なら1台は完全に趣味車(たぶん欲しい車順位からオールドカーを選択)で駆けつけますよ~(笑)
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さて、今日のメインのBEVの話に。早速目に入ったヒョンデのアイオニック5とコナ。お!(浮いている仲間同士(笑))仲間と思いましたが、
Hyundaiオリジナルカーシェアリングサービス「MOCEAN」の車でした。
レンタル料は、10分でアイオニック5が¥220 コナが¥190のようです。他に、距離料金 ¥13/km・・。
BEVらしく、アイドリング無しで電力を利用できる為、「車内空間利用」のプランもあるのが面白い。
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まぁ、参加された方の中には、セカンドカーか、ファーストカーのどちらかでBEVを運用している方はいらっしゃるかとは思いますが、BEVとメルセデスベンツ、実用車EQのような組み合わせの車は、まだまだ「こういう場」に乗ってくるような車ではなかったようです(笑)
しか~し、このEVは大注目でした。
元F1デザイナーのゴードン・マーレイ氏が設計した“ROCKET”をモチーフとして朝日エンジニアリング株式会社で制作されたPOCKET600。
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hiro1839さんにはミン友になっていただきました
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冬は・・いろいろな意味で・・この頃のバッテリーや人にも厳しそうですがそこが車好きと言うもので(笑)

おまけその①
代官山のT‐SITEには、4基のテスラスーパーチャージャー(250 kW)があります。
普段の営業時間は7:00-23:00のようですが、本日HPを見ましたら、
「2/16(日) 6:30AM-11:00AM は施設イベントのため利用不可」とありました。
きっと、この日もそうだったのでしょう。テスラスーパーチャージャーにはカバーが被せられていました。
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※補足をすると、T-SITEのスタバは午前7時から開店しており、場所柄かモニクル以外のお客様スペースには、テスラが複数台いました。
私は、外出先では充電はしませんが(この日も千葉~代官山~南房総~帰宅は無充電ですし)、代官山T‐SITEにはエネオスの急速充電器もあり、この辺りの方(BEV率高し!)は、たとえ集合住宅でもEVの運用には支障は無さそうです。
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おまけその②
2024年の自動車販売データも出揃い始めました。
大本営発表では「欧州でEV激減。トヨタハイブリット大躍進。トヨタが大正解!」のような記事が出回っていますが、確かにトヨタの販売台数は13.1%もの伸び。シェアは7.8%に増大しメルセデスベンツ、BMWを逆転。さらには-3.9%と減速しているヒョンデを射程に捉えています。
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欧州においては「大正解」とまでは言えないでしょうが、2035年の内燃機関車の新車販売全廃(合成燃料使用ならOK)まであと10年。それまでのつなぎの電動車としてはハイブリット車。この技術を磨きに磨いてきた、トヨタは今は正解を享受しているのは事実だと思います。
ただ、ディーゼル車とガソリン車は合わせても45.2%と半分を切り、欧州では不人気だったハイブリット車は30.9%。日本はもう5割に達している状況を見ますチと欧州においても2025年はまだまだ伸びるでしょう。
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欧州の国別を見ますと、最多販売国はドイツの281万7331台(前年比1.0%減)。英国の195万2778台(同2.6%増)、フランス171万8412台(同3.2%減)、イタリア155万9229台(同0.5%減)、スペイン101万6885台(同7.1%増)と、5大マーケットはそろって100万台の大台を超えています。
ただ「EV大不振」について、「不振」は確かで欧州自動車工業会(ACEA)のデータによると、EU域内における2024年のEVの新車販売台数は前年から10.2%減らして145万台に終わりました。市場自体は前年から5.1%成長し、1060万台だったため、EVが占める割合は13.6%(イギリス除く)と前年から1%低下しています。1%低下を大不振とするのは無理があるでしょうが、いままで右肩上がりの成長だったBEV市場が、2035年まで10年を前にして、いったん踊り場に差し掛かっている、のは事実と言えます。
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↓国別のBEV販売ですが、しばらく100万アクセス以上で騒がれそうな、「ドイツ崩壊」、「VW崩壊」、「メルセデスベンツ崩壊」系ニュースですが(笑)
2024年のBEV販売はドイツにおいては不振だったのも事実。
BEVの新車登録台数は前年より27%少ない38万609台でした。しかし、EUを離れて英国を含めた欧州としてみると、英国は21.4%アップしております。
その不振だったドイツのドイツ自動車工業会(VDA)によりますと、2025年の同国のEV市場が67万台近くまで回復するという見通しを1月下旬に示しています。つまり、2025年は市場が「V字回復」すると見込んでいるわけです。
根拠は、EUでは2025年から温室効果ガスの排出基準が強化されるため、それがEV市場の追い風になると。個人的には「流石に2025年中のV字回復はないだろう。いつからドイツ人はオプティミズム(optimism)になったのだ」と思っていますけど(笑)
しかしながら、これから3年程度をかけて、欧州(英国含む)は、現在のBEV比率14.5%→30%に行くとみています。
2035年のゴール(スタートともいう)については、おそらくルール修正をして100%BEV目標はやめるも、下記の条件が整えば50%(PHEV入れて70%位)以上は行くと思っています。世界全体(中国除く)でも10年後は30%程度まで高まるでしょう。
この数字にしても、今だけを見ると、特に日本だけ見ていると達成困難に思えますが、そのEV不毛の地、日本市場においても2025年はルノー5のEVや、フィアットグランドパンダEVなど日本人にとっても魅力的なEVが出てきますし、スズキ製(およびトヨタ製)のコンパクトEVもデビューします。
条件が整えば・・ですが欧州で言えば、中国製(ユーロメーカー企画の)BEVへの懲罰的関税(実は欧州メーカーがこぞって反対)の見直しなどがあれば、安価なBEVが欧州には出回ります。この条件が整えば、2026年頃から再び普及モードに入ると見ています。
Posted at 2025/02/12 18:51:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | イベント | クルマ

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「@どんみみ さん山手線発火事故「自社製品の可能性」 cheero、リコール対象のモバイルバッテリー「探しています」と再告知。これっぽいですね。忖度・・ブラック企業対象の放送はNHKしかやっていませんし、デンソー欠陥部品による死亡事故もNHKだけですし、民法は仕方ないですかね・・」
何シテル?   07/23 16:01
No Mopar,No life! Buy Mopar right now!! 基本、爆音、マッスルカーが好き。でも住宅地での爆音は嫌い(笑) ポ...

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