沖縄でオスプレイが事故を起こして、いろいろとニュースになっていますが、飛行機ファンとしてちょっとだけ自分の意見を書きます。
まあ、あの事故を「不時着」と書いていいのか?とか、アメリカの司令官の態度がちょっと?とか、そもそも普天間にオスプレイを配備するのはどうなのか?とか、そういう問題はもちろんありますが、いち飛行機ファンとして一言だけ言いたいのは、今回の事故でヒステリックに「配備撤回」とか「欠陥機」とか言わないで欲しいなあ、ということなんです。
オスプレイのような、回転翼機(ヘリコプター)と固定翼機(いわゆる普通の飛行機)の長所を併せ持った、プロペラが可動するタイプの飛行機を「ティルトローター機」といいますが、自分はこの「ティルトローター機」に、ものすごく未来を感じています。
長くなるので詳しくは書きませんが、今までの飛行機にない利点がたくさんあるからです。
軍用としてはもちろんですが、救難機や、いずれは民間型まで開発されて、現在のヘリコプターの大部分が「ティルトローター機」に置き換わることさえ、ありえるんじゃないかと思っています。
ただ、どうしても新しいモノが開発される過程では事故がつきものです。
誤解しないで欲しいんですが「だから事故おこしても仕方ない」と言ってるわけではないんです、人命第一はもちろんですし、可能な限り事故のリスクは減らすべきですが、それでもまったく新しいモノを開発する際には、ある程度のリスクは避けられないのも事実だと思います。
たとえばヘリコプターの開発過程では、オスプレイとは比較にならない数の墜落事故が起きていますし、世界最初のジェット旅客機であるイギリスの「コメット」は3回も空中爆発事故を起こしてます。
もしそこで「こんな危ないモノやめろ!」と、ヘリコプターやジェット旅客機の開発を止めていたら、どうでしょう?
ヘリコプターやジェット旅客機の無い世界なんて考えられますか?
そういうわけで、地元沖縄の方は不安でしょうし色々な心配もありますが、あまり拙速に欠陥機だ、配備なんてやめろ、と言わずにもう少しだけ長い目で見て頂くとともに、今回の事故の原因究明や対策は早急にしていただいて、オスプレイをもっともっと安全な飛行機に熟成していってほしいなあ、と思います。
いち飛行機ファンのたわごとでした。
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Posted at
2016/12/16 22:10:39