
いや~ 今日も今日で、ちょっぴり遅い仕事上がりです。せっかくの週末なのに、優雅にディナーも楽しめないなんてねぇ・・・いつもの事ですが、面白くない生活を送っておるダメなサラリーマンです。
このまま帰宅し、汚部屋でゆっくりと質素なディナーでも良かったんですけど確実に21時以降になっちゃうから避けたかったんですよね。先日、せっかく給料も出た事ですし・・・久々にリッチなディナーに行っちゃおーっと。
◆ハイ、今日はとんかつ行っちゃいます!!
今日はこちら、とんかつが食べれるお店「
たなべ」にお邪魔してきました。メインストリート近くですからわりと気になってたお店なんですよね。ただそのぉ・・・店構えが『THE 和風居酒屋』って感じだったのでなかなか入店できませんでした。だって、お酒に弱いので。出来る事なら2名以上で訪問したかったんですが・・・帰宅する頃には誰も居なかったので、今日は独りで勇気を振り絞って入店したのであります。
◆お茶漬けとんかつって・・・何??
何故この店にしたのかは・・・もぉ分かりましたよね?? そぉ、既にご察しのとおり『お茶漬けとんかつ』を食べる為です。ヒジョーに気になってたんですよ。この逸品が。
世界広しといえど、これが食べれるお店って・・・ここだけなんじゃね?? と思い、凄く気になって生姜が梨だったから『お茶漬けとんかつ』ならびに『とんかつ茶漬け』でネット検索してみたんです。そしたら出るわ出るわ。・・・・・。いやはや、似たようなヘンテコリン系ってあるんですね~ お見逸れしました。
◆おやじぃ・・・まだ、やってる??
ちょっぴりドキドキしながら店内に入店しちゃいました。ここから本格的にSPY活動を開始でゴザマス。いや~ 始めて入るお店って・・・やっぱり怖いです。
店の外観同様に、完全な和風居酒屋っぽいたたずまいがσ(
;=∀=
;)をメッチャ威圧してきます。ごめん・・・ごめんよ。お酒・・・飲めないのよ。
ここでお茶漬けとんかつが食べれるなんてまったく想像できませんね。定食でさえも食べれそうにないんですけど。刺身の盛り合わせがお似合いって感じ。
ほんとに食べれんの??
◆確かに・・・そいつは存在した
大将が『ご飯あるよ~』って、私の考えを見透かす様にメニューを指差すのでチラリと覗き込んで見た。なんともまぁ・・・年季の入ったメニューですこと。金額的にやや高めな設定なんですけど、そのメニューの端に、ついにこの店のぬしを発見したのであります!!
嗚呼、昔懐かしいドキュメンタリー番組『川口浩探検隊』を思い出す。あの番組はとても好きだった。もし、この場に川口浩隊長が同席してたら『ぬぉォォォooo・・・!!』って感じにオーバーなリアクションをしたの鴨しれない。
ここまで来てアレなんですが・・・かなりの躊躇感が私の脳内を駆け巡りました。でも、引き下がるわけには行かない。入店した事自体が無意味になっちゃうからね。メニューを見続けて数分間硬直しておりましたが・・・ついに意を決し、意中の品を注文したのであります!!
◆こ・・・これがお茶漬けとんかつ!?
『お茶とん、ひと~つ・・・』威勢の良い掛け声が木霊しました。・・・・・。
お茶とんって言うんだ。
『お茶漬け』って言うくらいだから、どんな食べ物が出てくるんだろうかと色々想像しておったんです。ですが、見事に裏切られてしまいましたね。これ、和風とんかつ定食ってやつなんじゃね~の?? しかもさ、お茶ってどこよ??
◆ゑ!? これなの??
・・・・・。お茶だよな?? これ、ほんとにお茶なんだよな?? 不信感がぜんぜん拭えない。とんかつにお茶をかけて美味いんだろうか?? まさしくこれは未知との遭遇ですね。
今なら分かる・・・一番最初に蛸や蟹を食べた人の気持ちがね。嗚呼、なんだか実験台にされてる感じがする。
◆まずは・・・普通に味わってみる
いきなりお茶漬けにするのもどぉかと思われた為、まずは、各々の実力を確かめるべく、味の鑑定に移ったのでした。
薄く纏ったサクサクの衣とジューシーな豚肉、そして、出汁醤油で長時間煮込まれた筋が気にならない千切りキャベツと海苔の磯風味・・・うむ、これは美味いです。完全に和風とんかつですね。ご飯のオカズにピッタリだよ。(んま、あたり前田のクラッカーですが)
◆うーむ、できればこのまま食べ続けたいんだけど・・・
味噌汁がやや冷え気味だったのを除けば、全体的に美味しい定食でゴザマシタ。でも、これでは終われない。お茶漬けにしなくては・・・。
お茶漬けに丁度良い分量まで食べ終えたら・・・さて、本題のお茶漬け作成に取り掛かります。大将曰く、『全て、ご飯の器に流し込めば良いから。タクアンも。』との事なので、ちょい引き気味ながらも言う通りに真似してみました。また、大将が『・・・お!? サウスポーだね~』と語りかけてきたので、ちょっとウザかったので苦笑いしときました。ご、ごめんね大将・・・。
◆うっ・・・・・・・・・
思い出すなぁ。実家に居た頃は、飼ってた犬にこんなご飯を食べさせてたっけ。うーむ・・・いやしかし、なんともダイナミックな料理です。
なんだか、この絵面だけだと見てるとσ(゚_゚)が料理を冒涜してるかのように思えてしまう。・・・違うんです。これは大将が言うがままにアプローチした結果ですから。ほんとにσ(
;´∀`
;)は悪くない。悪くないんですって。そぉいう料理なんですってばぁァァァaaa・・・。
◆仕上げにお茶をタラリラリ~ン・・・
・・・・・。もぉ、どぉにでもしてくれ。勝手にしやがれよ。とぉとぉσ(
;´∀`
;)にも、これが普通の料理に見えてきた。・・・さて、ここで問題です。どれが私の食わず嫌いな料理でしょう~か??
!|||i oTL i|||!
さぁ、そろそろ実食タイムです。誰かσ(
;^∀^
;)と変わってくださ~い。
◆調理完了・・・でよいのかな!?
ハイ、出来ました。これが噂の『お茶漬けとんかつ(俺ロ風)』です。どぉよ?? 美味そうかい?? 食べてみたいと思うかい??
・・・・・。あまりにも疑問だったので、横でニヤニヤしている大将に『あのぉ・・・これ、よく注文来るんですの??』と聞いてみた。すると、その答えはこぉだ。『ハハ、うちはもぉ~ ここで2~30年運営してますからねぇ♪』
ε= (ノ_ _)ノ
ドテッ ・・・え?? それだけ??
ユニークな料理を考える店長は、その思考もユニークだったって事が判明したのだった。それ以外に分かった事と言えば、このお茶漬けとんかつが・・・もぉ何十年も前から存在してるって事。うーむ、日本の食文化は深いです。んま、見たまんまから発想すると、どこぞの和風料理屋サンの賄い飯が発祥なのかもしれません。形はどぉあれ・・・また一つ賢くなった気がしましたね。
多分。
◆して、そのこころは・・・??
見た目とは裏腹に、激美味とは言い切れないけど・・・食べれない事は無い。そんな味でした。いや、意外とあり鴨しんないです。けして、私の味覚がポンコツになったんではないですから。
(
; ̄∀ ̄)
あはは
まず、普通のお茶漬けって感じじゃないですね。お茶の味はしないよ。・・・うん。ちょい辛醤油味風に仕上げられたキャベツ & とんかつが丸ごとご飯に投入され、お茶とMIXする事によって『ジューシー肉汁 + ちょい辛醤油出汁 + お茶 ⇒ 程良い出汁スープ』へと特殊変換されてる様です。うーむ、これはビックリ。んま、σ(・∀・)の場合はお茶の量が多すぎたのでコクの無いお茶漬けになってしまいました。これはまぁ、慣れの問題なんだと思います。あと1~2度通えば・・・お茶漬けとんかつのマイスターになれるやも知れんません。
え~・・・この方程式を暗記しても期末テストには出ませんから。
◆ごちそうさまでした・・・
何だかんだ言いつつ綺麗に完食してしまいました。うーん、なんか腑に落ちないなぁ・・・。何故あんな味になるんだろう??
・・・あ!! お茶か?? 実はお茶って言いながら何かの出汁スープってオチなんじゃね?? それなら納得もいくってもんですよ。
( `∀´)
ハハ~ン♪ 誤魔化されないぞ!!
◆な、なんと・・・ほんとに緑茶だったのかー
・・・・・。お茶漬けとんかつは、やはり摩訶不思議な化学変化によって存在した軌跡の食べ物だったの鴨しれない。ほら、色々ありますよね・・・牛乳と何かをあわせると豚骨スープになるってやつ。機械に分析させると、どんなグラフになるのか想像もつきませんが・・・んま、兎に角ぜひ一度はお試しください。意外とリピーターになったりして!?
お近くの『お茶漬けとんかつ専門店』へレッツらGo!!
※味覚は人それぞれですので不味かったらごめんなさい。
(
; ̄∀ ̄A゛