ヱビスにしかつくれないコクがある。(半年ぶり、2度目)
くるまの遊園地のご近所在住。
たまさのです。
ビ筑最終戦も終えて今年の走行も数回かなー・・・なんて考えていたとある日・・・
「たまさのさん!エビスサーキットのくるくるランドで練習しましょう!」
と、例のミラージュ君。
どうやらジムカーナの面白さにずっぽりハマったようで、とにかく走りに行きたいらしいです。
た「え?いいけどいつ?」
ミ「今週末でどうですか?」
_人人 人_
> 今週末 <
 ̄Y^Y^Y~Y ̄
はえーよw
た「じゃあ何時からにする?」
ミ「うーん・・・あまり朝早いと大変でしょうし、9時とかでどうですか?」
いや、全然はえーよw
と、言いつつも行くんですけどね(笑)
いいよと言ってすぐにエビスサーキットに確認までする行動力の高さ・・・
既にうすうす分かっていたことですが恐ろしい人材を発掘してしまいました。
そんなわけで野生の王国エビスサーキットの練習場。
くるくるランドに突撃してきました。
利用料金はなんと丸一日で2000円。
今までロクに調べてなかったですが、これはスゴい・・・
しかしそんな値段ってことはきっと何か裏があるに違いない・・・
若干疑いを持ちつつ辿り着いた練習場くるくるランド。
既にくるくるランド1ではドリフト組が練習を始めていたので、がら空きだったくるくるランド2に入場します。
・・・アレ?普通にキレイだし、屋根付きのパドックもあるし全然いいんじゃね?
(写真撮り忘れ)
警戒してたのが馬鹿馬鹿しいほどに施設としてはしっかりしてました。
まぁ練習場ってことで、路面はタイヤカスと小砂利まみれ、舗装剥がれも数箇所と、普通のコースとして見ればコンディションは良いものではありませんでしたが、自分にとっては十分すぎる環境です。
これで2000円なら安いもんだ。
さっそくパドックに荷物を降ろし、準備開始。
「先に準備できたら適当に走っててよ」
と、話しかけたミラージュ君はおもむろに車内から赤いパイロンを降ろしていました。
・・・え?
た「どうしたのそれwww」
ミ「ジョイ○ル山●で買ってきました!」
いや、いらねーからww
管理小屋の中には備品のパイロンがあるのでわざわざ持ってくる必要もありません。
つーかなにその気合の入りっぷりwww
絶対たまさのより毒されてるでしょwww
持ってきた本数は5本と少な目(?)ではありましたが、未だかつてマイパイロン持ってるジムカーナ屋さんには出会ったことないです(もしかしたら知らないだけでみんな持ってたりするのか?)
とにかく、そんだけの気合を持って挑んできたミラージュ君。
サイドターンができるようになりたいという彼の目標を叶えるべく、少しでもレベルアップの手助けをしなければ!と練習内容を考えてみるものの・・・全然思いつかない。。。
というか来る前になんか考えとけって話ですが、どうせ他のグループと混じってやることになるだろうから、置いてあるパイロン流用して適当に走ればいいんじゃね?と軽い気持ちで来たのが間違いでした・・・
完全に貸切状態のくるくるランド2ではパイロン設置も走行もやりたい放題。
何も考えてないとマジで何も始まりません。
とりあえずたまさののタイヤ交換が終わるまで、敷地外周を回りながら、直線状態でサイド引いてリヤがロックできるかの確認をしてみては?とアドバイス。
慣れないうちは案外引く力や量が足りなかったりするので、まずは効く領域、効いている感覚を覚えたほうがいいかなと。
あ、順番がおかしいだろ!とか、こうした方がいいんじゃね?っていうコメント頂けるとありがたいので、とりあえずありのままを書いていくんで自分にもアドバイスください(笑)
まずはそんな感じでロック状態の確認から始めるミラージュ君。
さすがにリヤブレーキがドラム式ということもあって結構ガッチリとサイドは効くようです。
加減速を調整しながら効く領域やタイミングを探るように走るミラージュ君。
ときおりステア操作も混ぜたりしながら彼なりに感覚を掴んでいるようでした。
タイヤ交換が終わったらいよいよパイロン設置。
まずは8の字。
10mくらいの間隔で設置したパイロンをまずはサイドを使わずにぐるぐる。
アンダーを出さずになるべく小さく回ることを意識してやってもらいました。
適度に8の字レイアウトに慣れてきたら今度はたまさの同乗でたまさのがサイドを引くという練習。
先日のビ筑練習会ではU澤先生がそんなのをやっていたということで潔くパクります(笑)
ドライバーはステアとペダルワークに集中して、サイドのタイミングは同乗者という分担によって、タイミングとかを覚えられるかなと。
・・・FF乗ったこと無い自分がサイド引いて適切なタイミングかどうかはあまり自信がないんですけどね・・・
それでも案外それっぽい動きはするもので、精度としてはまだ荒削りながらも数回に1回はパイロンを抱えるようにクルンと向きを変え始めるミラージュ。うん、悪くないんじゃないかな?
そして最後は本人による全操作。
同じことをすればいいだけではあるんですが、コレをいざやろうとするとステア操作とサイドのタイミングがちぐはぐになって上手くいきません。
サイドの引き加減も甘くなって、リヤがロックしないこともしばしば・・・
「くそっ!出来ない!」と熱くなってきたミラージュ君をクールダウンするためにそろそろ交代。
エイトに乗り換えて、今度はミラージュ君を助手席に8の字のサイドターンをデモ走行。
速い、遅いは抜きに、とりあえず8の字をサイドターンするのはできるので、今度は助手席でその感覚を味わってもらいます。
FRとFFという駆動方式の違いはありますが、まぁ、なんかしらは参考になるでしょうって感じで(適当)
ミラージュのふかふかシートよりはエイトのセミバケの方が車の動きは分かりやすいので、滑り出しと加速開始は分かりやすいんじゃないかな?
エイトのデモ走行が終わったら、今度はたまさのがミラージュを運転させてもらいました。
ちゃんと乗れるかは分からないけど、要はさっきの動きと同じことをすればそれっぽい感じになるはず・・・
そう・・・さっきと同じ動き・・・さっきと・・・って、うわムッズ!
なんかいざ運転席に座ると感覚全然違うんですね。
結構あちこちでポン乗りしてそれっぽい走りできてる人を見ますが、それがどれだけ大変なことなのかを痛感しました。。
とはいえ「ゴメン。わからん。」とそのまま返してしまってはしょうがない。
持てる引き出しの中からこのミラージュをそれっぽく走らせる術を探るようにあれこれアプローチを変えて挑戦。
こうか?いや、このほうがいいか?
なんとなくそれっぽい感じに走らせられるようになってきた頃、急に「ドン!」という音とともにガタガタという振動・・・
あるぇー?
ミラージュ、左前タイヤがバースト。。。
ええ、何シテルにも投稿しましたが、壊したのは私です(苦笑)
ゴメン。。。まじゴメン。。。。
幸いホイールにはダメージ行ってないようでしたが、やはりエコタイヤでは負荷のかかる走りだったようです。
とりあえずパドック脇に移動させてミラージュ、午前の部終了。。。
代わりにエイトを運転してもらって練習継続。
MTは自動車学校以来という彼にMT教習を開始。
FRの醍醐味(?)である定常円からオーバーステア、アンダーステアの感覚を感じてもらおうと、ぐるぐる定常円。
やはりパワー、駆動方式の違うエイトは一筋縄ではいかないようで、スピードが上がってリヤが滑り始めると一瞬でイン巻きしてしまいます。
ミラージュではまずカウンター当てる必要とか無いもんね。
ステア操作だけでなく、アクセルレスポンスが無駄に良いエイトではペダルワークもそれなりに難しいはず。
アンダーって何だ?オーバーって何だ?っていうのを体感して頂けたかな?
午前の部はそんな感じで貸切状態を満喫して終了。
バーストしてしまったミラージュはそのままにしておくわけにもいかないので、一度ミラージュ君の自宅に戻ってスタッドレスタイヤを持ってくることにしました。
と、ここでエイトにも異常発生。
エンジンチェックランプが点灯。
停車時にギヤを入れると何故かアイドリングが上がります。
ニュートラルなら問題無いのですが・・・
あ、ちなみに午前の部の時点で以前からたびたびぼやいてたクラッチさんは既に死に体でした(笑)
とはいえ、普通クラッチ切れ悪い状態でギヤ入れたらアイドリング下がるよなぁ・・・
謎です。
それ以外は高回転までスムーズに回るし、異音やら振動やらも無し。
なにかのカプラーでも緩んでしまったんでしょうか?
とりあえず明日から車検で一斉修理入れる予定だし、自走できればいいやと開き直り。
走行距離いってる車は細かいこと気にしたら負けです。
パルテノン神殿さんはお友達ってくらいでいいんです。(RX-8の持病)
スタッドレスを回収し、いつぞやのマツスピアクセラの後輩君も合流して午後の部を開始。
さすがにチェックランプ点いてしまったたまさのはもう完全にアドバイザーポジションを維持。
(ミラージュ君はリヤタイヤをスタッドレスに換装して練習継続)
午後からはドリフト練習に来た数名も混じって交代しながらの練習。
さすがに午前のように好き勝手はできませんが、やってる内容的にはどちらも基礎練習なので気を使うことなく走れます。
うーん、やっぱりいいな、くるくるランド・・・
マツスピアクセラ君が合流したことによってFF乗り同士で意見交換しながら練習できるようなり、意識高く言うなら良いシナジー効果が発揮されました。
マツスピアクセラ君も正直まだまだ経験豊富なほうではないので、お互いの疑問点をぶつけ合いながらその矛先をたまさのにキラーパスするという「おい、こっち見んな」フォーメーションは色々と良い刺激になったと思います。
こうしてやってみて分かりましたが、人にアドバイスするのって、いつもよりしっかりと相手の車や操作を集中して見なければならず、そしてその結果を相手に伝えるというのが必要ですごく難しい。
ボキャブラリーが残念なたまさのからは
「もっとグッと行ってガッとしてダーって感じで・・・」
と、なんかもう分かってるんだか分かってないんだかすら意味不明な回答しか出てきませんが(苦笑)
いや、これでもマジメに考えてるんですよ?
そんな感じでいかにコンパクトに8の字を攻略するかをテーマとして取り組むジムカーナ組。
そしてその8の字付近でドリフト練習をするドリフト組・・・
と、ここでなにやらさっきも聞いた「バン!」という破裂音。。。
あ、ドリフト組のS14がバーストしてる・・・
なんかあの8の字縁起悪いなー(笑)
なんて話をしてたら、続くS15からも
「バン!!」
あれ?本日3度目・・・?
あの8の字・・・ホントになんかあるんじゃね?
ドリフト組が次々とバーストでリタイヤしていく中、僕らはそっと8の字のレイアウトを変えることにしました・・・
もしかしてくるくるランドのお値段って事故物件的なアレ・・・?
とはいえ、ドリフト組がリタイヤしたことによって、またしても貸切状態。
魔の8の字エリアを除けつつ練習継続。
結局やるのはまたしても8の字なんですけどね。
自分的にはアリだと思ってますが、せめて簡易コースくらいは考えてくるべきだったかなとも。。
まぁ皆楽しんでたみたいだからいいけどw
そんなこんなで丸1日8の字をくるくるとバターになりかけるまで回った一日。
なんか色々と被害は出てしまいましたが、ケガや大破もなく、皆自走で帰れたのでなにより。
くるくるランドという新たな一歩を踏み出すことができたのはミラージュ君のおかげです。
アザース!
これからもここは有効活用していこうと思います。
他にはない、与えられる環境ではなく、自分達で考えなくてはいけない環境はドライビングテクニックだけでなく、意識的な面、知識的な面でも鍛えられるような気がします。
もっと意識高いドライバーを目指して、もっと走りこんでいこう!
・・・でもその前に修理が先だ!
皆様も愛車のコンディションにはお気をつけください。。