さぁ始まりました。ビ筑2025年シリーズ。
先日のOSLジムカーナが週の中日の祝日開催で参加見送りとなってしまったので、大会系イベントはこれが25年最初となります。
今年もこちらのイベントは全戦ロードスターで出場を考えていたんですが、例年より早い2月開幕ということで雪やら凍結やらを心配してギリギリまでエントリーを先延ばしにしていたら・・・気が付いた時には残枠1台となっていて慌てて滑り込みエントリーをキメました。
というわけで初戦はエイトでの参戦。
常連組に「ロドどうしちゃったの!?」なんてちらほら心配されましたが、あいつは家の前で元気に雪室と化しています。(←そこまでではない)
雪解けの季節が恋しいぜ・・・
諸々レギュレーションやらクラス定義やらが変わった25年シーズンですが、自分は変わらずA2クラス(1600cc以上、競技経験無制限)を選択。
本来ここではロータリー係数1.0扱いなので、エイトは1300ccの区分。低排気量車で上位クラス参加については多少議論もありましたが、低排気量車の最大のメリットである車体の小ささ、軽さとは真逆に、1600cc以上車両と比較しても最大級かつ最重量級ということでそこは許していただきましょうw(つらい)
そしてタイヤはシバ280を装備。
こちらもレギュレーション変更により昨年のようなTW280以下のマイナスハンデが無くなり、普通のハイグリップタイヤの仲間入りを果たしました。
ハンデはTW281からということで、巻き添えを食ったタイヤも多少あるのかもしれませんが、シバ280が出て以来実質ほとんど使われなくなってますし、まぁ無難な落としどころかと思います。
ほかにもエントリー上限がちょっと減ったりとか本戦おまけ走行が復活したりとか細かい変更がちらほらありますが、とりあえずイベント紹介はこんなところで本題に戻ります。
まずは前日練習会。
先週からの居座り寒波がまだ居座ってるせいで朝イチの気温は那須高原と同じくらいという謎に寒い筑波サーキット近辺。
しばらくのブランクを経ての第1戦ということで緩めのコースとなるかと思いきや、そこそこ高難度なコースが設定されました。
寒いからしっかり前半でタイヤを温めてから外周に行くんだぞという優しさを感じつつも、きっちり優しくないパイロン配置。
気温の影響でいつも以上にタイヤに気を遣いながらの練習となりました。
ここ最近のNoLimit練における寒い筑波でのAD09の感覚があったので慎重さ重視でコース攻略に挑みましたが、シバ280の発熱性はAD09の数段上な感触。
一般的にシバも冷間弱いみたいなレビューを聞くものの、個人的には全然イケるレベルでした。
エイトだとアイドリング時のエンジン放熱でフロントはわりとしっかり暖まった状態からスタートできるようで、意識はリヤだけに向けておけばよく、前半をややスライド多用で走れば中盤からは十分にアクセル開けていける感じでした。
とはいえ滑らせすぎてもロスになるので、適度にちょん引きサイドでぬるっと曲がるを意識して走らせた結果、タイムとしてもそこそこいい感じに。
前半セクションに関しては走らせ方のイメージに結果がちゃんとついてきた感じがあって、幸先の良いスタートを切れたんじゃないかと思います。
あとはこれを本戦で同じようにできるかどうか・・・
そして翌日。
総エントリー93台、A2クラス11台が戦うステージはこちら。
レイアウトは前日練習同様。コースも前半部分はまったく一緒。
実際のパイロン配置は多少変わってギャラリー前の四角エリアが小さくなったり、外周に向けての規制がキツめになったりはしてますが、どのみちエイトはリヤ動かさないと曲がらないので攻略法は変わりません。
良いイメージの作れた前日練習の成果をそのまま持ち込めればワンチャンと思いますが、気温は相変わらず低く、加えて冷たい風が朝から吹いていて路温もおそらく前日よりもシビアな状況。
練習走行でのスタートダッシュでそんな状況を顕著に感じ、寒い時期での本番走行の難しさをじわじわと感じながら本戦出走を待ちます。
時刻は正午前、日差しはありながらも風は弱まる気配が無い1走目。
いつもより回転数控えめの慎重なスタートダッシュでコースイン。
※今回もFM実況は飛んでなかったのでBGMなし。
ちょっと抑えすぎたか?と思う慎重なスタートダッシュでホイルスピン無くスタートしましたが、やはり1本目のターンはグリップ感の無いスルっとした手応え。
前日練習のイメージのままに、ちょん引きサイドで向き変えを重視した前半セクション。
バタフライセクションの脱出でちょっとやりすぎ感のあるオーバーアクションになってしまいましたが、ここは無理に立て直さずスライドのまま高速セクションに繋いでいきます。
外周は探りつつも可能な限りアクセルオン。
戻ってきての270°を回し切り、再度のギャラリー前四角セクションのちょん引きサイドコーナリングでリヤが動かない程度に暖まったことを確認。
意図しないミスではあるけど、十分なグリップがあると意識を切り替え、ここからペースアップを狙います。
ちょっと無理めに狙った高速コーナリングも十分に暖まったシバ280なら余裕で堪え、残る後半テクニカルはドライバー的には得意分野なのでナリで攻略。
ラストの2本巻でちょっと滑らせすぎたけど、そこまで悪くないタイムでゴール。
ひとまずは無傷のタイムを置きに行けました。
幸い他のドライバーが結構やらかしたおかげで順位は3位で折り返し。
トップとの差はコンマ2秒弱、2位とは0.02秒差の接戦となり、久々に優勝の芽もある状況で迎える1走目はアドバンテージでもあり、プレッシャーでもあります。
だいたいこういう時に1本目番長なジンクスのあるたまさの。
やらかしメンバーがどれだけ修正してくるか、2本目の路面コンディションがどうなるかという不確定要素モリモリな中ではそう安心してもいられません。
わずかに風も弱まり、日差しも強くなってきた気がする午後。
確実にタイムアップするべく、攻めの姿勢で2本目に挑みます。
やはり1本目よりも路面コンディションは良くなっているようで、多少アジャストに時間がかかりながらも1本目のようなオーバーアクションを抑えて前半バタフライは突破。
これなら外周も攻めていけると前のめり気味に高速セクションを抜けていきますが、帰ってきての270°は突っ込みすぎで1走目よりわずかにロス。
それを取り返すべくアクセル踏め踏めで折り返しの外周。
テクニカルセクション進入で想定以上にグリップが上がっていたことに気付けず、タイミングが早すぎて修正舵が必要となってしまいましたが、それ以外は概ね狙い通りの走りができ、無事1本目よりタイムアップしてのゴールとなりました。
この時点ではベストタイム更新。後続には十分にプレッシャーをかけられたはず。
あとは他のメンバーがどのような結果で帰ってくるかを待つだけです。
そして結果は
2位入賞!
やりました!
過去A2クラス参戦最高順位としても記録更新。
トップとの差はコンマ5秒に開いてしまいましたが、やらかした部分がわかりやすいだけにかなり希望の持てる結果となったと思います。
第1戦からの好スタート、今シーズンはもうトップ争いとは無縁とは言わせません!
久々に持ってきたエイトでのこのリザルトに常連組からは「やっぱエイトの方が合ってるんじゃないの?」と、言われたりもしましたが、今回はなんか色々噛み合ったのと、シバ280の性能のおかげかなと思います。
マイナスハンデなんか無くても十分に戦えるタイヤですよコレ。
じゃあロドもシバにすんの?って言われるとロードノイズ酷すぎて筑波辿り着くまでに病みそうだからう~ん・・・って感じなのと、まだ昨年のAD09が溝あるのでもったいないしなぁというところですぐには変えませんが、しばらく様子見しつつ色々考えてみようと思います。
あ、余談ですが昨年散々イジられたふにゃふにゃ脚については現在仕様変更中です。A2レギュラー陣の皆様、覚悟しておいてください。
と、いうわけで久々に筆が乗りまくったビ筑レポでしたが、オフィシャルの皆様、エントラントの皆様、お疲れ様でした。
いよいよ始まった2025年シーズン、今年も無事に、楽しくやっていきましょう!