この日は、
HEROしのいサーキットの軽耐久シリーズ
「ヒーローチャレンジ2016」略して「ヒロチャレ」
第3戦にして、今期のシリーズ最終戦に、
いつも通り、#0 NDR rosso のメンバーとして参加してきました。
前日前乗りしてチョロっと準備してる時から天気が不安定で、当日は、朝から小雨…
普通ならテンション下がる所ですが、ウチのチームでは違います!
なぜなら、エースが雨にトラウマを抱えているから!!!w
期待通り(?)、かー吉の口からは弱音しかでてきませんw
「WETはキャリアですよ、タッツさん 予選お願いしますよ」とか言ってます。
まあ、朝 カーテンを開けた時から その気でしたけどwww
でも、予選を走る資格があるかは、フリー走行で証明しなければなりません。
いつも通り、9:30からのフリー走行にチームの一番手で出て行きます。
小雨は降り続いており、路面は全面WETだけどライン上には水溜りは出来ていない、
これまで使ってきたタイヤ ネオバAD07 なら1分切り出来るか出来ないか なコンディション かな?
でも、今回からSタイヤ(ダンロップ DIREZZA 02G コンパウンドH1)なのです。
WETテストは機会ZERO、ぶっつけ本番ですw
ちょっと緊張気味にコースイン、
でも、コースに出れば緊張してる余裕なんてありません、車,タイヤと向き合うのみ。
4周目までに感じを掴んだつもりで、L5~7
まあ、こんなもんでしょうw
戻った時点では2番手だったそうです、TOPからは5秒離されていたそうですがwww
この後、先生→かー吉→TOMO氏と走りますが、私のタイムを超える者はいませんでした。
まあ、みんな 私の思いを感じ取って遠慮してくれたのだと思いますが…
そんな訳で、10:25からの予選の担当は、私。
全車20台が出ている中、10分間でタイムを出さねばなりません。
さっと2周目に1分0秒台を出しますが、無線からは それじゃ足りない感アリアリ…
頑張ると、37Rの傾斜変化の所で限界を飛び越えてしまうので、そこは注意して、
あとは少々無茶しても…、な感じで、L6~8
自分的には全力を尽くせたので気分は良かったけれど、
予選 総合6位、NAOクラス4位は、沈んだと言わざろうえないのかな…orz
まあ、チームは拍手で迎えてくれたので評価は良かったのでしょうw
昼食後、12:45から決勝 220分レースの準備が始まります。
雨は止み もう降ることはなさそう、路面も ほぼDRYになりました。
スタート担当は、私。
3周のローリング後、SCが退いてスタート!
オープニングラップで、雨がらみでは脅威の速さを発揮、予選で前を取られてしまった
#8 TERU珍レーシングさんのミラを、心の中で「ゴメン!」と言いながら強引にパス、5位浮上。
4位の #1 Wild Boar Racing さんを追います、
これまでは置いて行かれるのが普通でしたが、
Sタイヤのおかげか 付いて行ける どころか 差を詰められる!
「まあ、ジックリ付いて行って、この数秒差で2番手に繋がられれば十分!」と思っていた11周目、
#1が裏のS字入口の縁石を踏み過ぎて跳ねてしまい、外に飛び出してクラッシュ&横転…
思わず、「俺のせいじゃないぞ~!」と思うw
#1撤去の為、SC導入、8周 約15分 SCに引かれての走行。
順位を整理すると、
SCの直後に総合&NAOクラス1位 #9 Kind House Racingさんの赤ビート、
総合2位 TSOクラス1位の#6 AZUMA RTさんの 白vivio、
総合3位 TSOクラス2位の#5 びびびびびおっ さんのラベンダーvivio 、
周回遅れが4台いて、総合4位 NAOクラス2位で #0 の私、
直後に 総合5位 TSOクラス3位 #15 ギャング☆レーシングさん、
周回遅れが一台いて、総合6位 NAOクラス3位 #4 小野路レーシングさん
私的には前を追うのは当然だが、
周回遅れ4台を処理する間に#15 と#4に抜かれない様に 気をつけなければなりません。
20周目、SC退去、グリーンフラッグでレース再開、
4台の周回遅れを抜くのに2周掛かってしまい、前に逃げられる…
#4は、少し離れた?でも、#15は真後ろ。
ポイントを抑えておけば抜かれないが、#15はクラスが違うし、
抑える為のブロックラインでタイヤ酷使、タイム悪化で前に逃げられる方が不味い、
2ヘヤ手前の登りでゆずりたいが、チームが見てるので そうもいかないw
そんな考えながら走っていたら、23周目ダンス下で欲張りすぎてレブ当たり、
すかさず突っ込んで来る15をミラーで確認したので、
裏S手前でアクセルを離し譲る。
この譲り方は失敗、先が登りなので こちらのロスが大きい。
まあ、4が来てないのでOK!w
もう暫くすると、フリー走行中のトラブルから予選不出走 最後尾スタートだった #2 air racing さんが、
#4を引き連れてやって来た。
#2には太刀打ち出来る訳が無いが、#4を行かせる訳にはいかない!・・・んだけどw
少し前のL29からL36まで ちょっと長めに動画でどうぞ。
その後も#4に付いて行く形でレースを進めていくと、
#4は雨の予選でダントツの最速タイムを叩き出した #9 にも追い付き、抜いて大バトルを展開。
「俺も入れてくれ~!」と思いながらのL56からL58も動画でどうぞ。
う~ん、あの目の前での接触&失速は予想できなかった…、#5と当った感触は無かったんだけど…
2番手は、札幌から帰省ついでに参加のTOMO氏w
1年ぶりのレースですが、そんな事は感じさせない走り、
ただ、無線には弱音は吐いていた様で、予定通りの15:05頃 L123にピットイン。
3番手は 先生、ですが換わった途端に全周イエローフラッグ、SC導入、
他チームが#1と同じ様な形で裏S字でクラッシュ&横転でした…
このスローダウンを利用して、他のチームは続々とPit in&給油を済ませて出て行きます。
うちは…もちろんコースに留まります。
順位は総合2位まで上昇、1位の#6も目の前です。
134周目にレース再開、
先生は頑張って、#6を抜き、総合1位を奪取!
でもPitはドンよりムード、何せライバルチームは皆給油を済ませています。
このまま行けば我々#0は、ライバルがレーシングスピードで駆け抜けて行く横で
5分の給油STOPをしなければなりません…
ここで、4番手で走るエースのかー吉君が私に寄って来て、小声で…
「タッツさん、ここは無給油しかないですよ、 ガソリンとタイヤは 僕が何とか持たせますから!」
私も それしか選択肢が無いと思えたので、リーダーのヒゲさんを呼び寄せて報告、
密かにチーム意思統一。
15:50頃まで先生に頑張って貰って、エースのかー吉君に交代、
この時点で、我々#0は2位、1位は#4、もちろん給油は済ませています。
少しして、#4が最後のドライバー交代、我々、#0 かー吉君が首位浮上、
ですが、燃料に不安の無い#4は49秒台を叩き出しながら迫って来ます。
その差が30秒程になった204周目、
ダンスシケインで横転事故で このレース3度目のフルコース黄旗&目の前にSC導入…
燃料的には助かったけれど、#4との差は縮まってしまいます。
210周目、レース再開、#4との差は16秒、残り時間15分…
やはり49秒台で猛追してくる#4、かー吉君も遂に49秒を出して逃げ切りを図ります。
残り時間5分、#4との差は5秒、かー吉君から悲痛な無線「ガス欠症状来たー!」
ですが、#4もペースが鈍ります。
遂に16:50をまわり、次周には入らないはず…と思ったら もう1周あったw
でも、かー吉君は2.207秒の差を保ってチェッカー!
#0 NDR rosso 一年ぶりに勝ちました、総合優勝です!
戻ってきた#4を見ると、右フロントタイヤのトレッドが剥がれています、
これがペースが鈍った原因か…
と思って、ウチのクルマを見たら…
ウチのはもっと酷かったwww、これで良く走り切ったモノだと感心しました。
朝の雨で「今日は働ける!」と思ったけれど、
無給油の決断、厳しい状態での走り、やっぱり エースの かー吉君に みんな持って行かれましたw
次回は 12/4、クラス関係無しの お祭り5時間耐久レース。
無給油は無理だな~w、頑張ります。