• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

だいとのブログ一覧

2013年03月01日 イイね!

モンキーエンジンの行方

さてさて、せっかく完全ノーマルのモンキー組み上げたのにエンジン下ろしちゃった前回。

何故降ろしちゃったかと言うと、こんな感じ。

お判りの通り、エンジン分解されちゃってますよ。

ノーマルのモンキー。
こんな車体だからと言うのも判るんだけど、とにかく非力。
ちょっとした幹線道路に出ちゃったりすると、走るシケインと化してかなり危ない。
坂道も30km程度でエンジン唸り登ってゆくのが精一杯。
まぁ、道交法自体原付は制限時速30km/hなんで十分なんですが。

幸いな事に前回CD90エンジンばらした時のあまり品で腰上が丸々残っているんでそれを移植しちゃいましょうっと。
エンジン、オーバーホールついでに排気量アップです。

CD90エンジンは50ccエンジンと比べて、ストロークが長い上にコンロッド長も長いです。
あ、勘違いが多いですがストロークが長い=コンロッドが長いでは無いですよ。ストローク長が同じでもコンロッド長が違うと言うのもありますし、ストロークが長くてもコンロッド長が一緒と言うのもあります。

という事で腰下もバラしてゆきます。
右端についている丸い蓋のされている所、オイルポンプです。
50ccに比べてCD90は大容量になっているので、大容量の物に交換です。


クランク取り出し。
こちら50ccのクランク(交換するクランクは写真取り忘れ)
こちらを交換するわけですが、CD90の物その物ではなく、モンキーのクラッチが使えるストローク&コンロッド長がCD90と同じ物に交換です(CD90とモンキーではクラッチ付く位置が違うのでクランクの取り付け部分も違うんです)
コンロッドの太さも50ccよりもずっと太くなりますよ。
ちなみに、50ccから90ccにする時にコンロッドを長くしたのは、連桿比(れんかんひ)を大きくし耐久性を上げたんですね。
連桿比→コンロッド長とクランク半径の比率。
ピストンはクランクが回転する事で上下だけでなく横への力も発生し(首振り)、ピストンとシリンダを接触させる事になるけど、コンロッド長を長くする事により、ピストンの横への首振りの力を少なくさせる事が出切る。

ちょっと脱線しましたがお次。


クラッチケース、ジェネレーターカバーは比較的綺麗な状態ですが、一部腐食の後とかが見えるので塗装しちゃいましょう。

例によって、サンドブラストでクリア塗装を剥いで足つけ。
プラサフを塗って塗装です。

車体が黒多目なのでケースも黒で塗装。

さて、組み上げ……と言う前に一つ問題。
CD90のシリンダの状態があまり宜しくない、と言う事です。
シリンダ内にホーニング跡とかは残っているんですが、一時期水が入ってたのか、それともピストンの首振りが激しかったのか僅かにえぐれて錆が出ています(と言うか錆で腐食してえぐれたか)
この部分、ピストンリングにも接触した跡が無いので凹みがあるようです。

ここでどうするか。
1、無視
2、シリンダ新調
3、シリンダボーリング&オーバーサイズピストン
さてどうする?

っと色々考えていたら、某オクを見ていると訳有りCD90のシリンダ&ピストンが出ているではありませんか。
訳ありの理由、製造ミスによりシリンダとピストンのクリアランスがギチギチ。スムーズに動かないよ・・・っとの事で、激安でありました。


で、買いましたよ。11円でwww
まぁ送料&振込み手数料で800円程かかりましたけどね。
この位なら、駄目でも諦め付くかとw


という事で、何が悪いのか計測です。
一番良いパターンは、シリンダサイズ→問題無し ピストンサイズ→でかいというパタンですね。
CD90オリジナルと今回購入した物を計測してみると……

シリンダー  CD90とほぼ同じサイズ。
ピストン  CD90に対して今回のが0.05mm程でかいと言う結果に。

クリアランスギチギチの原因はピストンがオーバーサイズという事のようです。
という事で、

ピストン→CD90
シリンダ→オク品

という組み合わせで使えば良さそうです。
残ったピストンとCD90シリンダはピストンに合わせてボーリングに出せば良いでしょうね。
あ、あと一つピストンリングも新しい奴にしようと思ったらなんかデカイ……
シリンダに入れてみたら重なり合う部分が……使えねーじゃん……
CD90のを再利用w

という事で、組立です。

腰下を組み上げ


腰上を組んで完成です。
49cc→85ccなので1.73倍の排気量ですね。


という事で車両に搭載。
ノーマル車両と言われても全然違和感なし。
判る人が見たら、キャブ回りが少し違うから判るかな。
キャブレターはC90(カブ90)のPB16を使います。
パワーを狙うわけでもないし、元々の90ccのキャブを使うだけだからこれで十分。
天候や季節にも影響されずらいですし、セッティングも大きく変えないで済みますしね。
C90のPB16はCD90のPB16と違ってワイヤーで引っ張ってチョークを動かします。よってハンドルにチョークレバー増設です。


マフラー、エアクリーナーは50ccの使い回しです。
85ccには多少つまり気味?と言う感じだけど、それでも普通にトルクフルに走るから良いかな。


1号機、2号機並べてみましたよ。
如何に1号機が大きく成長しているか判るかと。


ボルト1本、ナット1つまで徹底的にノーマルスタイルにこだわって。


エンジンパワーは凄いパワーとは行かないけど、ノーマルモンキーの車体には必要十分。
50ccから比べると雲泥の差です。


こちら1号機


サイドカバーも綺麗に。
エンブレムもぴったり


タンクエンブレムも綺麗に。でも高いです……


1号機のサイドカバーエンブレムもデザインぴったりでしたよ。


きちんと2種登録です。
1種のままはイカンよ。


今や希少なキャブ車モンキー
このまま大事にノーマルのまま保存していきたいです。



                                            おわり
Posted at 2013/03/01 15:36:46 | コメント(3) | トラックバック(0) | モンキー | クルマ
2013年02月21日 イイね!

物置整理・・・と言う名の猿組

モンキー趣味にしていると、色々と純正パーツが余ってゆくんですよ。
で、誰もが一度は思う事。これ、あと少しパーツ足せばもう1台組めるんじゃね?っと。

はい、こう思ったら廃人突入。実際には、足りないパーツをリストアップして幾らかかるか計算してみると結構かかると気づくんですけどねw

という事で、うちにも純正パーツ結構な数あるから、物置片付けついでに1台組んでみる事にしますw

うちの場合は、程度良い悪いにしろ以下のパーツがあります。
タイヤホイール、一式。
前後ブレーキ&ハブ一式
ガソリンタンク(錆、凹み有り)
フロントフォーク、ハンドル、スイッチグリップ、ライト、メーター、要はフロント回り一式
リアサスペンション、スイングアーム
50ccエンジン
シート
電装部品(CDI、コイル、レギュレーター、前後ウィンカー)
まぁこんな物でしょうか。
意外に揃っている方でしょうね。

他に必用となるのは
フレーム
テール周り
前後フェンダー、サイドカバー
メインハーネス
バッテリー&バッテリーホルダー
ボルト、ナット類
ミラー
と言う所でしょうか

せっかく作るんだから、ボルトナット類含めて純正品に統一、と言う感じにやってみましょう。
あ、写真取り忘れ多いんで(^^;

まずはタンクのリフレッシュ

使用するのはこのタンク。現1号機の昔に付けてたタンクですよ。
でも、これ元々凹み有り錆有りで手に入れたもので、パテ補修し塗装して使ってた訳ですが、今回きちんとリフレッシュしようという事で、補修、塗装する事にしましたわ。
補修内容としては、塗装全剥離、凹みをパテではなく半田で補修、タンク内外錆落し、塗装って感じです。
凹みをパテではなく半田で補修と言うのはパテによる後々のトラブルを防ぐ為。金属で補修するのでパテのように痩せる、割れる、剥がれる等厄介な事起きませんしね。
タンク内外錆落しは花咲Gを使いドブ漬けで錆落し。特に板と板の隙間とかの取りずらい錆もしっかり除去です。
それで下地を作ったらサーフェーサー塗って塗装です。
下地作りの写真は取り忘れ

サーフェーサー塗って面出しをきちんと


タンク裏側も以外に錆びやすい所なのでしっかりと

で、ついでにサイドカバーも某オクで廃棄寸前のを激安で購入して再塗装。
激安の理由が、汚らしい塗装されて表面ぐちゃぐちゃだったから、という事でシンナーで塗装剥がしていたら樹脂まで溶け出して大惨事wwww
本当に廃棄物にする所でしたわ(写真取り忘れ、と言うか本当に撮っている暇無かったw)


なんとか、塗装剥がして表面整えて(樹脂溶けた部分w)サーフェーサー塗って復活


という事で塗装完了です。
色は前にも使った、自分のエボのガンメタ色。塗料たっぷり余っているザンス


サイドカバーも同色で塗装
廃棄物が立派な物に復活しましたわ(あ、廃棄物って言っちゃったw)

さてさて、お次にホイールでも綺麗にしますか。
モンキーのホイールはスチールの割りホイル(2枚をボルトで止めた物)
構造上、2枚の間の隙間に水が入り錆びちゃうんですよ。タイヤ交換時にここが錆びてがっちり固着、2枚剥がれないなんて物もあります。


という事で錆取り&防錆です。
左=びふぉー、右=あふたー
なんという事でしょうw
錆をスクレパーやワイヤーブラシでゴリゴリ落とした後、錆チェンジャーを塗って黒錆に変換です。
これで、この部分からの錆の発生はかなり抑えられます。
錆チェンジャー、昔から愛用しているけど本当にお勧めですよ。錆びた所に使うのは当然として、錆発生しそうな所や鉄抜き出しになっちゃった所に予め塗っておけば錆発生防げます。

で、ホイールの表面の方も元の塗装がそこそこやれて来ていたので塗っちゃいましょう。

元は安っぽい銀色だったので、イメージチェンジで黒に塗装です。ついでにブレーキパネルとハブも塗装で足元真っ黒にしちゃいましょう。

タイヤも、元のがまだ少し山有りで使えそうだったけど、かなり古いので交換しちゃいましょう。

台湾の奴w
これ、1本1600円、2本で3200円ですよ。今、新車で買ってもこの手のアジアンな奴が付いてくるようですし、元々ブロックタイヤのグリップ無い奴なんでこんなので十分かと。古い奴使いまわすよりか遥かに良いです。


きちんと丸いですし(マテ
チューブは元の奴を掃除してみたら、空気抜けも無く以外に劣化少なくまだまだ使えそうだったので使いまわし。

さて、今回一番のメイン
フレームだえ

新品フレームですわ。
6Vモンキーのフレーム番号を移して打刻された12Vフレーム
フレーム番号の打刻はもちろんホンダできちんとやってもらってますよ。
ネットの某所で番号入り新品フレーム欲しいと呟いたら譲ってくれる人が居ました。
しかも新品フレーム代+α程度のお買い得値段で。
普通だったら、フレーム番号権利代(どんな状態でも良いから元フレームの打刻されている首部分)+ 新品フレーム代(元フレームの打刻部分持っていってホンダにこの番号でクレとせがむのよ)
と結構値段か買っちゃうんですよ(フレーム番号権利代で1~2万位はする)
本当は12Vフレーム番号が良いんですけど、12Vのフレーム番号は更に高いのよ……
リアスイングアームは、新車外しの極上品をおまけでくれましたわ。本当に感謝(&ノーマルスイングアームがまた増えたw)


その他パーツも続々と集まりました。
メインハーネスはジェネレーター部分のコネクタ飛ばした奴が、これまたジャンク品としてあったので安く購入&コネクター部分修正。
フェンダー類はホンダにパーツ注文
リア周りも某オクでそこそこ安く購入(モンキーとかのパーツは純正だろうと結構つり上がるんだよね。しかも程度ボロボロな奴が、新品パーツ買える値段で出てたりとか……もうね)

という事で組立です。

車体を組む作業は各パーツをリフレッシュして綺麗にするよりも遥かに楽です。
某パンツァーなプラモ組むよりも遥かに楽でしょうw


ただ、組むからにはしっかりとグリスを塗って。基本です。そう、基本を守るだけ。
最近は新車でもろくにグリス塗られてないと言うのが多いようで(アジアン製造逆輸入バイクとかにも多いみたい)


ステムにもたっぷりグリス。この部分は特に重要です。


形になってきましたよ。
しかし、この姿、ペダルを付ければ幼児用の小さいチャリにそっくりw
ハンドル回り、モンキーといいながら実はゴリラのハンドルです。モンキーのは折りたたみハンドルなんですね。折りたたみも良いかなと思ったけどゴリラのハンドル周りしかなかった物で……そういや、長い事モンキー弄ってたけど、モンキーの折りたたみハンドルって1度も使ったこと無いなぁ……w


テール回りを付けます。


ライトケース内にはメインハーネスのコネクターが一杯。
余談ですが、このハーネスにもギボシ端子が何個も使われています。
電装品追加するのが楽じゃん、っと市販のギボシを使って接続すると……えらい硬い手ごたえの後、ガバガバに広がったメスギボシ誕生っと。
じつは、普通のギボシ端子に見えても、ホンダで使っているのは僅かに小さいサイズのギボシ端子なんですね(見た目同じ位に見えるので厄介)
ホンダ車にギボシ使う時は、ホンダサイズのギボシ端子使いましょうね(バイク用品店で売ってます)
あと少しですよ。


エンブレムを貼り付けです。
しかし、このエンブレム、1つ3500円もするんですよ。両側で7000円!
1,2年前だったら1つ2500円だったんだけど1000円も一気に値上。パーツ類が高くなってますヨ(殆どのパーツ1~5割位値上されてます)
でも、立派に見えるようにこのエンブレムです。これLimited用ので、通常のだとただのシールなんで(もちろん安い)


サイドカバーにもステッカー貼ります。こちらも5割近く値上されていますがまぁ元値そんなに高くないんで値上後もそこそこの値段です。
しかし、パーツカタログだけ見て注文したんだけど、塗った色にピッタリのデザインで良かった。メタルっぽいヘアライン柄のステッカーですよ。


という事でひとまず完成
本当はエンジンも載ってたんだけど写真取り忘れ……写真は後日取り直し(しかも夜なんで…)
エンジン下ろした写真でごめんなさい。
今はエンジン下ろしてジャンクのクランクケース(クラック入り)で自立させていますが。
車両に関しては、ボルト、ナットの1本まで、ほぼホンダ純正。唯一メインキー類だけがアジアンパーツでしょうか(でも、使った感じ品質良いのよ)
弄った車両も良いですが、こういうノーマルに拘った車両も良いもんです。メーカーが考えつくして作り上げた車両。一つの美しい形ですね。
かかった金額は、まぁ2桁は行ってない、と言う所でしょうか。
今のモンキーのお値段が30万近いという事実を考えると、フルレストアに近い新品パーツ大量に使った車両がその何分の一かで入手できたからお安く出来たと考えるべきでしょうかね。

しかし、新車のモンキーもお高くなりましたなぁ。Z50Jの初代(今の形の初代ね)は7万9千円!
私が初めて買った時は20万前後だったけど、今や30万近く……
今のはインジェクションだったり触媒付いてたりと高くなるのは仕方ないんでしょうが、バイク売れないと言うのも判る気がします。あ、モンキー弄る場合は昔のキャブ車の方が良いですしねw

……何故、エンジン下ろしたかって?それはね……
続く
Posted at 2013/02/21 14:50:07 | コメント(5) | トラックバック(0) | モンキー | クルマ
2012年05月08日 イイね!

整備とセッティング

整備とセッティングGW中、そろそろ暖かくなって来たのとモンキー200キロちょっと走ったんで整備とキャブセッティングなんぞしてました。

まずはオイル交換。
このエンジン、外部にオイルフィルターは無く、エンジン内に荒めの網と遠心力でゴミ類を分離する箇所があります。
でも、オイル交換してもこのゴミは取り除けないんでちょっと嫌な所。
なので、初回の点検と多く出るであろう鉄粉や繊維カス(ウエスや手袋等の繊維ね)を取り除く為にクラッチケース部分を開封してやります。
まぁ想像通りオイルにはギラギラと大量の鉄粉が付き、網の部分をかなり塞ぐ量の繊維が付いてましたわ。
全部掃除後、オイル注入して完了。

お次はキャブセッティング
私ぁ、この作業が苦手&嫌いなんですよ。出来れば放置して置きたい位。
でもそうも行かないので、今回はこんな物投入してみました。



PLXの空燃比計!
昔は空燃比計と言うときちんとした物は10万越えは確実で、数万で買えるのは計測値が安定しないおもちゃみたいな物ばかりだったけど(うちにもありますよ、おもちゃみたいなのw)、今じゃまともな物でも2万ちょっと出せば買えちゃうんですよね(コレは2.4万だった)
ちなみに1万円台以下で買える空燃比計はおもちゃみたいな物なので買うだけ勿体無いですね。
ポイントはワイドバンドセンサーとヒーター内蔵って所でしょう(センサーへの配線2本の物は止めましょう)

さて、コレを排気管に取り付けるわけですが、エキマニ加工したくないという事もあって、マフラーの出口に突っ込んじゃえとw


幸い、ヨシムラのマフラーは2テールエンドなので片側にセンサー突っ込んでもきちんと排気出来るだろうとw

で、この形で計測、走り回ってみるけど……数値安定しねぇw
計測値がいい加減なセンサー程使えない物は無いわけで、マフラー出口にぶっ刺すというこの案はボツ。
どうやら、センサーの先には小さな穴が数個付いていてその中に排気ガスが入ると計測出来ると言う仕組みみたいなんだけど、排気流に対して真っ直ぐにセンサーを立てると小さな穴の中に排気ガスが安定して入っていかないみたいで……やっぱり手抜きはよくないとw

それじゃぁどうしたかと言うと、0.5mmのステンレス板が家にあったのでテールの大きさに丸めて筒状にし、付属されていたセンサーのボスをその筒に取り付けてやります。
溶接機は無いんで蝋付けでしっかりと取り付けて、マフラー出口に固定する部分はナッターで。

こんな計測治具を作ってやりましたわ。

コレを車体に取り付け

こんな感じで、マフラーの出口からなんか生えてますわwww
ちなみに2テールのもう一つの出口は塞いじゃえと。


メーターのパネルは、ミラーの部分に巻き付けて仮固定。見えれば良いんですよw


メーターはこんな感じで表示されます。大きさは52φのメーターパネルです。
こんな狭い所にグラフ表示とかも出来るけど、小さいからどのくらいの数値か判らん。
アンリミで買うときに聞いたけど、このメーターパネルだと表示レスポンスが僅かに遅いという事だけど、まぁ運転しながらチラチラと見る感じだから大丈夫でしょう(凄く遅いという事じゃないみたいだし)

さて、この状態でセッティングしてみると・・・・・・今まで感覚便りだったのが目に見えるから凄く楽。
薄いと思ってた所が実は濃かったりと、感覚は当てにならないなっとw

でも、計測値が見えるだけで、交換する手間や何を交換したら良いかは考える必用は有るわけですけどね。それでも、作業の効率は雲泥の差ですね。

という事で、それなりに走るようにセッティングできましたよ(まぁキャブの場合はFIと違って妥協の産物なんですがねw)

ちなみに、このAF計はバイクで使わなくなったらエボに付けといてやろうかなっと。
エボのフロントパイプにはAF計のボスが付いてますしね。

Posted at 2012/05/08 12:21:26 | コメント(4) | トラックバック(0) | モンキー | クルマ
2012年03月22日 イイね!

終わらない完成

作業初めて約3ヶ月間
エンジンもかかり細かい手直しもある程度終わり
完成です。



モンキー、巷ではクランクケースさえ有れば、社外パーツのみで作れると言われている


長い間、眠りについていたが復活。
タンク、サイドカバーは交換。数年前に自家塗装し部屋で眠り続けていた。



MIKUNI VM26キャブレター
噴霧器、今では過去になりつつあるキャブレター。

しかし、今でもそのフィーリングを好む者は少なくない。




スイッチボックス、スロットル。
慣れ親しんだ操作性。あえてスズキGSRと同等のGSX-R600K6の物を加工して取り付け。
あえて純正ライクに、社外品は使わない。



心臓部エンジン。
もっと過激に出来る、が、あえて控えめ。長持ちする、扱いやすい、手間がかからないを信条に。

純正パーツであるが故の利点、それを最大限に生かす。



WP Suspension
オーストリアのサスペンション。
今では白いスプリングが特徴だが、元々は創業者知り合いの塗装屋が医療機器用の白の塗料しか持っていなかった為、白に塗られたと言うのが由来。
元々はホワイトパワーと言う名前だったが白人至上主義と捉えかねないという事でWP Suspensionと改名された。




前後ディスクブレーキ。
走行性能アップしているのにブレーキはそのまま、そんな考えは許されない。
ライダーとしての義務である。



ヨシムラ トライオーバル
チューニングの父、ポップ吉村が残した物は大きい。



高価な素材チタン。ただ軽量化だけの為、しかしその姿は宝石のように美しい。



ホンダスピリッツ、本田の魂


亡き本田宗一郎の思い


スーパーカブの意思を継ぐエンジン。
本田宗一郎が作り上げたスーパーカブが無ければ今のホンダは無かったであろう。


ホンダウィングマーク
本田宗一郎の「いつかは空へ羽ばたきたい」という願い


その意思はHondaJetに引き継がれる



セルスターター
楽をしたい、ただそれだけの為に


4ストロークOHCエンジン
現代エンジンの基本
それを理解するには、このエンジンは最高の教材である。


機能美
入り組んだ機械の中に美しさがある。



車両も生き物である
手入れをすればいつまでも生き続ける



何時までも美しい姿であり続けたい。



おわり    
.
Posted at 2012/03/22 16:15:42 | コメント(5) | トラックバック(0) | モンキー | クルマ
2012年03月13日 イイね!

エンジン火入れ&スターター手直し

さて、組みあがった車体、エンジンに火入れです。

まずはオイルを入れてプラグを外して適当にクランキングさせてエンジン各部にオイルを回します。いきなりエンジンかけるとか荒っぽい事はしないようにw
で、燃料をキャブに回しキーオンにしておもむろにキック。


携帯で適当に録画した物なんで画質とか音とか文句は言わないw
途中コマ落ち音飛びもするし……(怒

やる事さえきちんとやっていれば意図も簡単にエンジン始動しますよ。
エンジンがかからない場合は、エンジンの基本の
良い吸気、良い圧縮、良い点火
のどれかが悪い筈です。
逆に言えばそれさえ良ければエンジンは絶対にかかる筈ですからね。

しかし、この動画、エンジン音迫力無いなぁ……
実際にはうるせぇ位の低音でドコドコ鳴っているんだけど(近所迷惑……^^;)

で、ここで問題発生!
動画で何故キックでエンジンをかけているか?
それはねぇ、セルじゃエンジンかからなかったからなんですよ~www
なんか、セルの回りかたが元気無いんですよ。
初めはエンジンの圧縮比が上がって回りが弱くなったせいかとも思ったんだけど、プラグ外して圧縮させない状態で回しても元気が無い。
その状態でプラグの火花を見ても頼りない火花しか上がってないんで、根本的に回転不足のせいなのかなっと。

という事で、セル回りの見直しです。
まずはスターターリレー。
エーモンの30Aリレーを使ってたんですけど、これ交換。


スズキ純正部品(でも中華製w)の大き目の物に交換です。
スクーターとかはエーモン30Aリレー酷似のリレー使っているんで、エーモン30Aリレーで大丈夫かと思ってたけど、この際だから余裕をもって大きなのにしてみましょう(やるなら徹底的に余裕を持って)

次に配線見直し。
元々はセルの動力線を16AWGのケーブルで引いたんだけど、この太さだと多くて25~30A程度が上限。
なのでリレー交換のついでに12AWGで引きなおしてやります(±両方)
12AWGなら75A程度は流せるようになるんで余裕でしょう(リレーの写真に写っている赤いやつね)

次にバッテリーの交換
モンキーのバッテリーは2.3Ah/10HRの容量でかなり小さいです。おまけに状態は悪くないとは言え使い古したバッテリーだし(でも車用バッテリーでもセルモーターの回り変わらなかったからバッテリー劣化じゃないだろうけど)
という事で、少しだけ大きいカブのバッテリー、3.0Ah/10HRの容量の物に交換です(バッテリー本体には20HRの数値で書いてあるけどユアサHPでは10HRで書いてある)


ピンクのラインの部分の縁を真っ平ら(72)に延ばし、緑のボルト取り付け部分を本来は手前に重ねる所を裏側に重ねてボルト止めしてやればこんな感じで搭載出来ます(塗装が剥げている部分、錆びている部分、後で対処しないと……)


元の接続コネクターはぶった切って丸形端子を圧着しておきましょう(+ラインの間にフューズを入れると尚良し)

しかし、台湾ユアサのバッテリー、2000円以下で買えちゃうのね。
この値段なら駄目になったらサクッと交換で良いでしょうね。
余談だけど、ついでだから家のスクーター用にブランド無し(恐らく中華方面w)のバッテリーを1つ買ったんだけど(1000円で安かったんで)見事初期不良でしたわ(電圧有るけどスターター回らない)
買った所に言ったらサクッと替えの新品よこしましたが(そんだけ不良があるんでしょう)
替えの物はきちんとスターター回りましたけど、なんか回りが弱い気がするんで品質は良くないんでしょうな……


電源周りを強化してこの状態で、セルを回してみますが……
あんまり変わらねぇw
でも、数秒回してやると弱弱しくエンジンかかる時がある。
多少は効果あったようだけど……

という事で、どうやら根本的な原因はセルモーターみたい……流石中華製

という事でカブのセルモーターを調達。日本製のセルモーターだと桁外れに高いんで、海外ホンダの純正部品を調達です(タイカブ用の部品らしけど)

っと、ここで勘違い。上セル用のモーターと下セル用のモーター、同じ物と思ってたら見事別物だった……
確か、海外ホンダのカブ系エンジンは下セルエンジンが無かった筈で、当然下セル用のモーター部品なんて無い。残るは国内物の部品だけど糞高い(2~3万位した筈)
仕方ないのでモーターを分解してみた所、中のローターの部分は同じ大きさみたいなので、中身だけ交換w
ここで発見したのが中のギア比が違うのよね。ホンダ純正の方がローギアなようでもしかすると中華製はハイギアだから回しきれない?


こちら、中華セルモーターの内蔵とホンダ純正の皮w
ホンダ純正の皮はメッキが綺麗だったんでこちら使いたかったんだけど……

という事で二コ一にしたセルモーターを取り付けて回してみます。


いやぁ、セルモーターの音が違う。今までの苦労はナニ?と言う位あっさりと始動しちゃいましたよ。
やっぱり中華製モーターが原因かよと言う結果だったけど、実はタイホンダの純正セルモーターもメイドインチャイナだったりするんですよw


中華問題
今回エンジンを組む際に色んな所で中華、中華と言って来ました。
私が中華物を触れてきて感じた事は、とにかく材質が良くない。
これに尽きるでしょう。
ゴム部品とかは数ヶ月も使うとあちこちからヒビが現れるし、プラスチック関係はすぐ割れるし、金属部品は叩いてみた時の音が違う。ホンダ純正部品とかは綺麗な打音が出るのに対して中華部品はなんか鈍いというか曇ったような音が出る(金属は叩いた時の音の違いである程度の材質の良し悪しが判りますね)
ドリルとかで穴あけしてみるとホンダ純正部品とかは結構硬いのに対して、中華部品はスカスカで脆く簡単に削れてしまう(コレが音の違い)
また焼入れしてある筈の部品も焼入れの後がみられなかったりとか、とにかく材質が悪いんです。
見た目はソコソコ良いんだけど、中身が伴っていないと言う感じです。

でもタイホンダの純正セルモーターも結局は中華製だったわけですね。

ホンダも今ではかなりの部品をこうやって中華品使っているわけだし(写真は新大洲本田のだけど日本の部品も続々入れ替わっているそうで)、ついにと言うかあの「スーパーカブ」でさえ、製造が中国になってしまいました。
http://www.honda.co.jp/SUPERCUB/supercub110/spec/

それらはどうなんだよと思うかも知れないけど、中華製と言っても純正採用しているような物は別物ですね。
きちんと品質管理されててゴム類も耐久性がある(すぐひび割れしない)
金属もきちんと硬い金属が使われている
と、しっかりとした品質持っています(でも日本製からすると多少品質は劣るようだけど)
結局、中華製といってもきちんと品質を管理出来ているかいないかの違いなんですよね。

中華製で駄目なのは、大抵ヤフオクとか怪しい商社とかが買い付けて売られている物。
こういう物は品質管理なんかされてなく、見た目さえ良ければ良い訳で、売り逃げしてハイさよならと言う物です(不良出ても別の物と交換しちゃえと言う考え)

それに対して、きちんとしたメーカーが中華製の部品を使うのは、きちんとした品質規定があり品質が悪い物は納品させないと言うそうです。
ちなみにメーカーが採用している中華部品はヤフオクとかに流れている物よりもずっと高いそうですよ(とてもじゃないけどあんな値段じゃ出せないそうです)

中国の多くのメーカーが、ホンダとかの大手に降ろせるような品質の部品を作れない。なので低品質でも数をさばける様な所に多く流す。
でも中国の多くのメーカーの中でもトップの方のいくつかのメーカーは、きちんとした品質の物を作れる、と言う事でしょう。

という事で、今回の教訓。安いものにはそれなりの価値しかない。
ヤフオクとかで安い中華物とか買う時はそういうのを覚えておきましょうね。
Posted at 2012/03/13 13:17:17 | コメント(3) | トラックバック(0) | モンキー | クルマ

プロフィール

「@ヱボ改めデボ(退化) みんな後悔するパターンやね」
何シテル?   10/15 19:24
○∠\_ ぁぅ…
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

リンク・クリップ

ド素人が挑戦してみる。腐ったアルミパーツをピカピカにしてみた。まとめ。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/10/07 20:13:58
 
変なエンジンの紹介をまとめてみた。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/10/07 20:07:04
続 変なエンジンの紹介をまとめてみた。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/10/05 00:22:38
 

愛車一覧

三菱 ランサーエボリューションIX_MR 三菱 ランサーエボリューションIX_MR
最近3000回転以上回す事めったに無いし……(^^; このまま一生慣らし運転かも(ぉ
スズキ GSR400 スズキ GSR400
SUZUKIのバイクGSR400です。 400ccなのにヘビーウェイトな重いヤツ。 通勤 ...
スバル レガシィB4 スバル レガシィB4
父所有の車 父と外出する時は、大抵私が運転します。 ボディーがでかいけど、思ったよりも ...
ホンダ モンキー ホンダ モンキー
2代目モンキー 現1号機 初代は盗難にあってしまい、そのノーマルパーツ類と追加のパーツ ...

過去のブログ

2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation