モンキー趣味にしていると、色々と純正パーツが余ってゆくんですよ。
で、誰もが一度は思う事。これ、あと少しパーツ足せばもう1台組めるんじゃね?っと。
はい、こう思ったら廃人突入。実際には、足りないパーツをリストアップして幾らかかるか計算してみると結構かかると気づくんですけどねw
という事で、うちにも純正パーツ結構な数あるから、物置片付けついでに1台組んでみる事にしますw
うちの場合は、程度良い悪いにしろ以下のパーツがあります。
タイヤホイール、一式。
前後ブレーキ&ハブ一式
ガソリンタンク(錆、凹み有り)
フロントフォーク、ハンドル、スイッチグリップ、ライト、メーター、要はフロント回り一式
リアサスペンション、スイングアーム
50ccエンジン
シート
電装部品(CDI、コイル、レギュレーター、前後ウィンカー)
まぁこんな物でしょうか。
意外に揃っている方でしょうね。
他に必用となるのは
フレーム
テール周り
前後フェンダー、サイドカバー
メインハーネス
バッテリー&バッテリーホルダー
ボルト、ナット類
ミラー
と言う所でしょうか
せっかく作るんだから、ボルトナット類含めて純正品に統一、と言う感じにやってみましょう。
あ、写真取り忘れ多いんで(^^;
まずはタンクのリフレッシュ

使用するのはこのタンク。現1号機の昔に付けてたタンクですよ。
でも、これ元々凹み有り錆有りで手に入れたもので、パテ補修し塗装して使ってた訳ですが、今回きちんとリフレッシュしようという事で、補修、塗装する事にしましたわ。
補修内容としては、塗装全剥離、凹みをパテではなく半田で補修、タンク内外錆落し、塗装って感じです。
凹みをパテではなく半田で補修と言うのはパテによる後々のトラブルを防ぐ為。金属で補修するのでパテのように痩せる、割れる、剥がれる等厄介な事起きませんしね。
タンク内外錆落しは花咲Gを使いドブ漬けで錆落し。特に板と板の隙間とかの取りずらい錆もしっかり除去です。
それで下地を作ったらサーフェーサー塗って塗装です。
下地作りの写真は取り忘れ

サーフェーサー塗って面出しをきちんと

タンク裏側も以外に錆びやすい所なのでしっかりと
で、ついでにサイドカバーも某オクで廃棄寸前のを激安で購入して再塗装。
激安の理由が、汚らしい塗装されて表面ぐちゃぐちゃだったから、という事でシンナーで塗装剥がしていたら樹脂まで溶け出して大惨事wwww
本当に廃棄物にする所でしたわ(写真取り忘れ、と言うか本当に撮っている暇無かったw)

なんとか、塗装剥がして表面整えて(樹脂溶けた部分w)サーフェーサー塗って復活

という事で塗装完了です。
色は前にも使った、自分のエボのガンメタ色。塗料たっぷり余っているザンス

サイドカバーも同色で塗装
廃棄物が立派な物に復活しましたわ(あ、廃棄物って言っちゃったw)
さてさて、お次にホイールでも綺麗にしますか。
モンキーのホイールはスチールの割りホイル(2枚をボルトで止めた物)
構造上、2枚の間の隙間に水が入り錆びちゃうんですよ。タイヤ交換時にここが錆びてがっちり固着、2枚剥がれないなんて物もあります。

という事で錆取り&防錆です。
左=びふぉー、右=あふたー
なんという事でしょうw
錆をスクレパーやワイヤーブラシでゴリゴリ落とした後、錆チェンジャーを塗って黒錆に変換です。
これで、この部分からの錆の発生はかなり抑えられます。
錆チェンジャー、昔から愛用しているけど本当にお勧めですよ。錆びた所に使うのは当然として、錆発生しそうな所や鉄抜き出しになっちゃった所に予め塗っておけば錆発生防げます。
で、ホイールの表面の方も元の塗装がそこそこやれて来ていたので塗っちゃいましょう。

元は安っぽい銀色だったので、イメージチェンジで黒に塗装です。ついでにブレーキパネルとハブも塗装で足元真っ黒にしちゃいましょう。
タイヤも、元のがまだ少し山有りで使えそうだったけど、かなり古いので交換しちゃいましょう。

台湾の奴w
これ、1本1600円、2本で3200円ですよ。今、新車で買ってもこの手のアジアンな奴が付いてくるようですし、元々ブロックタイヤのグリップ無い奴なんでこんなので十分かと。古い奴使いまわすよりか遥かに良いです。

きちんと丸いですし(マテ
チューブは元の奴を掃除してみたら、空気抜けも無く以外に劣化少なくまだまだ使えそうだったので使いまわし。
さて、今回一番のメイン
フレームだえ

新品フレームですわ。
6Vモンキーのフレーム番号を移して打刻された12Vフレーム
フレーム番号の打刻はもちろんホンダできちんとやってもらってますよ。
ネットの某所で番号入り新品フレーム欲しいと呟いたら譲ってくれる人が居ました。
しかも新品フレーム代+α程度のお買い得値段で。
普通だったら、フレーム番号権利代(どんな状態でも良いから元フレームの打刻されている首部分)+ 新品フレーム代(元フレームの打刻部分持っていってホンダにこの番号でクレとせがむのよ)
と結構値段か買っちゃうんですよ(フレーム番号権利代で1~2万位はする)
本当は12Vフレーム番号が良いんですけど、12Vのフレーム番号は更に高いのよ……
リアスイングアームは、新車外しの極上品をおまけでくれましたわ。本当に感謝(&ノーマルスイングアームがまた増えたw)

その他パーツも続々と集まりました。
メインハーネスはジェネレーター部分のコネクタ飛ばした奴が、これまたジャンク品としてあったので安く購入&コネクター部分修正。
フェンダー類はホンダにパーツ注文
リア周りも某オクでそこそこ安く購入(モンキーとかのパーツは純正だろうと結構つり上がるんだよね。しかも程度ボロボロな奴が、新品パーツ買える値段で出てたりとか……もうね)
という事で組立です。

車体を組む作業は各パーツをリフレッシュして綺麗にするよりも遥かに楽です。
某パンツァーなプラモ組むよりも遥かに楽でしょうw

ただ、組むからにはしっかりとグリスを塗って。基本です。そう、基本を守るだけ。
最近は新車でもろくにグリス塗られてないと言うのが多いようで(アジアン製造逆輸入バイクとかにも多いみたい)

ステムにもたっぷりグリス。この部分は特に重要です。

形になってきましたよ。
しかし、この姿、ペダルを付ければ幼児用の小さいチャリにそっくりw
ハンドル回り、モンキーといいながら実はゴリラのハンドルです。モンキーのは折りたたみハンドルなんですね。折りたたみも良いかなと思ったけどゴリラのハンドル周りしかなかった物で……そういや、長い事モンキー弄ってたけど、モンキーの折りたたみハンドルって1度も使ったこと無いなぁ……w

テール回りを付けます。

ライトケース内にはメインハーネスのコネクターが一杯。
余談ですが、このハーネスにもギボシ端子が何個も使われています。
電装品追加するのが楽じゃん、っと市販のギボシを使って接続すると……えらい硬い手ごたえの後、ガバガバに広がったメスギボシ誕生っと。
じつは、普通のギボシ端子に見えても、ホンダで使っているのは僅かに小さいサイズのギボシ端子なんですね(見た目同じ位に見えるので厄介)
ホンダ車にギボシ使う時は、ホンダサイズのギボシ端子使いましょうね(バイク用品店で売ってます)
あと少しですよ。

エンブレムを貼り付けです。
しかし、このエンブレム、1つ3500円もするんですよ。両側で7000円!
1,2年前だったら1つ2500円だったんだけど1000円も一気に値上。パーツ類が高くなってますヨ(殆どのパーツ1~5割位値上されてます)
でも、立派に見えるようにこのエンブレムです。これLimited用ので、通常のだとただのシールなんで(もちろん安い)

サイドカバーにもステッカー貼ります。こちらも5割近く値上されていますがまぁ元値そんなに高くないんで値上後もそこそこの値段です。
しかし、パーツカタログだけ見て注文したんだけど、塗った色にピッタリのデザインで良かった。メタルっぽいヘアライン柄のステッカーですよ。

という事でひとまず完成
本当はエンジンも載ってたんだけど写真取り忘れ……写真は後日取り直し(しかも夜なんで…)
エンジン下ろした写真でごめんなさい。
今はエンジン下ろしてジャンクのクランクケース(クラック入り)で自立させていますが。
車両に関しては、ボルト、ナットの1本まで、ほぼホンダ純正。唯一メインキー類だけがアジアンパーツでしょうか(でも、使った感じ品質良いのよ)
弄った車両も良いですが、こういうノーマルに拘った車両も良いもんです。メーカーが考えつくして作り上げた車両。一つの美しい形ですね。
かかった金額は、まぁ2桁は行ってない、と言う所でしょうか。
今のモンキーのお値段が30万近いという事実を考えると、フルレストアに近い新品パーツ大量に使った車両がその何分の一かで入手できたからお安く出来たと考えるべきでしょうかね。
しかし、新車のモンキーもお高くなりましたなぁ。Z50Jの初代(今の形の初代ね)は7万9千円!
私が初めて買った時は20万前後だったけど、今や30万近く……
今のはインジェクションだったり触媒付いてたりと高くなるのは仕方ないんでしょうが、バイク売れないと言うのも判る気がします。あ、モンキー弄る場合は昔のキャブ車の方が良いですしねw
……何故、エンジン下ろしたかって?それはね……
続く